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登録販売者の副業は可能?年収アップするための方法とは

登録販売者の副業は可能?年収アップするための方法とは

登録販売者の副業は可能?年収アップするための方法とは

こんにちは、登録販売者転職のアポプラス登販ナビライターチームです。

平成30年に政府がガイドラインを制定したことで、副業を推し進める動きが高まっています。現在の指針では、原則企業に対して社員の副業を認めるよう促しています。まだ多くの企業は副業を容認していませんが、副業をさらに広めるために政府は今後ガイドラインの改定をするだろうとの報道もなされています。
この記事では、副業を含め年収を上げるための具体的な方法について解説しています。副業について興味がある方は参考にしてみてください。

【目次】

登録販売者の平均年収は?どこまで年収アップできる?

年収アップ

自分の年収が業界全体の中でどれくらいなのか、気になりますよね。
アポプラス登販ナビが持つ求人情報によると、登録販売者全体の平均年収は約330万〜350万円が相場のようです。正社員だと平均月給約25万円、アルバイト・パートでは平均時給900〜1,100円がボリュームゾーンとなっています。店長クラスになると年収400万〜450万円前後となりますが、これはあくまで平均の年収額。各種手当やボーナスは企業や地域によって、さまざまです。
業態別で見てみると、

  • ドラッグストア 300万円〜400万円
  • ホームセンター、スーパー、家電量販店 250万円〜300万円
  • 置き薬、薬店 250万円〜350万円
  • 調剤薬局 250万円〜
  • コンビニエンストア 250万円〜 ※年収はアポプラスキャリア調べ、中途入社時の年収(※)

上記より、ドラッグストアの平均年収が高いことが分かります。
勤続年数やキャリアを積むことによって、年収が上がっていくことが一般的ですが、登録販売者の場合はどうでしょうか。
ドラッグストア勤務の場合は、一般社員に始まり、店舗責任者、店長と昇格した後、エリアマネージャー、SV(スーパーバイザー)といった複数店舗を統括する職務や、バイヤーなどの商品の仕入れや店舗開発に関わる職務へとキャリアアップが可能です。店長クラスの年収は500万円台が相場で、本部勤務=総合職になれば、店長クラスよりさらにワンランク年収を上げられる可能性があります。また、会社の規模が大きいほど年収アップのためのキャリアの選択肢が広がる傾向にありますが、現場から離れるほど登録販売者とは別の仕事内容が増えていくのも特徴です。

一方で、登録販売者が活躍できる職場として調剤薬局がありますが、ここでのキャリアアップは望めないことが現状です。調剤薬局における登録販売者の仕事は主に処方箋の受付や事務作業で、そこから管理者になるためには薬剤師の資格が必要だからです。登録販売者としてキャリアを積むことはできますが、年収アップを望むのは困難でしょう。

結論として、登録販売者が医薬品販売を行いながら現場で年収アップを目指すには年収500万円台が限度であり、それ以上を目指すなら働き方の視野を広げていく必要があるでしょう。

登録販売者が年収をアップさせる方法

年収をアップさせる方法

登録販売者が年収をアップさせる方法はいくつかありますが、現状よりもどれくらいアップしたいかによって、選ぶ方法は異なります。それぞれを具体的に見ていきましょう。

登録販売者として昇進を目指す

アルバイトやパート勤務の方なら正社員を、正社員なら店長やエリアマネージャー、SV(スーパーバイザー)などを目指すことが登録販売者としての一般的な年収アップの方法です。

登録販売者にはまず資格手当がつきますが、さらに店舗管理者になることで役職手当がつくことがほとんどです。額は地域や会社によって異なりますが、職場で実績を上げることは会社と自分の双方にとってメリットとなります。

登録販売者として地方へ転職

地方勤務だと「年収が低くなってしまう」と思われるかもしれませんが、実は郊外ほど高待遇な求人が多い傾向にあります。また、年収面以外に、移住にともなう住居費や車の購入費用を補助してくれる制度など、各種手当が充実している求人も多く見られます。その理由は、圧倒的な人材不足にあります。郊外では慢性的な登録販売者不足となっているうえ、高齢者の数が多く、登録販売者一人ひとりの負担が大きくなっていることが課題です。しかし、多くの患者と向き合うことができるという点では、経験値を高めることができるかもしれません。

異業種へ転職

前述の通り、役職を上げ手当を増やしていっても、現場では年収500万円台が一定の上限ラインだといわれています。さらにこれ以上年収を上げたいという場合は、異業種への転職をおすすめする他ありません。

少し前なら「転職は若ければ若い方がよい」といわれてきましたが、昨今では社会人経験の長い30・40代以降も、即戦力としてのニーズがあります。登録販売者として長年勤務された方は、専門知識の豊富さとは別に接客や店舗マネジメント経験をお持ちの方が多いです。異業種でもそれらを活かした仕事が見つかるはずです。

業界動向サーチの業界別平均年収ランキングによると、平均年収第1位は総合商社で約1,300万円、次いでビールが約1,050万円、新聞が約1,000万円・・・と一般企業でも平均年収が1,000万円を超える業種が多く存在します。
仕事内容にとらわれずとにかく年収をアップさせたいなら、思い切った行動が必要かもしれません。

薬剤師へ転職

登録販売者から薬剤師になることで、年収は確実にアップするでしょう。しかし、薬剤師になるには6年間の通学や薬剤師国家試験が必須となっており、医薬品の基礎知識を持ち合わせていたとしても、時間や努力が求められます。また、薬剤師国家試験の合格率は例年60%台。勉強したからといって必ず合格するものでもありません。ただ、これからも医薬品の知識を深めていきたい、この道でキャリアアップを続けたいという意思があるなら、挑戦してみる価値はありそうです。

副業する

働き方改革や新型コロナの影響も相まって、昨今では年収アップのためにさまざまな副業を始める人が増えています。副業のメリットは、空いた時間に自分のペースで自分の希望するものだけ仕事ができることです。また、普段と別の作業に取り組むことで気分転換になり、本業への意欲がより高まる効果もあるといいます。副業はその柔軟性から、人それぞれに適したメリットが得られるといえそうです。

登録販売者は副業してもよい?

