ドラッグストア・薬局・薬事関連ニュースまとめ(2019年9月16日~30日)
こんにちは、登録販売者転職のアポプラス登販ナビライターチームです。
<一般用医薬品(OTC)>
●市販薬で肝障害 「単剤」なら原因特定できるが、「合剤」だと......
今回は、市販薬に含まれる有効成分の「数」について取り上げます。なお、コラムの最後に、市販薬データ集『クスリ早見帖2019年版』を全国の薬局に無償で届けるためのクラウドファンディングのご案内をさせていただきました。ぜひとも、最後までお読みください。
https://yomidr.yomiuri.co.jp/article/20190829-OYTET50009/
●せき止め乱用、10代で急増 厚労省の薬物依存調査
2018年に薬物依存などで全国の精神科で治療を受けた10代患者の4割以上が、せき止め薬や風邪薬などの市販薬を乱用していたことが厚生労働省研究班の実態調査で分かった。14年の調査では1人もおらず、近年急増していることを示した。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO49853540V10C19A9CR8000/
<ドラッグストア・薬局業界>
●過熱する睡眠ビジネス 機能性表示で"質の向上" 「睡眠負債」解消へ各社名乗り
睡眠ビジネスが活気づいている。アロマや入浴剤、医薬品、お昼寝カフェなどカテゴリーは多岐にわたるが、中でもサプリメントが注目され、機能性表示食品に認定された商品も多く出回っている。販売チャネルは通販が多いが、ドラッグストアでも存在感を保っている。働き方改革が浸透する中で、残業など業務の改善だけでなく、休息のあり方に目が向けられている。
●乱用の恐れある薬、使用目的聞かず...薬局の半数
乱用の恐れがある薬を複数購入しようとした客に対し、使用目的の確認などをせずに販売していた薬局やドラッグストアが48・0%に上ることが、厚生労働省による2018年度の調査でわかった。不適切な販売事業者の割合は17年度の前回調査(38・8%)よりも増えており、厚労省は販売を許可する都道府県に対し、監視や指導を強化するよう求める通知を出した。
https://www.yomiuri.co.jp/national/20190921-OYT1T50175/
●市販薬もドローンで=米で試験配送
【シリコンバレー時事】米IT大手アルファベット傘下の小型無人機(ドローン)企業ウイングは19日、東部バージニア州クリスチャンズバーグの住民を対象に、試験配送を来月始めると発表した。ドラッグストア大手ウォルグリーン・ブーツ・アライアンスと組んで市販薬や食料品を店舗から購入者の自宅に届ける。
https://www.jiji.com/jc/article?k=2019092000397&g=int
<その他関連情報>
●製薬業界のガリバー 武田薬品工業とアステラス製薬を比較
薬価改定などもあって売り上げは伸びても儲け幅は少なくなっています。今回の損得は、製薬業界のガリバー、シェア1位と2位の「武田薬品工業」と「アステラス製薬」の社員待遇を比較してみます。
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/261618
●騒音、生活習慣病避けて 難聴 加齢以外にも要因
6月4日の本紙生活面で取り上げた加齢性難聴。老化現象の一種で、誰にでも起こり得るが、加齢以外にも要因があり、最も大きいのが騒音。発症や進行を遅らせるため、年齢にかかわらず、耳にやさしい生活を心掛けることが大切だ。
https://www.tokyo-np.co.jp/article/living/life/201909/CK2019091002000172.html
●秋の気管支ぜん息 発作の原因はハウスダストのことも
気管支ぜん息は、気管支が何らかの刺激で収縮し、空気が通る気道が細くなって呼吸困難を起こす病気です。ぜん息の発作は夏や冬は少なく、秋や春といった季節の変わり目に多いことが知られていますが、ストレスを軽減するだけで改善できるといいます。
https://weathernews.jp/s/topics/201909/120335/
●味覚の秋はアレルギー注意 花粉症の人、果物で症状も
秋は果物がおいしい季節。ところが果物で口腔(こうくう)にアレルギー症状を起こす場合がある。実は花粉症患者に多い症状で、アレルギーを起こす花粉と果物には密接な関連がある。前もって把握しておき予防したい。
https://gooday.nikkei.co.jp/atcl/report/15/030900003/090500241/
<総評>
9月16日~30日配信分で注目したい記事はこの2つです。
●騒音、生活習慣病避けて 難聴 加齢以外にも要因
老化現象の一種である難聴ですが、発症には加齢以外にもさまざまな要因があり、中でも大きいのが騒音です。長時間大きな音を聞き続けていると、耳の中の音を感じる細胞がダメージを受け、音を感じられなくなってしまいます。
大きな音のする工場や工事現場で働いている人はもちろん、クラブやスポーツイベントなどで大音量にさらされたり、イヤホンやヘッドホンで長時間音楽を聴いたりする行為も、難聴になるリスクは高いです。若者であっても注意が必要でしょう。
●乱用の恐れある薬、使用目的聞かず...薬局の半数
市販薬の中にも依存性がある物質が含まれていて、乱用することで薬物依存症に陥る危険性があります。薬物依存を防ぐため、医薬品医療機器法(薬機法)では、該当の市販薬を複数購入しようとする人に対し、薬剤師や登録販売者が使用目的を確認しなければならないと義務付けています。
市販薬は、同じ銘柄を常備しておきたい人も多く、複数購入する人もいるでしょう。「いつものこと」と見過ごしてしまわず、監視や指導を徹底するようにしたいものです。
※この記事内の情報は、すべて掲載時点のものです。
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