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「登録販売者専門求人サイト」9サイトを対象にしたサイト比較イメージ調査。
調査実施:株式会社ドゥ・ハウス(2022年3月)
登録販売者になるには
登録販売者は、一般用医薬品(OTC医薬品)を販売できる資格です。2009年薬事法改正により規制緩和されて新設された資格で、全国のドラッグストアの増加に伴って、求人ニーズも高まっており、今、最も注目されている仕事のひとつです。
登録販売者になるには、試験に合格し、資格を取得しなければなりません。そこで、登録販売者になるためのステップを詳しくご紹介します。
登録販売者として働き始めるまでのステップ
STEP1 登録販売者試験に合格
登録販売者として働くためには、まず試験に合格して資格を取得する必要があります。登録販売者試験は各都道府県が実施しており、試験内容や日程も各都道府県によって異なります。試験は通常、都道府県ごとに年に1〜2回実施されますが、違う都道府県で受験すれば年に複数回の受験も可能です。
試験問題は難度に差が出ないように、厚生労働省のガイドラインに基づいて作成されており、出題範囲は厚生労働省の「試験問題の作成に関する手引き」によって定められています。以前は実務経験や学歴といった受験資格が設けられていましたが、現在では特に制限はなく、誰でも受験することができます。
登録販売者試験の試験項目
試験項目 | 出題数 | 時間 |
---|---|---|
薬事に関する法規と制度 | 20問 | 40分 |
医薬品に共通する特性と基本的な知識 | 20問 | 40分 |
人体の働きと医薬品 | 20問 | 40分 |
おもな医薬品とその作用 | 40問 | 80分 |
医薬品の適正使用・安全対策 | 20問 | 40分 |
合計 | 120問 | 240分 |
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出題順とは異なります
POINT!試験の合否
試験の合否は、以下の2つの要素で決まるため、まんべんなく知識を有することが求められます。
- 総問題数120問(1問1点)に対する正答率が70%以上(84点以上)
- 試験項目ごとの出題数に対する正答率が35%以上
2016年度の全国平均の合格率は43.7%で、比較的難度は低いといわれる登録販売者試験ですが、通信講座などを活用してしっかり試験対策をしなければ、やはり合格は難しいといえます。
STEP2 就職先の決定
試験に合格し、登録販売者の資格を取得しただけでは、まだ登録販売者として働くことはできません。就職先を決め、勤務先での「登録販売者販売従事登録」の申請を行わなければなりません。その前に、登録販売者の就職状況について知っておきましょう。
POINT!登録販売者の就職状況は?
最近は薬局やドラッグストアだけではなく、スーパーマーケットやコンビニエンスストアなどでも一部の一般用医薬品が販売できるようになりました。そのため、登録販売者の就職は、都市部に限らず、地方においても売り手市場が続いています。
POINT!待遇面のことが知りたい!
登録販売者は、雇用形態や店舗の立地によって異なるものの、比較的安定した収入が得られます。正社員の場合、働き始めのころは年収およそ300万~400万円、パートやアルバイトの場合、時給850~1,100円が平均的で、大型のチェーン店や都市部のドラッグストアなどでは、さらに高い傾向があります。
POINT!就職活動には就職支援サイトの活用が便利!
登録販売者の求人数は全国的に安定しており、求人サイトを検索すると、たくさんの求人情報を見つけることができます。また、ドラッグストアなどの場合は、店頭に登録販売者の人材募集を掲示している店舗も数多くあります。
ただし、自分の働き方や条件に合った就職先を見つけるためには、専門の就職・転職支援サービスを活用し、担当コンサルタントに相談しながら行うのが一番の近道です。
STEP3 登録販売者販売従事登録の申請・発行
就業先が決まったら、勤務先のある都道府県で登録販売者販売従事登録の申請を行います。販売従事登録には以下のものが必要になり、登録手数料もかかります。
登録販売者販売従事登録に必要なもの
- 登録販売者販売従事登録申請書(各都道府県ウェブサイト、保健所で入手可能)
- 登録販売者の合格通知書
- 戸籍謄本、戸籍抄本または戸籍記載事項証明書(発行から6ヵ月以内)
- 医師による診断書(診断日から3ヵ月以内)
- 雇用証明書(使用関係を示す書類)
- 登録手数料(金額は都道府県によって異なる)
STEP4 就職先での登録
正式な登録販売者として働くためには、過去5年以内に登録販売者としての実務経験が2年以上あることを証明する「実務(業務)従事証明書」を申請しなければなりません。これは、登録販売者としてようやく一人前になったことを証明するもので、申請書式は各都道府県のウェブサイトから入手できます。
もし、実務経験がない場合には「登録販売者研修中」の身分となり、薬剤師または店舗管理者・管理代行者の要件を満たした登録販売者の管理および指導のもとで、医薬品販売に従事し、経験を積む必要があります。
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