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登録販売者のぶっちゃけ話!仕事中に感じたきついこと・やりがいをご紹介

登録販売者のぶっちゃけ話!仕事中に感じたきついこと・やりがいをご紹介

こんにちは、登録販売者転職のアポプラス登販ナビライターチームです。

医薬品の販売に欠かせない存在として知られる登録販売者。資格を取得したことで、あるいはパートやアルバイトの登録販売者としてすでに働くうちに、正社員へのステップアップに興味が出てきた方も多いのではないでしょうか。しかし、「正社員へのステップアップに興味があります!」と伝えて詳しい話を聞こうにも、そうしたチャンスはそうそうないですよね。また、他の企業・店舗で働く登録販売者の話を聞ける機会もなかなかないでしょう。

そこで今回は、正社員として働く登録販売者3名にお集まりいただき、仕事内容や日々感じているやりがいなど、なかなか聞くことができないぶっちゃけ話をしていただきました。

目次


今回ご参加いただいたみなさま

【今回ご参加いただいたみなさま】

藤原さん(仮名)
藤原さん(仮名)
(ドラッグストア勤務)
全国規模で展開しているドラッグストアで店長として活躍中。
小野さん(仮名)
小野さん(仮名)
(ドラッグストア勤務)
大手量販店から転職、現在は地域密着型ドラッグストアで店長として勤務中。
大友さん(仮名)
大友さん(仮名)
(ドラッグストア勤務)
2022年5月に転職を成功させたばかり。

登録販売者のココがきつい!ポイントは人によりけり?

藤原さん

ネット上には「登録販売者はぶっちゃけ、きつい」という意見があるのですが、これに関してどのように思いますか?

藤原さん

藤原さん


体力面できついと感じることがあります。勤務時間が限られているなかで、やるべきことがたくさんあって、「いかに業務を回すか」を考えながら仕事をするので、常に時間に追われています。お二人はいかがですか?
小野さん

小野さん


藤原さんがおっしゃるような体力面はもちろんですが、登録販売者として働くのがきついというよりも、トータルできついというのはありますね。品出しやレジ対応も大切な業務だし、事務作業も毎日あります。「登録販売者だからお薬を売るだけでいい」という状態ではないです。
大友さん

大友さん


なるほど。登録販売者の仕事がきついかと聞かれると、私はちょっと違うかも。きつさというより、むしろ心労に近いかな。

登録販売者にはお薬を販売するための接客も求められるから、接客中は「お客さまのお困りごとに合ったお薬をご提案する」という責任があります。接客後はその方の症状が軽快するかが気がかりですので、この一連の流れに対して心労です。

辛いと感じるポイントはみなさんそれぞれですね。年収・労働時間・福利厚生・将来性などの観点からご意見をお聞かせいただけますか?

小野さん

小野さん


労働時間については、私が勤務している企業は残業ゼロを目標にしているので、よほどのことがない限り1日8時間勤務です。転職前の職場でも登録販売者として勤務していましたが、同じ登録販売者でも勤務時間帯と残業時間、任される仕事量の程度は現職とは異なりました。企業の方針によって働き方は大きく変わるということがわかったのも、転職したからですね

年収ですが、小売業ですからある程度で頭打ちというのが正直な感想です。年収アップを目指すなら、店長職やエリアマネージャーなどの管理職、商品の仕入れに携わるなどの選択肢も視野に入れてもいいのではないでしょうか。

福利厚生に関しては、一般企業とほぼ変わらないかな。
大友さん

大友さん


前職と現職ともに福利厚生は充実しています。特に今の会社は、入社時に福利厚生の説明を受けたけれど、その場では覚えきれなくて...。とにかくすごく手厚い!

