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登録販売者とは?資格取得方法や仕事内容について解説

更新日:2025年05月21日

登録販売者とは?資格取得方法や仕事内容について解説

登録販売者は、薬局やドラッグストアなどで働き、OTC(一般用医薬品)を取り扱う資格を持った専門家です。OTC(一般用医薬品)の販売だけでなく、お客さまへのアドバイスや健康相談にも携わる重要な役割を担います。

本記事では、登録販売者の資格取得方法や仕事内容、登録販売者に向いている人の特徴などを解説します。医薬品に関心があり、地域社会に貢献したいと考えている方は、ぜひ参考にしてください。

目次

登録販売者とは

登録販売者とは

登録販売者とは、ドラッグストアや薬局などで一般用医薬品(かぜ薬や鎮痛剤など)のうち、第二類・第三類医薬品の販売を専門に行うことができる資格です。企業にとって、医薬品販売における重要な人材となります。

登録販売者という資格は、2009年の薬事法改正によって新たに設けられました。
登録販売者の資格を取得すれば、OTC(一般用医薬品)のうち第2類・第3類医薬品の販売が可能になります。それ以前は、これらの販売には薬剤師の資格が必要でしたが、薬剤師不足が深刻化し、十分な情報提供が難しい状況に陥っていました。

この課題を解決するために誕生したのが登録販売者です。登録販売者は薬局やドラッグストアを中心に活躍しており、薬剤師が不在の店舗でも、お客さまに適切なOTC医薬品を提供できる専門家として注目されています。

登録販売者の仕事内容

登録販売者は、OTC(一般用医薬品)の販売だけでなく、薬に関する専門知識を活かしたさまざまな業務を担当します。たとえば、薬の成分や飲み合わせ、服用方法に関するアドバイスを提供し、お客さまが安心して薬を使用できるようにサポートします

また、健康相談を受けることもあり、薬のスペシャリストとして活躍が期待されているのです。勤務先によっては、OTC(一般用医薬品)以外の商品販売や在庫管理、陳列、レジ業務なども業務に含まれます。ドラッグストアでは、商品の品出しや発注作業が日常的な業務であり、正社員の場合はアルバイトやパートの管理業務を任されることも少なくありません。

登録販売者の仕事内容は?就職先ごとの違いや1日の流れを紹介

薬剤師との違い

薬剤師と登録販売者はどちらも医薬品に携わる職種ですが、業務範囲や取り扱える医薬品に違いがあります。薬剤師は、医師や歯科医師が発行する処方箋にもとづき、医療用医薬品(処方薬)の調剤が可能です

一方、登録販売者は調剤業務をおこなえませんが、医師の処方箋なしで購入できるOTC(一般用医薬品)に分類されている第2類・第3類医薬品の販売が可能です。ただし、副作用リスクの高い第1類医薬品については、登録販売者は取り扱えず、薬剤師が携わる必要があります。

登録販売者になるためには資格が必要

登録販売者になるためには資格が必要

登録販売者として働くためには、専門の資格を取得する必要があります。OTC(一般用医薬品)の販売に関する知識と技能を証明するものであり、試験に合格することで正式に取得が可能です。登録販売者の資格を取得すると、薬局やドラッグストアなどでOTC(一般用医薬品)の販売ができるようになります

  1. ①各都道府県が実施する登録販売者試験に合格
  2. ②勤務予定の都道府県にて「販売従事登録」を実施
  3. ③直近5年以内に、通算で1年以上または2年以上の実務経験

登録販売者試験は誰でも受けられる

登録販売者試験の受験に必要な資格や条件はありません。実務経験や学歴、年齢にかかわらず、誰でも受験が可能です。医薬品に興味があり、販売業務に携わりたいという意欲があれば、どんな人でも挑戦できます。

試験を受けて合格する

登録販売者試験は、毎年8月から12月にかけて都道府県ごとに実施されています。試験の申込期間は試験日の約3カ月前から始まり、試験内容は筆記試験のみで、医薬品の知識を問われます。事前に計画的に勉強を進めることが大切です。

合格後に販売従事登録をする

試験に合格した後は、登録販売者として実際に働くために「販売従事登録証」を取得する必要があります。登録証を申請するには、まず就職先が決まっていることが条件です。申請先は勤務先がある都道府県となり、申請書を提出することで、販売従事登録証が交付されます

申請時には、試験合格通知書や医師の診断書などが必要となるため、準備を整えて申請をおこないましょう。交付まで数日かかることもあるため、余裕を持って手続きを進めることが大切です。

