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登録販売者試験合格に必要な勉強時間は?勉強法別スケジュールの組み方

登録販売者試験合格に必要な勉強時間は?勉強法別スケジュールの組み方

登録販売者試験合格に必要な勉強時間は?勉強法別スケジュールの組み方

登録販売者は現在注目の資格として取りあげられることも多く、受験すべきかどうか迷っている方も多いのではないでしょうか?受験勉強をスタートさせる時は、勉強時間がどれぐらい必要なのかを把握しておくとスケジュールが組みやすくなります。この記事では、合格までに必要な勉強時間やスケジュールの組み方について具体的に解説していきます。

目次

登録販売者試験合格に必要な勉強時間

登録販売者試験合格に必要な勉強時間

結論から言いますと、登録販売者試験に合格するまでの勉強時間の目安は、300~400時間です。あまりに長期化するとモチベーションの維持が大変ですので、まずは学習期間を3~4カ月として計画を立てるのがよいでしょう。

学習期間の目安

300~400時間を3~4カ月でこなす場合、1日の学習時間は以下の通りです。また、週末しかまとまった勉強時間が取れない方などは、1週間(7日間)あたりの学習時間の目安も把握しておきましょう。

[学習時間・期間の目安]

学習時間/期間 3カ月間 4カ月間
300時間 【効率重視派×短期集中型】
3時間20分/日
(23時間20分/週)
【効率重視派×毎日コツコツ型】
2時間30分/日
(17時間30分/週)
400時間 【慎重派×短期集中型】
4時間30分/日
(31時間30分/週)
【慎重派×毎日コツコツ型】
3時間20分/日
(23時間20 分/週)

[表の解説]
例えば、【効率重視派×短期集中型】(水色のセル)の場合、毎日勉強する場合は1日に3時間半ほど時間を割くことになります。また、土日の週末のみ勉強する場合、2日間でそれぞれ12時間近く勉強する計算となります。

学習期間の設定

どの程度の学習時間・学習期間に設定するのかは、受験予定の試験日程や、自分の能力・性格などによっても異なります。試験日まで余裕のある方は、ひとまず【慎重派×毎日コツコツ型】(ピンク色のセル)を選び、400時間を4カ月でこなす内容で計画を立ててみてください。

登録販売者試験合格のための学習スケジュール

登録販売者試験合格のための学習スケジュール

それでは、【慎重派×毎日コツコツ型】(ピンク色のセル)で学習スケジュールを組んだ場合、どのようなイメージになるのかを見ていきましょう。

社員もしくはフルタイム勤務の方

平日は夜にまとめて時間を取り、土日は平日の進捗を見ながら勉強時間を調整します。

<月~金>

社員もしくはフルタイム勤務の方<月~金> 社員もしくはフルタイム勤務の方<月~金>

<土>

社員もしくはフルタイム勤務の方<土> 社員もしくはフルタイム勤務の方<土>

<日>
休養日

フルタイム勤務+育児中の方

育児中の場合、勉強時間を取る難易度がグッとあがります。子供が寝ている朝晩の時間を勉強時間に充てたり、出勤時や仕事の休憩中に勉強時間を捻出したりして、スキマ時間を有効活用するのがよいでしょう。以下の例ですと平日3時間半学習する計算になり、土日はあわせて6時間取る必要があります。子供がいる場合、休日も自分の時間を作りにくいため、パートナーや家族に協力を仰ぐのがベストですが、それが難しいこともありますよね。その時はやはり子供が寝ている朝晩の時間を有効活用してください。

<月~金>

フルタイム勤務+育児中の方<月~金> フルタイム勤務+育児中の方<月~金>

<土日>

フルタイム勤務+育児中の方<土日> フルタイム勤務+育児中の方<土日>

登録販売者試験合格のための学習方法

登録販売者試験合格のための学習方法

前項で、育児中の方はスキマ時間の使い方が大事であるとお伝えしましたが、ここでは「まとまった時間が取れる時の勉強方法」と「スキマ時間の活用方法」について解説します。

まとまった時間が取れる時の学習方法

2~4時間など、まとまった学習時間が取れる時は、以下のような勉強に重きを置きましょう。

  • ✔ 動画を視聴しながらメモを取る
  • ✔ 過去問題集や紙ベースで問題を解く
  • ✔ 音読や、自分の苦手な部分をまとめる作業など、外では不可能な方法での学習

スキマ時間の活用方法

30分~1時間など外出時のスキマ時間を有効活用する場合、テキストやノートを開いて作業するのは現実的ではないため、手軽にできる勉強を中心におこないます。脳科学的に、何かを覚える時は、「歩いている時」や「電車に乗っている時」など「移動している時」の方が、脳が活性化され効率的であることが知られています(※)。したがって、通勤時間などを有効活用することは、学習方法として正しいやり方であると言えるのです。スキマ時間にピッタリな学習方法は、次の通りです。

  • ✔ 成分の暗記など、コンパクトなテキストや暗記カードを用いた学習
  • ✔ 過去問を解けるアプリの活用

※上大岡 トメ、池谷 裕二 著『のうだま2 記憶力が年齢とともに衰えるなんてウソ!』(幻冬舎)より参照

登録販売者試験の勉強中は情報のコントロールも大事

登録販売者試験の勉強中は情報のコントロールも大事

インターネットやSNSでは、「6月から勉強してたった2カ月で受かった」、「1発で合格した」などといったさまざまな情報であふれており、勉強中はそのような情報に引っ張られて焦ってしまうこともあります。焦ると勉強に集中できなくなりますので、ここではそういった情報への対処法をお伝えします。

自分と他人の境界線をしっかりと引こう

インターネットなどで見かける「合格者の体験談」は、客観的に受け止めるようにしましょう。なぜなら生活環境は誰一人として同じではなく、「ある一人の人」のやり方が自分自身に当てはまるとは限らないからです。この記事の「登録販売者試験合格のための学習スケジュール」の内容を見てわかる通り、日々、学習のために割ける時間は人それぞれです。つまり、3年かけてようやく受かったという体験も「普通のこと」ですし、一発合格した体験も「普通のこと」なのです。
したがって、誰かの体験談を読む時は、「必要な情報」と「不要な情報」の仕分けをきちんとおこない、参考になる部分のみマネするようにしましょう。どうしても他人と比較して落ち込んでしまう時は、そういった情報を完全に(物理的に)シャットダウンして、自分に意識を戻してくださいね。

SNSは上手に活用しよう

X(旧:Twitter)やインスタグラムなどのSNSは、情報収集にうってつけのメディアであり、うまく使えば受験勉強の進度が段違いになります。しかしその反面、見たくない情報が自然と入ってきて心を乱されたり、ずるずると時間を費やしてしまったりすることもあります。身に覚えのある方は、時間を決めて使うなど、SNSとの向き合い方についてもあらかじめ決めておきましょう。

まとめ|登録販売者試験の勉強は時間の使い方が大事!

登録販売者試験の学習では、日々の生活の中で「いかに時間を捻出するか」がとても大切です。「まとまった時間」と「スキマ時間」をうまく活用し、それぞれに合った学習方法で勉強を進めてみてください。勉強に費やした時間はあなたを裏切りません。ぜひ自分のペースで合格を勝ち取りましょう。

執筆者:村松 早織(薬剤師・登録販売者講師)

執筆者:村松 早織(薬剤師・登録販売者講師)
株式会社東京マキア 代表取締役
登録販売者や受験生向けの講義を中心に事業を展開
twitter、YouTube等のSNSでは、のべ1万人を超えるフォロワー・チャンネル登録者に向けて、OTC医薬品についての情報発信を行っている。

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