年収に関しては、登録販売者の資格を有しているからといって、年収が飛び抜けて高くなることはありません。一般的な年収と同水準か、やや下がる程度。いずれにしても登録販売者の資格があると就職や転職に有利なので、悩んだら取得しておくほうがいいですよ
藤原さん

藤原さん


年収に対する考え方は、他のお二人とほぼ同じです。強いて言うなら、勤務地によって多少変化することがあるかな

さっき小野さんが「労働時間は企業の方針によって変化する」と話されていましたが、これも同感です。特に最近は大手企業を中心に労働時間の管理が進んでいることも聞いていますし、私自身、転職したことで以前の職場では当たり前だった毎月60~70時間の残業がなくなりましたからね。

登録販売者がやりがいを感じる瞬間はお客さまからの◯◯◯◯◯

それでも登録販売者というお仕事を続けているということは、このお仕事に魅力を感じているからだと思います。みなさまが感じている登録販売者という仕事のやりがいを教えてください。

藤原さん

藤原さん


日々店舗に立って接客するので、ご紹介したお薬に対するお客さまのリアクションを感謝やご要望などのお言葉と一緒にダイレクトに受け止めることができるのは、登録販売者という職業ならではのやりがいです。
小野さん

小野さん


すごくわかります。何かしらのレスポンスをいただけたときって、この仕事をしていてよかった瞬間ですよね。「他の選択肢はないの?」「もうちょっとこうしてほしい」といったご意見も勉強になります。後日、体調が良くなったとお伝えいただけるのも、もちろん嬉しいです。
大友さん

大友さん


それはもう、お客さまに喜んでいただけたときですね。お薬をご提案したことでお客さまが感じている不調などの解消に役立てたこともそうですし、接客や提案した内容を褒めていただけると、この仕事をしていてよかったなと

常連のお客さまを接客する機会も多いので「ちょっと薬のことで相談させて」と声をかけていただけること、「この前紹介してもらった薬よかったよ」と感想をいただけるとお役に立ててよかったと感じますね。

登録販売者の業務はコミュニケーション能力がカギになる

大友さん

先ほど業務について軽く触れていただきましたが、その業務を円滑にこなすために必要な能力は何だと思いますか? 接客・数値管理・従業員とのコミュニケーション・リスクマネジメントなどの観点からお聞かせください。

大友さん

大友さん


情報共有とコミュニケーション能力です。お薬は使い方を誤ると予期せぬ事態を招くこともあり、たとえば依存性の高い医薬品を短期間で複数回購入するお客さまに気づいたら、そのお客さまが時間帯をずらして再来店された際にも対応できるよう、店舗スタッフや他の登録販売者にも積極的に情報共有します。

あとは柔軟性。特に小規模の店舗ではイレギュラー対応に手を取られて日常業務にしわ寄せが来た結果残業ということもありますので、柔軟性は重要です。
藤原さん

藤原さん


たしかにコミュニケーション能力はとても大切ですね。おしゃべり好きが活躍できる職場なので、お客さまとコミュニケーションを取れること、要望をヒアリングし提案としてお応えすることが大切です。

新しい商品を常に取り扱うので、向上心があることも仕事を続けていくうえで必要ですね
小野さん

小野さん


数値管理の観点で考えたら、世間の流行に敏感になることかな。SNSや口コミサイトをチェックしていると、コスメやスキンケア関連の流行とそのときバズっているアイテムを把握しやすいですね。

コミュニケーションに関連しては、店舗スタッフの意見を引き出す能力と関係構築力も必要です。特に要望や不満のようにマイナス寄りのものは、いかに溜め込ませないかが重要だと経験しています。

他店舗への偵察も?登録販売者の情報収集方法は多岐にわたる

先ほど挙げていただいた能力を身につけるためには情報収集が不可欠だと思います。みなさまが普段おこなっている情報収集方法をお教えください。

大友さん

大友さん


スタッフや登録販売者と売れ筋に関する情報共有をよくします。現場の声以外では、業者さんからの新製品の説明です。新製品の概要と特徴を直接説明してもらえるので、「うちの店舗でも入れてみようかな」と前向きに検討することもありますね。

近隣のライバル店の様子を見に行くこともあります。アイテムの配置やレイアウト、POPもチェックして、「うちの店舗をもうちょっとよく見せるにはどうしたらいいかな」とよくヒントにしています。
小野さん

