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調剤薬局勤務希望の登録販売者必見!仕事内容や薬剤師との違いを解説

調剤薬局勤務希望の登録販売者必見!仕事内容や薬剤師との違いを解説

調剤薬局勤務希望の登録販売者必見!仕事内容や薬剤師との違いを解説

こんにちは、登録販売者転職のアポプラス登販ナビライターチームです。

「調剤薬局の登録販売者ってどんな仕事をするんだろう?」

登録販売者として調剤薬局に勤務するとなれば、このような疑問を抱く人もいるでしょう。そもそも調剤薬局の登録販売者は医薬品の説明といった専門的な仕事から、事務や窓口業務など幅広い仕事をこなす必要があります。処方箋をもとに調剤するのは薬剤師なので、登録販売者としてどんどん前に出て活躍する機会はあまりないかもしれません。そうなると「調剤薬局以外で働く方がいいかな......」と考えてしまいますよね。

しかし登録販売者として調剤薬局で働くメリットもいくつかあります。詳しくは本文で紹介いたしますが、例えばドラッグストアに勤務するとなればレジ打ちや品出しなど医薬品と関係のない仕事をこなす時間がどうしてもでてきますが、調剤薬局では少なめです。この記事を読んで、調剤薬局で働くべきか・ドラッグストアで働くべきかを決めてくださいね。

目次

仕事内容は?調剤薬局の登録販売者求人を解説

仕事内容は?調剤薬局の登録販売者求人を解説

ここでは調剤薬局勤務の正社員求人を2つ解説いたします。

  • 求人A
  • 求人B

求人A

求人Aはとある調剤薬局の正社員枠です。求人の詳細を以下の表にまとめました。

【求人詳細】

業種 調剤薬局
勤務地 石川県白山市
最寄り駅 北陸鉄道石川線 鶴来 徒歩9分
雇用形態 正社員
求む人物像 ・充分な知識を身につける努力をいとわない方
・お客さまの願いを受け止める大切さを感じられる方
年収 280万円~450万円まで
休日 年休115日
慶弔休暇
年末年始
夏季休暇あり
手当 家族手当
資格手当
福利厚生 退職金制度
社員割引購入制度
スポーツクラブ
産前産後休業(産前6週、産後8週)
育児休業(満1歳6カ月まで)
育児・介護短時間勤務制度
登録販売者資格取得支援
(受験料・登録料は会社負担)
保険 記載なし

求人Aの特徴は、福利厚生が手厚い点です。産前産後休業や育児、介護短時間勤務制度があれば、シングルファーザー、シングルマザーや介護中の人も働きやすい環境といえますね。

その一方で、調剤薬局は夜間の営業は少なく、日曜や祝日は閉まっている店舗がほとんどです。定休日があり、18時ごろには閉まるのはうれしいですが、深夜手当や休日手当などを受けてより高収入を目指すことは難しいといえるでしょう。その点でいえば、ドラッグストアであれば深夜まで営業している店舗が多くあり、休日でも働ける環境が整っていますよね。

もしも深夜や休日の手当を受けて、高収入を目指すことを重視しているのであればドラッグストア求人の方がおすすめです。

求人B

求人Bは大阪府大阪市にある調剤薬局の正社員枠求人です。詳細を以下の表にまとめました。

【求人詳細】

業種 調剤薬局
勤務地 大阪府大阪市天王寺区
最寄り駅 JR大阪環状線 桃谷 徒歩1分
雇用形態 正社員
求む人物像 ・チームワークを大切に業務に取り組んで頂ける方
・土日祝入っていただける方歓迎
・出来るだけ長く務めて頂ける方
年収 256万円~275万円まで
休日 年末年始
夏季休暇
年次有給休暇
年間休日123日
手当 時間外手当
通勤手当
福利厚生 教育研修
退職金
保険 健康保険
雇用保険
労災保険
厚生年金

求人Bの特徴は立地のよさです。調剤薬局でありながらも駅構内というアクセスのよさは、車を所持していない方にとって通いやすい条件ですね。

その一方で、年収は256万から275万と低めです。年収256万から275万というのは登録販売者として低めなのか、ドラッグストアの求人と比較してみました。

【ドラッグストア求人の年収】

年収 年収 300万円~480万円 年収 365万円~521万円 年収 330万円~480万円

上記の表より、調剤薬局よりもドラッグストアの方が高収入であるということがわかりました。

まとめますと、求人Bはアクセスと保険や研修体制のよさを重視する人に向いている一方で、より高収入を望むのであればドラッグストアへの勤務がおすすめだということです。

登録販売者必見!調剤薬局ってどんなところ?

登録販売者必見!調剤薬局ってどんなところ?

登録販売者ならば調剤薬局について必ず知っておきたいことが2つあります。

  • 薬剤師が薬を提供する場所
  • 登録販売者は調剤薬局で実務経験を積めるのか

薬剤師が薬を提供する場所

調剤薬局とは、薬剤師が薬を提供する場所のことです。お客さまが提示する処方箋に基づいて調剤業務をするのが薬剤師、そこで必要になる窓口業務や書類作成を医療事務や登録販売者がおこなうことが多いです。

そもそも調剤薬局で扱うのは処方箋を必要とする第一類医薬品が多いです。そのため登録販売者の専門である第二類・第三類を扱うことはドラッグストアに比べて少ないかもしれません。その結果、調剤薬局事務と似た窓口対応・レジが中心業務になりやすい可能性があります。

