【207名に聞いた】登録販売者の転職成功事例。年代別・転職成功者の共通点とは?

こんにちは、登録販売者転職のアポプラス登販ナビライターチームです。
登録販売者は、ドラッグストアをはじめとした小売店で欠かせない存在になりつつあります。「セルフメディケーション」が注目を集め、お客さまが薬を選択する機会が増えた中で、登録販売者には適切なアドバイスをおこないお客さまの健康を守る役割が求められています。
しかし、登録販売者として働くフィールドが豊富にある中で転職を考える方もいるでしょう。今回は実際に転職活動を経験した207名の登録販売者にアンケートを実施し、その結果をもとに成功のヒントを紹介します。これから転職を考えている方はぜひ参考にしてください。
目次
- ・転職に成功した登録販売者が転職を決めたきっかけは?
- ・転職に成功した登録販売者が面接準備にかけた期間は?
- ・転職に成功した登録販売者がおこなった面接練習の方法は?
- ・転職に成功した登録販売者が選考を受けた企業数は?
- ・転職に成功した登録販売者の共通点とは?
- ・アポプラス登販ナビの転職サポートで成功確率をアップ!
- ・まとめ|登録販売者の転職成功事例を参考に行動へ移しましょう
転職に成功した登録販売者が転職を決めたきっかけは?

ここではまず転職に成功した登録販売者が「なぜ転職を決めたのか」というきっかけを紹介します。今回は登録販売者として働く20代から40代の方にアンケートを実施しており、207名の方からご回答を得られました。
【20〜40代】転職の決め手は待遇や働き方が多い
回答者を年代別にわけると、20代は33名、30代は71名、40代は103名となります。それぞれの年代における転職を決めたきっかけのトップ3をご紹介します。
20代
- 給与や待遇に対して不満がある(33.3%)
- 店舗労働が体力的に厳しい(33.3%)
- ライフスタイルの変化があった(33.3%)

30代
- 人事評価に対して不満がある(32.3%)
- 給与や待遇に対して不満がある(32.3%)
- 業務内容が希望と異なる(29.0%)

40代
- 給与や待遇に対して不満がある(50.0%)
- 人間関係に問題がある(32.5%)
- 会社の将来性に不安を感じる(30.0%)

どの年代においても、給与や待遇に関する不満から転職を決意する方が多い傾向が見られます。
20代においては「店舗労働が体力的に厳しい」といった声が特徴的です。一般的に店舗労働は年齢があがるにつれ体力の低下から「厳しい」と感じるように思われますが、20代の場合は業務に不慣れであるため店舗労働が負担に感じられるのでしょう。
30代においては「業務内容が希望と異なる」といった理由が見られました。30代になると業務経験が豊富になってくることから、自分の求める登録販売者の働く姿とのミスマッチを感じやすくなります。その結果、転職につながるのでしょう。
40代になると経験の豊富さから約半数の方が給与や待遇に関して不満を抱えるといった結果が見られました。また、会社の将来性に不安を感じ、収入の安定を目指して転職する方も見られます。
40代では、20代と30代では上位にランクインしなかった人間関係の理由も見られることが特徴的です。40代になると店長や管理職として活躍する方が多くなることから、パートや従業員との関係に悩む方が増えると推測されます。
転職に成功した登録販売者が面接準備にかけた期間は?

次に転職に成功した登録販売者の方々が面接準備にかけた期間を紹介します。参考までに、転職活動は一般的に下記の手順で進めます。
- 求人のピックアップ
- 履歴書の作成
- 職務経歴書の作成
- 面接で聞かれる質問の把握
- 自己PRや志望動機の作成
書類の作成や自己PR、志望動機の作成には時間がかかるため、経験者の平均期間を参考に段取りよく準備を進めましょう。
【20代】準備をしていないと回答した人が約4割
20代においては、転職の面接準備にかけた期間は下記の通りです。
- 転職の面接準備にかけた期間
- 全体に占める割合
- 3週間程度
- 44.4%
- 2カ月以上
- 11.1%
- 準備していない
- 44.4%

意外にも準備をせずに転職をおこなった方が多く見られました。しかし、ここでの「準備」とは面接の準備であって、書類作成の時間は含まれない点に注意が必要です。
【30代】2週間と回答した人が約4割
30代においては下記の結果が見られました。
- 転職の面接準備にかけた期間
- 全体に占める割合
- 1週間程度
- 6.5%
- 2週間程度
- 38.7%
- 3週間程度
- 22.6%
- 1カ月程度
- 9.7%
- 2カ月以上
- 12.9%
- 準備していない
- 9.7%

30代の場合、2週間程度の方がもっとも多い傾向が見られます。30代で家庭を持っておられる方では転職にあまり時間をかけられないことから、スピーディーな転職活動が求められるでしょう。
【40代】2週間と回答した人が約3割
40代においては下記の結果が見られました。
- 転職の面接準備にかけた期間
- 全体に占める割合
- 1週間程度
- 15.0%
- 2週間程度
- 27.5%
- 3週間程度
- 7.5%
- 1カ月程度
- 22.5%
- 2カ月以上
- 17.5%
- 準備していない
- 10.0%

40代においても1週間から2週間程度での準備期間が4割程度を占めています。年齢があがるにつれて早めの行動が必要といえるでしょう。
転職に成功した登録販売者がおこなった面接練習の方法は?

