ドラッグストア・薬局・薬事関連ニュースまとめ(2018年12月1日~15日)
こんにちは、登録販売者転職のアポプラス登販ナビライターチームです。
<一般用医薬品(OTC)>
●鼻噴霧ステロイドのフルニソリドが要指導に
厚生労働省は2018年10月30日、季節性アレルギー治療薬で鼻噴霧ステロイドのフルニソリドを、要指導医薬品に指定すると告示した。製品名は「ロートアルガードクリアノーズ 季節性アレルギー専用」。
https://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/di/trend/201811/558505.html
●【安全対策調査会】「トリメブチン」第1類へ‐要指導薬1成分が移行
薬事・食品衛生審議会医薬品等安全対策部会の安全対策調査会は5日、田辺三菱製薬の過敏性腸症候群改善薬「トリメブチンマレイン酸塩」(製品名:セレキノンS)について、要指導医薬品から一般用医薬品の第1類医薬品に移行して販売しても差し支えないと結論づけ、リスク区分を引き下げることを了承した。
https://www.yakuji.co.jp/entry68440.html
●2018年10月度一般用医薬品(OTC)市場 薬効別ランキング
乾燥による皮膚用薬や風邪対策商品が好調 過去4年の10月で最も高い販売金額を記録
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000427.000001551.html
<注目の新商品>
●1年で売上約5倍!メイクで隠せない目元の白いポツポツはセルフケアできる!
目元にできる白いポツポツ。これは、古い角質が蓄積することによってでき、古い角質内に皮脂が溜まり、白く柔らかいことが特徴です。病院などで針やメスにより圧出して取るケア方法が主流となっていますが、『つぶぽろん 目元温和漢』は簡単に自宅でケアできるアイテムとしてじわじわと人気を博していました。
<ドラッグストア・薬局業界>
●小売業販売10月は3.5%増、ガソリン・自動車・ドラッグストア好調
経済産業省が29日公表した10月の商業動態統計速報によると、小売業販売額は前年同月比3.5%増の11兆9280億円となり、12カ月連続で増加した。ロイターが集計した民間エコノミスト予想2.6%を大幅に上回った。
http://www.asahi.com/business/reuters/CRBKCN1NY00I.html
●ドラッグストア/10月の売上高は6.6%増の5377億円(経産省調べ)
経済産業省が発表した商業動態統計速報によると、2018年10月のドラッグストアの売上高は5377億円(前年同期比6.6%増)だった。店舗数は1万5649店(5.1%増)。
https://www.ryutsuu.biz/sales/k120347.html
●アインHDが18%減益 5~10月期
調剤薬局を展開するアインホールディングスが4日発表した2018年5~10月期の連結決算は純利益が前年同期比18%減の36億円だった。調剤薬局とドラッグストアを積極出店したものの、診療報酬改定で薬価・調剤報酬が引き下げられ減益となった。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO3852853004122018DTA000/
●給料を欲しい時に受け取れる「Payme」、サッポロドラッグストアーが導入
サッポロドラッグストアー(本社・札幌市北区)は、全従業員と一部のグループ企業を対象に、12月3日から「Payme」による給料即日払いサービスを導入した。
https://hre-net.com/keizai/ryutu/34542/
<その他関連情報>
●遠隔服薬指導時代に求められる薬剤師とは
対面が義務付けられていた医師の診察や薬剤師の服薬指導、医薬品の販売が、"インターネット越し"でも可能になりそうです。
https://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/di/column/hazama/201812/558873.html
●妊活"男女ギャップ解消"に企業がタッグ ドラッグストアにも変化
WHO(世界保健機関)の報告では、不妊の原因のおよそ半数は男性にあるというが、妊活の初期段階では、女性が1人で取り組むケースが多く、心や体の悩みを1人で抱えがちに。
https://www.fnn.jp/posts/00406119CX
<総評>
12月1日~15日配信分で注目したい記事はこの2つです。
●鼻噴霧ステロイドのフルニソリドが要指導に
ドラッグストアのOTC医薬品を牽引している商材に、花粉症関連の薬があります。厚生労働省は鼻噴霧ステロイドのフルニソリドを、要指導医薬品に指定すると告示しました。フルニソリドは季節性アレルギーの治療薬であり、「ロートアルガード」シリーズの製品として店頭に並ぶ予定です。花粉症の点鼻薬はステロイドが主流ですが、鼻噴霧タイプのお薬は特に鼻づまりの症状がひどいときに使用するため、用法・用量を超えた使用をしてしまう患者さんもいます。丁寧な指導を心掛けたいものです。
●1年で売上約5倍!メイクで隠せない目元の白いポツポツはセルフケアできる!
ドラッグストアで爆発的に売上を伸ばせる商品には、着眼点がおもしろい物もあります。「目元にある白いポツポツ」という、名前すらついていない小さな肌トラブルに気付き開発されたのが「つぶぽろん 目元温和漢」です。
年間出荷個数のグラフを見ると、8月から9月にかけて売上が急増しており、肌に日焼けなどで紫外線ダメージを受けた後のケアアイテムとして重宝されているようです。目元はデリケートな部分であるため、和漢のイメージを使った自然派の印象を与えるパッケージも人気の秘密かもしれません。
※この記事内の情報は、すべて掲載時点のものです。
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