サポートを受ける

お電話でのご登録・ご相談も承っております。

フリーコール 0120-959-755

月~金曜(祝・祭日を除く) 9:00~18:00

  1. 登録販売者 求人・転職TOP
  2. お役立ち情報
  3. 業界コラム
  4. 現場で活かす知識
  5. 登録販売者と薬剤師の違いを徹底比較!仕事内容や収入、資格等の違いをわかりやすく解説
業界コラム 現場で活かす知識

登録販売者と薬剤師の違いを徹底比較!仕事内容や収入、資格等の違いをわかりやすく解説

登録販売者と薬剤師の違いを徹底比較!仕事内容や収入、資格等の違いをわかりやすく解説

こんにちは、登録販売者転職のアポプラス登販ナビライターチームです。

「登録販売者と薬剤師って、どう違うの?」医薬品の専門家を目指す方なら、一度はこのような疑問を持ったことがあるのではないでしょうか。どちらも薬にかかわる仕事ですが、その役割や仕事内容は大きく異なります。

この記事では、登録販売者と薬剤師の根本的な違いから、それぞれの具体的な仕事内容、働く場所、そしてキャリアパスまで詳しく解説するので、両職種の違いを理解し、自分に合ったキャリアを選ぶ判断材料が得られます。「仕事のやりがい」「収入の目安」「活躍できる場所」を比較しながら、あなたの未来像に近い職種をイメージしてみてください。

【この記事で得られること】

  • 登録販売者の仕事はOTC(一般用医薬品)の販売・管理であり、薬剤師の仕事は医師が発行する処方箋に基づいて調剤をおこなうことである
  • 登録販売者と薬剤師は、医薬品の提供方法や医薬品に関する責任範囲、働き方や収入において違いがある
  • 登録販売者が調剤薬局で働く場合、薬剤師のサポート業務やOTCの販売、在庫管理などで活躍できる

目次

登録販売者と薬剤師とは?役割と資格の基本を整理

登録販売者と薬剤師とは?役割と資格の基本を整理

登録販売者と薬剤師はいずれも医薬品を扱う専門職ですが、担う役割や業務範囲には明確な違いがあります。薬剤師は医師の処方に基づいて調剤をおこなう資格を持ち、病院や薬局で中心的な役割を担います。

一方、登録販売者は調剤業務ができません。そのため、OTCの販売を主な業務とし、地域のドラッグストアなどで活躍しています。また、登録販売者はすべてのOTCを販売できるわけではありません。

登録販売者が扱えるのは第2類と第3類のOTCのみと、「医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律(以下薬機法)」によって定められています。

参考:「医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律」

登録販売者の仕事内容

登録販売者は、OTCの販売や管理をおこなう職種です。そのため、購入希望者に対して効能や使用方法を説明し、適切な商品を提案する役割を担っています。

第2類医薬品や第3類医薬品の販売を担当できるため、消費者にとって身近な存在として信頼されているのです。業務内容は陳列や在庫管理、店舗の衛生管理も含まれ、幅広い知識と対応力が求められます。

そのため、薬剤師の常駐がない店舗において登録販売者はとくに重要な存在であり、地域の健康を支えているのです。

登録販売者の資格取得方法や仕事内容、登録販売者に向いている人の特徴などについてさらに詳しく知りたい方は、ぜひ以下のコラムも参考にしてください。
登録販売者とは?資格取得方法や仕事内容について解説

薬剤師の仕事内容

薬剤師は医師が発行する処方箋に基づいて調剤をおこなう専門職です。そのため、病院や調剤薬局で中心的な役割を担っています。具体的には、医薬品の正しい使用を保証するために成分や量を確認し、患者への服薬指導を通じて安全性を確保しています。

さらに、副作用の説明や生活習慣に関する助言もおこない、患者の健康維持に貢献しているのです。また、病院勤務の場合、医療チームの一員として診療に参加する機会もあるため、高度な専門知識が必要です。

このように、薬剤師は医療現場全体を支える重要な存在です。

登録販売者と薬剤師の仕事内容の違い|調剤と販売、責任範囲の対比

登録販売者と薬剤師の仕事内容の違い|調剤と販売、責任範囲の対比

登録販売者と薬剤師はどちらも医薬品を扱う専門職ですが、薬機法で認められている業務範囲や職場での役割には大きな違いがあります。それぞれの違いを理解することは、働き方やキャリアを考えるうえで欠かせません。

ここでは具体的な業務内容や収入面の差について解説します。

調剤と販売業務の違い

薬剤師は医師の処方箋に基づいて調剤をおこない、正確な分量や飲み合わせを確認して患者に提供しています。これに対し、登録販売者は調剤をおこなえないため、OTCの中でも第2類医薬品や第3類医薬品を販売する業務が中心です。

薬剤師は医療機関での診療に深くかかわっていますが、登録販売者は地域のドラッグストアなどで生活者の身近な相談役となる点が特徴です。このように、両者の役割は明確に区分されており、それぞれが必要な場面で力を発揮しています。

医薬品に関する責任範囲の違い

薬剤師は、処方薬を取り扱う際に重大な責任を負い、患者の安全を守る立場にあります。そのため、投薬内容の確認や副作用のリスク管理まで求められ、医療チームの一員としても活動しているのです。

一方、登録販売者は医師の診察を必要としないOTCを扱うため、販売時のリスクは薬剤師ほど大きくありません。ただし、購入者の体調や生活習慣を踏まえた適切な案内をすることが重要です。

そのため、誤った判断やアドバイスにならないよう、幅広い知識が求められます。

働き方と収入の違い

薬剤師は国家資格を必要とする職種です。そのため、病院や調剤薬局など専門性の高い現場で働くことが一般的です。薬剤師の年収平均は599.3万円と平均収入も高く、安定したキャリアを築きやすい傾向にあります。