転職活動において、書類を作成したら次は面接練習をおこないます。面接練習は1人でシミュレーションするほか、家族や友人の力を借りる、転職エージェントを活用するといった方法があげられます。経験者の面接練習方法から成功への近道を学びましょう。
【20代】面接の練習方法はさまざま
20代の登録販売者において、面接の練習方法には下記の傾向が見られました。
- 面接の練習方法
- 全体に占める割合
- 自身で面接で想定される質問に対する答えを用意する
- 40.0%
- 自身で動画を撮影し、内容や表情をチェックする
- 60.0%
- 友達や家族に面接官役を頼む等、手伝ってもらう
- 60.0%
- 転職エージェントによる模擬面接を受ける
- 40.0%
- Web面接の際はパソコンを使ってチェックする
- 20.0%
- その他
- ―

【30代】自己対策が5割を超える
30代の登録販売者の転職活動において、面接の練習方法には下記の傾向が見られました。
- 面接の練習方法
- 全体に占める割合
- 自身で面接で想定される質問に対する答えを用意する
- 53.6%
- 自身で動画を撮影し、内容や表情をチェックする
- 28.6%
- 友達や家族に面接官役を頼む等、手伝ってもらう
- 21.4%
- 転職エージェントによる模擬面接を受ける
- 14.3%
- Web面接の際はパソコンを使ってチェックする
- 14.3%
- その他
- 3.6%

【40代】自己対策が約7割
40代の登録販売者において、面接の練習方法には下記の傾向が見られました。
- 面接の練習方法
- 全体に占める割合
- 自身で面接で想定される質問に対する答えを用意する
- 69.4%
- 自身で動画を撮影し、内容や表情をチェックする
- 8.3%
- 友達や家族に面接官役を頼む等、手伝ってもらう
- 16.7%
- 転職エージェントによる模擬面接を受ける
- 16.7%
- Web面接の際はパソコンを使ってチェックする
- ―
- その他
- ―

全世代において、面接練習はなかなか1人でできないことから、友人や知人、転職エージェントのサポートを受けながら進める方が見られます。
転職に成功した登録販売者が選考を受けた企業数は?

ここでは転職に成功した登録販売者の方が、実際に選考を受けた企業数の傾向を確認します。
【20代】1社と回答した人が約4割
20代の転職においては、応募数が下記のようにわかれています。
- 応募企業数
- 全体に占める割合
- 1社
- 44.4%
- 2社
- 11.1%
- 3社
- 11.1%
- 4社
- 11.1%
- 5社
- 11.1%
- 6社
- ―
- 7社
- ―
- 8社
- ―
- 9社
- 11.1%

応募先が1社で転職を決めた方が4割程度と多い傾向があります。
【30代】1社と回答した人が約半数
30代においては下記の結果が見られました。
- 応募企業数
- 全体に占める割合
- 1社
- 48.4%
- 2社
- 19.6%
- 3社
- 16.1%
- 4社
- 6.5%
- 5社
- 6.5%
- 6社
- 3.2%
- 7〜9社
- ―

30代になると1社から2社程度で決めた方の割合が高く、転職においてもあまり期間をかけず進めていることがわかります。
【40代】1社と回答した人が半数
40代においては下記の結果が見られました。
- 応募企業数
- 全体に占める割合
- 1社
- 50.0%
- 2社
- 22.5%
- 3社
- 10.0%
- 4社
- 10.0%
- 5社
- 5.0%
- 6社
- 2.5%
- 7〜9社
- ―

40代になると1社に絞って転職活動をおこなう方がより多い傾向が見られます。ある程度経験やスキルが定まってくることから、企業を絞って自己PRをおこなうことが肝心です。
転職に成功した登録販売者の共通点とは?

今回のアンケート結果を確認すると、転職に成功した登録販売者の共通点として下記が見られます。
- 必要以上に応募数を増やしていない
- 転職エージェントのサポートを受けている
- 自身で質問に対する回答を事前に準備している
転職の成功率を高めるには、複数の企業に応募すればいいと考えられがちです。しかし、今回の調査によると多くの方が1社から3社程度の応募で、1社ずつ真摯に向き合い面接対策をおこなっていたという共通点が見られました。
また、転職成功者の多くが転職エージェントを活用しています。模擬面接を受けたり求人探しのサポートを受けたりすることで企業や自身を客観的に判断でき、転職の成功へつなげられるでしょう。
また面接においてはサポートを受けながらも、自身で方向性や質問への回答を決めておくと面接でスムーズな回答ができます。
アポプラス登販ナビの転職サポートで成功確率をアップ!

登録販売者の転職において、同業他社に移る場合、自身のスキルや経験を的確にアピールする必要があります。しかし、転職活動がはじめての場合、どのように進めればいいのだろうと悩む方が多いでしょう。その場合はアポプラス登販ナビのご利用がおすすめです。
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まとめ|登録販売者の転職成功事例を参考に行動へ移しましょう
今回のアンケート結果から、登録販売者の転職は企業を絞り、かつサポートを受けながら進めると成功しやすいことがわかりました。とくに、登録販売者の転職活動は働きながら進めることが多いため、事前準備をサポートしてもらうと効率的に進められるでしょう。
転職成功者の行動や考えを参考に、自分に適した職場探しを成功させましょう。不安を感じる場合は、アポプラス登販ナビにお気軽にご相談ください。
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