ドラッグストア・薬局・薬事関連ニュースまとめ(2019年9月1日~15日)
こんにちは、登録販売者転職のアポプラス登販ナビライターチームです。
<注目の新商品>
●コーセー、シワ改善の薬用化粧水と乳液
コーセーはエイジングケアブランド「ルシェリ」からシワを改善する薬用化粧水と薬用乳液を10月16日に発売する。シワ改善に効果のある有効成分「リンクルナイアシン」を毎日のスキンケアに使う化粧水と乳液に配合した。肌の表皮と真皮の両方に働きかけ、様々なシワに対応する。ルシェリの主なターゲットである40代に加え、20~60代の幅広い層の購入を見込む。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO48721470Z10C19A8000000/
<ドラッグストア・薬局業界>
●花粉症、処方薬と市販薬「患者負担に大差なし」
薬は医療機関を受診して入手した方が安い――。こんな「定説」を覆す分析を健康保険組合連合会(健保連)が23日、発表した。花粉症では市販薬をドラッグストアなどで購入した場合と医療機関で類似薬を処方してもらう場合の患者負担にほとんど差がなかった。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO48903270T20C19A8EA4000/
●ドラッグストア業界「大再編」へ...! コンビニが戦慄するその中身
これまで各社の独自色が強かったドラッグストア業界に、経営統合で規模拡大を目指す動きが出てきた。コンビニと比較すると市場規模はまだ小さいが、再編の結果次第では、コンビニを脅かす業態に成長する可能性もある。
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/66654
●食品の粗利率はコンビニの半分以下 ドラッグストアのもうけの秘密
食品がとにかく安い! コンビニエンスストアやスーパーがうらやむドラッグストアの"客寄せ"手法を可能にするのが、医薬品や化粧品の高い粗利率と、ローコストオペレーションだ。コンビニがまねできないドラッグストアのもうけの秘密はどこにあるのか。
https://diamond.jp/articles/-/212916
●火付け役は楽天社長 ドラッグストア大再編"急展開"のウラ
大手ドラッグストアのココカラファインを巡って、マツモトキヨシホールディングスとスギホールディングスが争ったさや当て合戦は、マツモトキヨシに軍配が上がった。
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/money/261093
●ドラッグストアのインバウンド消費/7月はパック8品がトップ30入り
True Dataは8月30日、全国ドラッグストアのPOSデータによる2019年7月のインバウンド消費動向調査を発表した。
https://www.ryutsuu.biz/sales/l083023.html
<行政情報>
●湿布など自己負担増検討 厚労省 軽症者向け医療費抑制
厚生労働省は二十六日、同じような効果の市販薬で代替できる軽症者向けの湿布やビタミン剤、皮膚保湿剤などのうちの一部を、公的医療保険の対象外としたり、自己負担を増やしたりする方向で検討に入った。病院を受診すれば一~三割の自己負担で済み、市販薬を買うより安くなることが多い。過剰な受診につながり医療保険財政を圧迫しているとの指摘もあり、医療費抑制につなげる。
https://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/list/201908/CK2019082702000273.html
<その他関連情報>
●【食と健康 ホントの話】カフェイン依存...市販薬乱用の危険な実態! 咳止めや鎮痛薬にも
カフェイン含有量が多く、甘くて飲みやすいエナジードリンク。前回は、これが入り口となり、眠気防止薬として市販されているカフェインの錠剤の乱用につながる可能性が極めて高いという話をした。今回は、カフェインの依存性について、あるいは、どんな人がカフェインに頼りやすいのかを説明したい。
https://www.zakzak.co.jp/lif/news/190826/hea1908260002-n1.html
●災害時の食物アレルギー対策、何を準備しておくといい?
9月1日は「防災の日」。日本でアレルギー疾患を持つ患者さんが増加傾向にある今、災害時の食物アレルギーによるアナフィラキシーに対して正しい理解と対処法を知っておくことも防災対策の1つとして注目されています。アナフィラキシーとはどんな症状か、皆さんわかりますか?
https://www.qlife.jp/square/healthcare/story65249.html
●NTTデータ/レジ無しで商品購入「デジタル店舗」出店サービス提供
NTTデータは9月2日、レジ支払いをせずに、決済手段を指定したQRコードで認証入店することで、手に取った商品をそのまま持ち帰ることのできるレジ無しデジタル店舗出店サービスの提供を開始した。
https://www.ryutsuu.biz/it/l090351.html
<総評>
9月1日~15日配信分で注目したい記事はこの2つです。
●湿布など自己負担増検討 厚労省 軽症者向け医療費抑制
厚生労働省は、軽症者向けの湿布やビタミン剤、皮膚保湿剤などの一部を、公的医療保険の対象外とするか、自己負担割合を増やしたりする方向で検討を始めています。高齢者の増加や、日本人1人あたりの外来医療費の増加など、さまざまな要因から、日本の医療費は増加を続けています。医療保険制度を維持するためには医療費の抑制が必要ですが、患者の負担は大きくなるでしょう。
もしも、身近な薬剤が病院で処方されなくなれば、医療機関を受診せずに、薬剤を求めて薬局に訪れる人が増える可能性も高くなります。薬剤師にとっては、よりきめ細かな接客が求められるようになるでしょう。
●ドラッグストア業界「大再編」へ...! コンビニが戦慄するその中身
これまでは、各社ばらばらのビジネスモデルで展開していたドラッグストア業界で、統合や連携など、規模拡大の動きが出てきています。
最近のドラッグストアは、医薬品以外の食料品や雑貨も、スーパーやコンビニと遜色ない品揃えとなってきました。今や、コンビニの最大のライバルは、ドラッグストアや調剤薬局だとする声もあります。しかし、ドラッグストアや調剤薬局は、フランチャイズではなく直営店が多いこと、処方箋での薬の販売を行うことなどから、コンビニより出店や退店に制約があるといえるでしょう。
業界の再編が進むと見られる中で、ドラッグストアとコンビニがどのような戦略を打ち出していくのか、今後の動きが気になります。
※この記事内の情報は、すべて掲載時点のものです。
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