副業と本業

冒頭でもお伝えしたように、平成30年に政府は「原則すべての企業に対して社員の副業を認める」旨のガイドラインを制定しました。(※公務員は副業禁止です)しかしながら、副業をしてよいかどうかは会社の就業規則によって異なるのが現状で、多くの会社は副業をOKとしつつも、何かと制限をかけているようです。
登録販売者の場合も同じく、副業をする際は会社の就業規則を確認しなければなりません。

登録販売者が始めやすい副業とは

パソコンと女性

では、登録販売者ができる副業にはどのような仕事があるのでしょうか?

登録販売者の仕事をWワーク

空いた時間に、別の勤務先で登録販売者の仕事をおこなうケースです。

ただし、本業の勤務先で「販売従事登録」をしている場合、Wワーク先では登録販売者として勤務はできません。その場合は、一般スタッフとしての勤務となります。一般医薬品の販売はできませんが、登録販売者や薬剤師の元で勤務ができるため、薬の知識や経験を積みたい方には向いているといえます。また、登録販売者としての経験があるため、すぐにWワークを開始できるというのもメリットです。一方で、どちらも接客・立ち仕事のため、十分な体力が求められます。

<実際の求人例>

WワークOKのドラッグストア パート・アルバイト
報酬:時給 1,100円
条件:週2日〜OK、経験者歓迎、長期できる方

ライティング

人気の副業の一つにWebライティングがありますが、登録販売者についての記事も高い需要があります。さまざまな種類の案件があり、短時間からでも取り組みやすいです。
ある程度のライティング知識が必要ですが、初心者向けの講座や未経験でも添削付きの案件があり、やる気次第で単価を上げていくことが可能です。

<実際の求人例>

1・資格に関連したテーマ記事の執筆
募集:業務委託
条件:登録販売者の資格を持つ方
報酬:1記事 単価8,000円/3,000文字〜
2・第2類医薬品を販売する記事のリーガル(法的)チェック
募集:業務委託
条件:登録販売者の資格を持つ方
報酬:1記事 単価5,000円〜

コールセンター

平成26年の改正薬事法(現・薬機法)においてネットショップでの一般医薬品販売が可能となったことから、コールセンターでの仕事が増えています。具体的には、大手製薬会社や通販会社の電話窓口の仕事が多く、資格手当がつくところもあります。本業への体力を温存しつつ、Wワークが可能な職種です。

<実際の求人例>

1・問い合わせ電話対応(お客さまからの薬の飲み合わせなどの問い合わせに対して、薬剤師/登録販売者の観点からアドバイスをおこなう)
募集:パート・アルバイト・契約社員
条件:薬剤師または登録販売者の資格を持つ方、週3〜/1日4時間〜
報酬:登録販売者 時給1,200円/薬剤師 時給2,200円
2・コールセンターでのアウトバウンド(発信)業務
募集:パート・アルバイト・契約社員
条件:登録販売者の資格を持つ方 週4日〜/1日4時間〜
報酬:時給 1,400円〜+資格手当を10,000円/月支給

クラウドソーシングに登録する

クラウドソーシングとは、インターネット上で仕事を受注・発注することができる、仕事のマッチングサイトです。ココナラやクラウドワークスといった有名サイトの名前を一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。
自分の得意なことをサービスとして出品でき、購入されれば収入になる仕組みで、いずれも登録は無料です。実際に登録販売者の方が出品しているのは、健康相談や一般用医薬品の飲み合わせ相談、資格取得を目指す人への勉強方法のアドバイスといったサービスです。前述のライティング案件も、こうしたクラウドソーシングで見つけることができます。

副業するときの注意点

就業規則

以上のように、副業にはさまざまな種類があります。副業を始めたいという方は、自分の経験や知識を活かせる仕事を探すこと、本業に支障をきたさない範囲で取り組むことが大切です。

また、副業は法的に問題はありませんが、会社の就業規則に禁止と記載されていれば処分対象となる可能性があります。「短時間しかするつもりはない」という場合でも、後からトラブルにならないよう、事前に上長にも伝えておいた方がよいでしょう。

まとめ|登録販売者も副業可能!自分に合った方法で年収アップを目指そう

今回は、登録販売者が年収をアップする方法と副業について詳しく紹介しました。登録販売者は専門的な医薬品知識を持ち合わせているため、さまざまな副業に取り組むことが可能です。

しかし、年収アップのためとはいえ、あくまで本業あっての副業です。本業に迷惑をかけないのは当然のこと、本業にプラスになるような仕事を見つけられるとよいのではないでしょうか。ご自身に合った方法で年収アップを目指されることをおすすめします。

 
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