単独でOTC(一般用医薬品)を販売するためには実務経験を積む

試験に合格し、販売従事登録を受けた後でも、すぐに一人でOTC(一般用医薬品)を販売できるわけではありません。実際に単独で売り場に立つには、過去5年以内に2年以上かつ通算1,920時間以上の実務経験が必要です。実務経験が不足している場合、研修中として経験を積むことになります。

研修期間中は、薬剤師や管理者の指導を受けながら実務をおこない、OTC(一般用医薬品)の販売に必要な知識や技術を身につけます。2年以上の実務経験を積んだ後、実務従事証明書の申請が可能です。

登録販売者試験の難易度や合格率などを知りたい方は、以下のコラムも参考にしてください。

登録販売者試験の難易度・合格率をわかりやすく解説!合格するための秘訣とは

登録販売者の資格を取得するメリット

登録販売者の資格を取得するメリット

登録販売者の資格を取得すると、医薬品に関する専門知識を身につけられ、就職やキャリアの選択肢が広がるだけではなく、地域社会やお客さまの健康に貢献できます。資格を持つことで得られるさまざまなチャンスは、ライフスタイルに合わせた柔軟な働き方を実現する手助けにもなるでしょう。ここでは、登録販売者の資格を取得するメリットを6つ紹介します。

時給や給料のアップが望める

登録販売者の資格を取得すると、給料や時給のアップが期待できる場合が多い傾向です。資格を取得すると、多くの企業では資格手当が支給され、時給だと100~200円ほどアップするケースもあります

また、ドラッグストアや薬局において、登録販売者が常駐していることで、より多くのOTC(一般用医薬品)が取り扱えるようになるため、店舗責任者として採用されるケースも増えています。資格を活かして高い収入を得るチャンスが広がるといえるでしょう。

就職や転職活動がしやすくなる

登録販売者の資格を取得すると、全国各地での登録販売者の求人情報に応募できるようになります。販売従事登録をおこなえば、都道府県に関係なく全国で働けるため、転職や引越しの際にも便利です。正社員としての採用だけでなく、パートやアルバイトなどさまざまな雇用形態にも対応しており、就職活動を有利に進めるための資格といえるでしょう。

お客さまへ貢献できる

登録販売者として働く最大の魅力の一つは、お客さまに対して貢献できることです。多くの人々が軽度な症状があったとき、病院へ行く前に自分で薬を選んで対処する「セルフメディケーション」をおこなっています。

しかし、どの薬を選べばよいのかわからないという悩みを持つ人も多く、その点で専門知識を持つ登録販売者が役立つ場面が増えています。お客さまから信頼され、アドバイスを求められることは、仕事のやりがいを感じられる瞬間となるでしょう

職場の選択肢の幅が広がる

登録販売者の資格を持っていると、薬局やドラッグストアだけでなく、コンビニエンスストアやホームセンター、家電量販店など、OTC(一般用医薬品)を取り扱うあらゆる業種で働くことが可能です

また、製薬会社の営業職など、OTC(一般用医薬品)に関連したさまざまな職業の選択肢も広がります。登録販売者の資格はキャリアの選択肢を広げ、今後のライフプランに応じた働き方をサポートしてくれるでしょう。

ライフスタイルに合った働き方がしやすくなる

登録販売者は、パート、アルバイト、正社員など、ライフスタイルに合わせた働き方ができる点も大きな魅力です。資格には有効期限がなく、家庭の事情やライフステージに応じて、仕事を休んだり再開したりできます。

たとえば、結婚や出産で一時的に仕事を離れた後でも、資格を持っていれば数年後に再就職する際にスムーズに職場復帰できます。また、パートタイムでの勤務から正社員を目指すキャリアパスを選ぶことも可能です。

日常生活でも役立つ知識が身につく

登録販売者として身につけた知識は、日常生活でも非常に役立ちます。OTC(一般用医薬品)の正しい選び方や使用方法について学ぶことで、自分や家族の健康管理に役立てられるでしょう。セルフメディケーションが推進される中で、OTC(一般用医薬品)を使って家庭内でのケアをおこなう機会が増えており、その知識を活かす場面が増えているのです。

登録販売者の資格は、仕事だけでなく、日常の健康維持にも貢献する大切なスキルといえます。

登録販売者になるメリットを7つご紹介!必要性やデメリットもあわせて解説

登録販売者の資格を取得する際の注意点

登録販売者の資格を取得する際の注意点

登録販売者の資格を取得することは、OTC(一般用医薬品)の販売に従事するために必要なステップです。しかし、資格取得後も一定の研修や実務経験が求められたり、思い通りの業務内容でなかったりする場合がある点を把握しておきましょう。