一方、登録販売者は比較的短期間で資格を取得でき、ドラッグストアやスーパーなど多様な職場で活躍できます。ただし、平均年収は369.4万円と、収入面では薬剤師に比べて差があり、働く場所や勤務形態によって待遇が変わるのが実情です。

そのため、キャリアを選択する際にはそれぞれの特性を理解しておきましょう。

参考:厚生労働省「薬剤師 - 職業詳細 | 職業情報提供サイト(job tag)」
参考:厚生労働省「医薬品販売/登録販売者 - 職業詳細 | 職業情報提供サイト(job tag)」

登録販売者必見!調剤薬局の仕事内容と働き方をわかりやすく解説

登録販売者必見!調剤薬局の仕事内容と働き方をわかりやすく解説

調剤薬局は、医師の処方箋に基づいて薬を調剤する専門施設です。そのため、地域の医療を支える重要な役割を担っています。

登録販売者にとっても、調剤薬局での経験は薬に関する知識を深める貴重な機会となるでしょう。ここでは、調剤薬局の特徴や、登録販売者がかかわる可能性について解説します。

薬剤師が薬を提供する場所

調剤薬局では、薬剤師が医師の処方箋に基づき薬を調剤し、患者に提供する業務が中心です。薬の種類や用量の確認だけでなく、服薬指導や副作用の説明も担当し、患者が安全に薬を使用できるようサポートしているのです。

また、薬剤師は医療チームの一員として医師や看護師と連携し、患者の症状や生活習慣に応じた薬の管理もおこないます。このように、地域住民の健康を守るために必要な知識と判断力を活かし、医療現場と生活者をつなぐ役割を果たすことが求められているのです。

登録販売者は調剤薬局で実務経験を積めるのか

調剤薬局での勤務が実務経験として認められるかは店舗によって異なり、OTCの取り扱い品目数などが影響します。品目数が少ない店舗では勤務時間が長くても実務経験を十分に積めないことがあるため、就業前に確認しておくことが重要です。

また、登録販売者は、調剤薬局で医師の処方に基づく調剤業務をおこなうことはできませんが、薬に関する知識を実践的に学ぶ場として活用できます。薬剤師のサポート業務やOTCの販売、在庫管理などにかかわることで、薬の取り扱いや接客スキルを高められるでしょう。

つまり、調剤薬局での経験は、販売スキルや医薬品の知識を幅広く身につけるだけでなく、将来的に医薬品関連の職場で活躍するための基礎力を養うことにもつながるのです。そのため、より専門的な知識を学びたい方にとって、貴重な経験の場となるでしょう。

調剤薬局について詳しく知りたい方は、ぜひ以下のコラムも参考にしてください。
調剤薬局勤務希望の登録販売者必見!仕事内容や薬剤師との違いを解説

調剤薬局以外で登録販売者が働ける職場まとめ

調剤薬局以外で登録販売者が働ける職場まとめ

登録販売者が活躍できるのは調剤薬局だけではありません。調剤薬局以外にも多様な職場で活躍しているのです。例えば、ドラッグストアでは、OTCの販売だけでなく、購入者への相談対応や服薬アドバイスも担当し、地域住民の健康を支える重要な役割を果たしています。

さらに、スーパーやコンビニエンスストアの医薬品コーナーでも勤務でき、地域住民に身近な形で薬に関する情報提供が可能です。買い物のついでに立ち寄ったお客さまのご相談を受けたり、深夜に来店されたお客さまのお悩みに速やかに応じたりと、日常の買い物や生活の延長線上でアドバイスを求められる場面が想定されます。

また、製薬会社で医薬品情報担当者として、商品知識を活かした営業や教育活動に携わる道もあります。

これらの職場では、接客スキルや在庫管理、情報提供能力など幅広い経験を積めるため、将来のキャリアアップにつながります。このように、登録販売者は調剤薬局以外でも活躍できるため、自分に合った職種を選べるのは大きなメリットといえるでしょう。

登録販売者の就業先についてさらに詳しく知りたい方は、ぜひ以下のコラムも参考にしてください。
登録販売者の就職先はドラッグストア以外にもある!それぞれのメリット・デメリットを紹介

まとめ|調剤薬局は登録販売者キャリア形成におすすめ

調剤薬局での登録販売者の勤務は、薬に関する知識を深め、実務経験を積むうえで非常に有益です。なぜなら、薬剤師と連携して業務を経験することで、将来的に幅広い医薬品関連の職場で活躍できる力が養えるためです。

そのため、キャリア形成やスキル向上を目指す方には、調剤薬局での経験は大きなメリットとなるでしょう。

ただし、自分に合った求人を見つけるのは簡単ではありません。「就職したが自分には合わない」と辞めてしまったり「さらなるキャリアアップを目指して転職したい」と考えたりする方も多いのではないでしょうか。

登録販売者の求人や転職情報を効率よく探すには「アポプラス登販ナビ」の活用がおすすめです。「アポプラス登販ナビ」では、全国の調剤薬局やドラッグストアの求人を幅広く掲載しているため、条件にあった職場を簡単に検索できます。また、履歴書作成や面接対策などのサポートも充実しているため、初めて転職活動をおこなう方でも安心して利用できます。

希望の働き方や勤務地に合わせた求人情報をまとめて確認できるため、キャリアプランを具体化しながら転職活動を進められるでしょう。ぜひ、自身の将来を見据えた職探しに「アポプラス登販ナビ」をご活用ください。

過去の記事 【登販向け】秋冬に注意!花粉症・寒暖差アレルギー・風邪の違いと接客ポイント