小野さん


現場の声は参考になりますよね。さきほどSNSなどネット上での情報収集をしていると答えましたが、実は私も同じでパートやアルバイトなど店舗スタッフのリアルな声も参考にしています。

あとはTVCMを見てご来店するお客さまもいらっしゃいますので、特に有名人をイメージキャラクターに起用しているアイテムは意識的にチェックしています。
藤原さん

藤原さん


私の場合は、お客さまの動向を見ています。特に人気のアイテムは在庫の有無をご質問いただく機会も多いので、日常業務の中で把握できることも多いですよね。

他店舗への偵察は私も行きますよ!特に入り口付近は、その店舗が何に力を入れているのかすぐにわかるエリアなので必ず確認するようにしています。

登録販売者としての働き方で悩んだら転職活動すべき!経験者の意見

小野さん

正直、個人の努力で業務量・職場をガラッと変えることはかなり困難だと思います。ネット上では「そんな時は転職(職場のチェンジ)だ!」という意見がありますが、どのように思われますか?

小野さん

小野さん


毎日モヤモヤしながら働くよりは、思い切って転職したほうがいいです。というのも私が転職したいと考えたのは、以前の職場で働いている意義を感じられず、もっと自分を必要としてくれる場所で活躍したいと思ったからです。
藤原さん

藤原さん


私も転職に賛成です。ただし転職を前向きに検討するなら、闇雲に選ぶのではなく、社風をしっかり調べて自分との相性で判断したほうがいいですね。同じような業務内容でも、コスト意識を大切にして安定した利益を追求する企業と、特にお薬の販売に注力している企業では、求める人材も異なりますから。
大友さん

大友さん


同感です。今おかれている環境に対し少しでも疑問に思うことがあるなら、転職を選択肢に入れるのもアリですよね。会社や上層部の方針などは自分自身ではどうすることもできない部分で引っかかりを感じているならなおさらです。

登録販売者として働きつつ転職活動を進めるなら転職エージェントに相談しよう

みなさまは転職をする際、何を重要視・意識していましたか? その転職エージェントを選んだ理由・転職先の選び方や求人票の見方・転職時に実際におこなった行動・面接時での受け答え方・転職するまでにかかった時間などをお聞かせください。

大友さん

大友さん


実は、前職の同僚が「アポプラス登販ナビ」を使って転職を成功させていました。とても親身に相談にのってもらえたというお墨付きをもらえていたので自分も登録しました。

面談時、転職先に求める要素として給与面の待遇と社風を大切にしていることを担当エージェントの方に伝えたところ、私の方向性とマッチしそうな社風の企業を複数紹介してもらえたので、特に気になった企業との面談をセッティングしてもらいました。転職活動を開始して1カ月で転職先が決定。こんなに早く決まると思っていなかったので、正直かなり驚きました。
藤原さん

藤原さん


それは早いですね。私の場合、転職活動は約2カ月かけて行いました。同じく担当エージェントの方と面談をして複数の案件を紹介してもらい、人事担当者と面談しました。

社風を特に意識して転職希望先を選びましたね。求人票は何件か見ましたが、そこから得られる情報にはやはり限度があったかな。

人事担当者との面談はオンラインで実施しまして、特に社風の部分についてどのような回答をもらえるかを意識して面談しました。色々とお話を聞き、自分の要望とマッチしていて働きやすそうと感じた企業に転職できて、満足しています。

やりがい溢れる正社員の登録販売者に転職しよう

登録販売者として働くことのつらさ、やりがい、仕事に欠かせない能力など、現役の登録販売者3名それぞれが感じていることを伺うことができました。

限られた時間のなかで円滑に業務が回るよう工夫し、いい店舗を盛り上げるため情報収集やコミュニケーションを大事にするなかで、お客さまからのリアクションや感謝の言葉をいただけたときの喜びはひとしおのようです。

今回の座談会では、「今の働き方に満足していないなら思い切って転職するのもアリ」という意見も出ました。みなさまも今の働き方に思う部分がありましたら、これからのキャリア形成を見直してみるのはいかがでしょうか。

 
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