資格取得を目指す際には、必要な条件や実務経験について十分に理解し、準備しておくことが大切です。ここでは、登録販売者の資格取得後に押さえておきたい注意点を紹介します。

合格後に研修期間がある

登録販売者試験に合格した後、すぐに管理者として店舗運営ができるわけではありません。一定の研修期間を経て管理者要件を満たす必要があります。具体的には、直近5年以内に2年以上かつ通算1,920時間以上の実務経験を積むか、1年以上かつ通算1,920時間以上の実務経験に加えて指定の研修を修了しなければなりません

実務経験を満たしていない場合、合格後は研修中の状態で勤務することになり、最短でも1年程度は研修期間として扱われることになります。研修中にOTC(一般用医薬品)を販売するときは、管理者要件を満たした登録販売者や薬剤師の関与が必要です。

この期間中、実務経験を積みながら、登録販売者としての知識とスキルをさらに深めていくことが求められます。

一般従事者と同じ業務をおこなうこともある

登録販売者として働く際、医薬品に関する専門知識を活かすだけではなく、店舗内での一般的な業務にも従事するケースが多くあります。たとえば、品出しやレジ打ちなどの業務を担当することもあるでしょう。

登録販売者だからといって、医薬品にかかわる仕事だけをおこなえばよいわけではありません。全体的な業務に積極的に取り組む姿勢が大切です。資格を取得した後も、柔軟に業務をこなすことが求められる点を理解しておきましょう。

毎年外部研修を受講する必要がある

登録販売者として継続的に働くためには、毎年外部研修を受ける必要があります。研修は指定された研修実施機関でおこなわれ、12時間以上の受講が義務付けられています。継続的な学びが、登録販売者としてのキャリアを支える重要な要素となるため、研修受講を忘れずにおこなうことが求められているのです。

登録販売者の仕事が向いている人の特徴

登録販売者の仕事が向いている人の特徴

登録販売者の仕事は、ただ単にOTC(一般用医薬品)を販売するだけではありません。お客さま一人ひとりに合った適切なアドバイスをおこなう必要があります。ここでは、登録販売者として働くのに適した人の特徴を紹介します。特徴を知っておくことで、仕事への適性を見極め、より充実したキャリアを築けるようにしましょう。

相手の話をしっかりと聞ける

まずお客さまの話をしっかりと聞き、何に困っているのか、何を求めているのかを正確に理解することが大切です。店舗が忙しいときでも、慌てず冷静に対応し、お客さまが安心して商品を選べるようサポートする姿勢が求められます。

健康に対する関心が高い

セルフメディケーションの重要性が高まる中で、自分の経験を活かして地域の人々に適切なアドバイスを提供できる登録販売者はお客さまから信頼され、重宝されるでしょう。健康に対して意識的であることが、日々の仕事に対するモチベーションにもつながります。

日々知識をアップデートしていく姿勢がある

登録販売者としての仕事は、常に最新の情報を取り入れ、アップデートし続けることが求められます。お客さまに適切なアドバイスをするためには、新薬や医薬品に関する最新の知識を身につけなければなりません

また、制度変更や法改正にも迅速に対応するために、日々勉強を怠らない姿勢が大切です。自分自身の専門知識を深めるための向上心があれば、お客さまからの信頼はもちろん、上司や同僚からも高く評価されるでしょう。

登販に向いている人ってこんな人!登録販売者になるにはどんな適性やスキルが必要?

まとめ|自分に合ったキャリアプランを実現させよう

登録販売者は、OTC(一般用医薬品)の販売とアドバイスを通じてお客さまの健康をサポートする専門職です。高い責任感と専門知識が求められますが、その分やりがいも大きく、地域社会に貢献できる大切な役割を果たします。資格を取得することで、就職の幅も広がり、キャリアアップのチャンスが増えるでしょう。興味のある方は、ぜひ資格取得を目指して挑戦してみてください。

すでに資格をお持ちの方は、実務経験を積んで管理者要件を満たすことがキャリアアップへの第一歩です。さらに、管理者要件をクリアしたあとも、研修や自主学習を通じて最新の情報を取り入れることが求められます。

現在の職場では将来の展望が見えにくい場合は、転職も選択肢の一つです。転職にお悩みの方は、ぜひアポプラス登販ナビにご相談ください。登録販売者の転職に特化したプロのコンサルタントが、一人ひとりの希望に沿ったキャリアプランや求人をご提案します。

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