登録販売者のコールセンターの仕事内容は?特徴を解説
登録販売者のコールセンターの仕事内容は?特徴を解説
こんにちは、登録販売者転職のアポプラス登販ナビライターチームです。
登録販売者は、お客さまの薬に関するお悩み解決をサポートできることから、セルフメディケーションが進む昨今、注目を集めています。ドラッグストアや薬局など、小売店で働くイメージが強い仕事でしょう。
しかし、登録販売者の仕事は店舗だけでなく、コールセンターでの勤務やオフィスワークも見られます。そのため、ある程度現場で力をつけた方はデスクワークへの挑戦もおすすめです。今回は登録販売者の仕事について、店舗以外の選択肢の中でもコールセンター業務にしぼって詳しく紹介します。ご自身の新しいキャリア発見にお役立てください。
目次
- ・登録販売者の仕事は店舗だけではない!2つの選択肢を紹介
- ・登録販売者がコールセンターで働くメリット
- ・登録販売者がコールセンターで働くデメリット
- ・登録販売者がコールセンター業務で求められるスキルは5つ
- ・まとめ|登録販売者のコールセンター業務をチェックしよう
登録販売者の仕事は店舗だけではない!2つの選択肢を紹介
ここでは、登録販売者が店舗以外で働く2つの選択肢を紹介します。登録販売者は各ドラッグストアの店舗でお客さまの相談にのる他に、オフィスワークやコールセンター業務の選択肢もあります。
オフィスワーク全般
登録販売者において、オフィスワーク全般とは店舗を離れ本社で働くことを指します。たとえば、一定期間店舗で経験を積み、店長を任された後、本社勤務になることがあるでしょう。本社勤務では人事や経理、総務等のオフィスワークを担当します。働き方はまったく異なるものの、現場での経験を活かしながら新たな仕事に挑戦することができます。
コールセンター業務
登録販売者の仕事はドラッグストア以外の場所でも見つかります。とくに、近年はコールセンターでの求人が増加傾向にあります。
その理由としては、OTC(一般用医薬品)においてもオンライン販売が可能になったことが挙げられます。2014年に薬事法が改正され、OTC(一般用医薬品)もネットで購入できるようになりました。そのため、オンライン販売の中でお客さまが抱える悩みを解決するために、登録販売者がコールセンター業務で活躍しています。
また、各薬品メーカーが問い合わせ対応担当者に登録販売者を採用するケースも見られます。「お客さまの薬に関する困りごとを解決する」という目的自体は変わらないものの、登録販売者の働き方、活躍できる場所の幅が広がっているといえるでしょう。
登録販売者がコールセンターで働くメリット
登録販売者のコールセンター勤務の需要が高まる中で、これから挑戦したいと考える方もいるでしょう。ここでは、登録販売者がコールセンターで働く中で享受できるメリットを3つ紹介します。
転勤がない
コールセンター勤務の場合は、本社もしくは特定の場所で勤務するケースが多いでしょう。そのため転勤の可能性がありません。一度配属されると同じ場所で勤務し続けるため、転勤したくない方におすすめです。
登録販売者の場合、店舗数が多いと、居住地の都道府県だけでなく県外での勤務も発生します。家庭を持っている場合は転勤がないコールセンター業務がよいでしょう。
立ち仕事でなくなる
コールセンター業務は基本的に座った状態で仕事をします。デスクでお客さまからの電話に対応するため、立ち仕事がありません。店舗の場合ほとんどの時間を立った状態で過ごすため、疲労を感じたり腰痛に悩まされたりする方もいるでしょう。登録販売者として働く中で体力に自信がない方に、コールセンター業務はおすすめです。
対面での接客がない
コールセンター業務は電話のみで接客をおこないます。そのため、対面での接客ストレスをなくせるメリットがあります。対面の場合、威圧的にお客さまに迫られると恐怖を感じることがあるでしょう。しかし、電話の場合は物理的に距離を置けるため、落ち着いて対応できます。
登録販売者のコールセンター求人は実店舗に比べ少ない傾向があります。しかし、下記のような求人もあるため定期的なチェックがおすすめです。
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登録販売者がコールセンターで働くデメリット
ここでは、登録販売者がコールセンターで働くデメリットを紹介します。メリットが豊富なコールセンター勤務ですが、3つのデメリットを把握した上で検討しましょう。
実務経験を活かせない可能性がある
コールセンター業務においては登録販売者の実務経験を活かせない可能性があります。お客さまに対して薬のアドバイスをおこなう点は変わりありませんが、対面で培ったコミュニケーション能力や商品の陳列、売り場づくりなど、スキルを活かせない点がデメリットです。
現場で売り場づくりをおこない、お客さまの反応を伺うのが好きな方には店舗の方が適しているでしょう。
営業活動がある