登録販売者は調剤薬局で実務経験を積めるのか

結論からいいますと、登録販売者は調剤薬局でも実務経験を積めます。登録販売者としての実務経験は薬剤師または管理登録販売者からの指示があるのであれば、勤務場所を問わず得られるからです。

しかし調剤薬局には登録販売者よりも専門性が高い薬剤師が多く配属される傾向にあります。そうなるとお客さまへのアドバイスは、より多くの専門知識を有している薬剤師が担当することになるかもしれません。つまり調剤薬局で実務経験を積むことは可能だが「自分のスキルを活かして実のある経験を積めるか?」と聞かれると、疑問符が残るというわけです。

もしも取得したスキルや知識をフル活用したいのであれば、第二類、第三類医薬品を取り扱う機会の多いドラッグストアがおすすめです。

そもそも登録販売者とは?薬剤師との違いも解説

そもそも登録販売者とは?薬剤師との違いも解説

ここでは登録販売者そのもの、および薬剤師や調剤薬局事務といった似た業種との違いを以下3項目で解説いたします。

  • 登録販売者とは
  • 登録販売者と薬剤師の違い
  • 登録販売者と調剤薬局事務の違い

登録販売者とは

登録販売者とは、一般用医薬品を販売できる専門家のことを指します。

※一般用医薬品とは、処方箋がなくても買うことのできる薬品のことです。ドラッグストアやコンビニエンスストアで販売されており、市販の頭痛薬や湿布などが例に挙げられます。

上述しましたように、登録販売者が扱えるのは第二類と第三類のみです。しかしながら、一般用医薬品の9割を第二類と第三類が占めます。

【一般用医薬品の内訳】

医薬品の種類 商品数 全体に占める割合
第一類 約120 約1%
第二類 約8,610 約76%
第三類 約2,594 約23%

引用元:厚生労働省|一般用医薬品/医薬部外品 (概要)(2022年6月7日時点)

以上のことを考えますと、登録販売者になればほとんどの医薬品を販売できるといえます。なお、登録販売者の主な業務は以下の2つです。

  • 薬の購入者に使用方法や注意点を説明する
  • 購入者の症状をヒアリングし、適切な薬を選定する

その他にも場合によっては書類作成や窓口業務など、勤め先の業態に応じて事務業務や雑務を兼任することがあります。

登録販売者と薬剤師の違い

登録販売者と薬剤師の違いは、扱うことのできる医薬品の種類にあります。登録販売者が扱えるのは第二類と第三類、対して薬剤師は第一類を含むすべての医薬品を扱うことができます。現場目線でいいますと、同じドラッグストア勤務でレジ対応するとしても、登録販売者は対応必須ですが薬剤師は対応免除となることがあります。登録販売者と異なり、薬剤師は調剤業務があるためレジ打ちにでなくてもよいとされるのですね。

登録販売者と調剤薬局事務の違い

登録販売者と調剤薬局事務はおこなう業務がまったく異なります。調剤薬局事務は登録販売者とは異なり、医薬品を直接販売・説明ができないからです。そのため調剤薬局事務員の主な業務は、窓口対応や請求書の作成が中心になる傾向にあります。

登録販売者になるメリットを解説

登録販売者になるメリットを解説

登録販売者になることで得られるメリットは主に2つあります。

  • ライフスタイルに合わせて働ける
  • 女性の活躍機会が多い仕事

ライフスタイルに合わせて働ける

調剤薬局の登録販売者になることで、ライフスタイルに合わせた働き方がしやすくなります。なぜならば、調剤薬局はドラッグストアに比べて営業時間が短いため、深夜遅くまで働くことが考えにくいからです。身の回りの世話が必要な子供がいたり、介護で決まった時間に迎えに行く必要があったりする人などに向いていますね。

女性の活躍機会が多い仕事

これは調剤薬局に限った話ではありませんが、登録販売者は女性の活躍機会が多いのもメリットです。なぜならば、登録販売者という資格があれば、育児や産休といったブランクがあっても職場復帰しやすいからです。パートや派遣などさまざまな雇用体系に対応していることからもわかりますね。また、来店する女性に対し、お客さまの気持ちになってアドバイスできる存在としても活躍できます。生理痛や更年期障害など、女性特有の悩みにも寄り添えるのがポイントですね。

調剤薬局以外に登録販売者が活躍できる仕事場

調剤薬局以外に登録販売者が活躍できる仕事場

登録販売者として活躍できるのは、調剤薬局だけではありません。事実、アポプラス登販ナビには以下のような勤務場所の求人が豊富にあります。

  • ドラッグストア
  • コンビニエンスストア
  • ホームセンター
  • 家電量販店
  • スーパーマーケット

調剤薬局以外の候補地に共通していえるのは、医薬品以外の仕事をこなすことが多いということです。医薬品に特化した調剤薬局とは異なり、食料品や生活雑貨を扱う店舗であれば自然と医薬品以外の雑務の必要性がでてきます。

まとめ|調剤薬局の登録販売者はおすすめ

ここまで、調剤薬局の登録販売者の求人内容やそのなりたち、必要性を解説してきました。第二類、第三類の医薬品の専門家として需要の高い登録販売者として働くのであれば、数ある勤務候補地の中でも調剤薬局を以下2点でおすすめします。

  • 医薬品以外の分野に割く時間が少なくて済む
  • 薬剤師や管理登録販売者の元で実務経験を積むことができる

ただし、調剤薬局には多くの薬剤師がいますので、お客さまに対してアドバイスをする機会は少ないかもしれません。もし「登録販売者になったのだから、医薬販売の面でお客さまに貢献したい!」と考えているのであれば、その機会が多いドラッグストア勤務がおすすめです。

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