コールセンター業務は場合によって営業活動があります。これまで使用経験のあるお客さまに営業の電話をかけたり、新規顧客リストを用いて新たに電話をかけたりする必要があります。
営業活動は店舗での接客とまた違った難しさがあるため、営業が苦手な場合はストレスを感じるでしょう。求人情報を確認したり、実際に応募する際に担当者に質問したりと、事前に営業活動の有無を調べておくことがおすすめです。
電話でのコミュニケーションが辛いと感じる可能性がある
電話でのコミュニケーションは顔が見えないことから、特有のスキルが必要です。声のトーンや言葉遣いのみで相手のニーズを汲み取らなければならないため、慣れるまでは難しさを感じるでしょう。また、電話の場合、相手とのやり取りで不自然に間ができてしまったり、会話がかぶってしまったりとキャッチボールのテンポも異なります。電話でのコミュニケーションが苦手と感じる場合はストレスを抱えるかもしれません。
ただし、コールセンター業務をおこなう際には研修を受けたり、マニュアルが用意されていたりします。そのため、必要以上に不安になることはないでしょう。
登録販売者がコールセンター業務で求められるスキルは5つ
ここからはコールセンターで働きたい登録販売者向けに、求められるスキルを5つ紹介します。コールセンターで働く場合は登録販売者としてのスキル以外に、コールセンターならではのコミュニケーション能力や事務処理能力が求められます。
商品知識
コールセンター業務においても、OTC(一般用医薬品)への商品知識が求められます。なお、コールセンターの場合は手元に商品がない状態で商品説明をおこなうケースもあるため、店舗での勤務以上に商品知識を蓄える必要があるでしょう。業務においてマニュアルの用意はありますが、日頃から医薬品をはじめとする取扱い商品に関する知識を深めておくことが大切です。
OTC(一般用医薬品)への最新知識
コールセンター業務においても医薬品への最新知識が求められます。オンラインで医薬品を購入するお客さまの場合、情報の入手が得意で、かつ最新の情報を知りたいと考える方も多く見られます。そのため、OTC(一般用医薬品)や医療関連のニュースをチェックし、最新知識を身につけておくとお客さまと円滑なコミュニケーションがとれるでしょう。
コミュニケーション能力
コールセンター業務においても相手の気持ちを読み取り、自分の気持ちをうまく表現できるコミュニケーション能力が求められます。とくに、電話のみの場合、相手の表情が見えないことからより慎重に会話を進める必要があるでしょう。店舗での接客よりも丁寧にお客さまに質問したり回答したりする意識が欠かせません。
ストレス耐性
コールセンター業務では全般的にストレス耐性が求められます。
焦りやトラブルのために平常心ではいられず、電話での応対で相手の顔が見えないため、つい威圧的な態度になってしまうお客さまが多く見られます。さらに、応対する側も、相手の顔が見えないために言葉をきつく感じてしまうこともあるでしょう。正確な情報を案内できる自信が持てず、プレッシャーを感じる方もいらっしゃるかもしれません。
お客さまの威圧的な態度に対しては、「相手がこんな態度になってしまうのは、取り乱すほど追い詰められているのかもしれない。自分が悪いわけじゃない。」というように自分の心を切り離してみたり、クレームが妥当でない攻撃は相手にするのを止めると決めたりするなどの対処法があります。
不当な要求については、対応をお断りする境界線を職場で共有しておくことも重要です。業務において対応に困った場合は上司に指示を仰いだり、マニュアルやデータを参照しながら回答したりすることも可能です。これらの対処法を普段から意識しておくことで、業務中のストレスを軽減することができるでしょう。
事務処理能力
コールセンター業務では事務処理能力が求められます。店舗においても売り場管理やシフト管理など、事務処理をおこなう機会が多くあります。しかし、コールセンターの場合は対応しながらお客さまの情報や対応内容をパソコンに入力していきます。そのため、話を聞きながらパソコン操作する力が求められます。
なお、入力作業は基本的なパソコン操作ができれば問題ありません。また、研修で適切な作業フローを身につけられるため、必要以上の心配はいらないでしょう。
まとめ|登録販売者のコールセンター業務をチェックしよう
登録販売者には、店舗で働くだけでなく、コールセンターでの勤務やオフィスワークなど様々なキャリアプランがあります。いずれも薬に関する正しい知識をお客さまに提供するという目的は同じですが、デスクワークと対面でそれぞれメリットとデメリットが異なります。とくに、コールセンター業務はネットの普及によりますます需要が見込まれることから、早めに検討し求人を確認することがおすすめです。
アポプラス登販ナビでは登録販売者のさまざまな求人を取り扱っています。ぜひ一度ご確認ください。
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