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登録販売者=ドラッグストアだけじゃない!多様な勤務先を解説

登録販売者=ドラッグストアだけじゃない!多様な勤務先を解説

こんにちは、登録販売者転職のアポプラス登販ナビライターチームです。

昨今、登録販売者の活躍できる場が増えてきています。これまではドラッグストアでの勤務が主流でしたが、現在はコンビニ・スーパー・製薬会社などさまざまな選択肢が選べるようになりました。

 

この記事では、登録販売者の資格を活かせる職場について、それぞれのメリット・デメリットを解説しています。この記事を読んで、登録販売者が自分に合った働き方を見つける手がかりになれば幸いです。

【目次】

登録販売者が活躍できる職場、それぞれのメリット・デメリット

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登録販売者が活躍できる職場の種類と、それぞれのメリット・デメリットについて見ていきましょう。

ドラッグストア

多くの登録販売者が勤務しているドラッグストア。お客さまの健康相談を聞き、適切なアドバイスをすることはもちろん、在庫管理やレジ打ち、商品の品出し、陳列なども業務に含まれます。

メリット

まずメリットとして挙げられるのは、キャリアアップが望めることです。仕事の成果や勤務状況によって、店舗管理者・エリアマネージャーなどの次のステップに進める制度が整っていることやそれにともなう年収アップを目指せることは大きなやりがいとなるでしょう。また、正社員・パート・アルバイトすべての職種で求人数が多いため、自分の理想とする店舗を見つけやすいです。

さらに、研修制度や医薬品対応マニュアルといったフォロー体制があり、スキルに不安があっても安心して働けるでしょう。

デメリット

ドラッグストアは営業時間が長いため、スタッフの勤務時間も長くなる傾向にあります。中には、1日12時間勤務という長時間勤務が発生することもあり、体力的な問題が懸念されます。また、レジ打ちや商品の品出しなど、医薬品販売以外の業務に時間を割かれることが多く、「自分のやりたい仕事ではない」と、不満に感じてしまう可能性があります。

さらに、ドラッグストアは休日や祝日営業が必須です。小さいお子さんがいる人には、デメリットに感じるかもしれせん。

時給相場

一般的な給料の相場は、正社員で月収20万円〜25万円、パートやアルバイトの場合は時給900〜1,100円となっています。パートやアルバイトの場合でも、通常の給料に資格手当がプラスされる店舗もあります。

コンビニ・スーパー・ホームセンター・家電量販店

ドラッグストア以外の業種でも一般用医薬品を取り扱う店舗が増えており、登録販売者需要を後押ししています。店舗の種類や規模によってドラッグストアとは業務内容が大きく異なるため、働く前にメリット・デメリットを正しく確認しておく必要があります。

メリット

コンビニ・スーパー・ホームセンター・家電量販店などの一般用医薬品コーナーはスペースが小さく、基本的に一人で業務にあたることが多くなります。そのため、実質店長のような役割で、商品の陳列やディスプレイ、在庫管理などをおこないます。店舗運営について学べるため、やりがいを感じることができるでしょう。

また、大手チェーン店では福利厚生が充実している点も大きなメリットです。

デメリット

ドラッグストアと同様に、これらの業種は休日が繁忙期のため、土曜・日曜・祝日に休みにくい傾向にあります。

仕事のやりがいという面では、まだこうした業種へ医薬品を求めるお客さまの数が少なく、さらには取り扱っている医薬品も少ないため、やりがいを感じられなくなるケースも考えられます。

時給相場

給料相場は正社員で月収22〜35万円、パートやアルバイトは時給1,000円〜1,300円程度となっています。設定金額が幅広く、店舗によってはドラッグストアの相場よりも高い時給で働くことが可能です。

調剤薬局

調剤薬局では、調剤の補助や一般用医薬品の販売が主な仕事になります。また、処方箋の受付やレセプト入力などの重要な仕事も任せられることがあります。

メリット

ここでの大きなメリットは自分のスキルアップにつながることでしょう。調剤薬局では、薬剤師と一緒に仕事をします。薬のプロともいえる薬剤師から指導をもらえるため、実務経験を積むには最適の職場といえるでしょう。また、小売店と違って一般業務がほとんどなく、薬に関する専門業務を中心におこなうことができます。接客や販売が苦手な人には大きなメリットだといえます。

また、比較的午前中に患者が集中するケースが多いのが調剤薬局です。午後は落ち着いて仕事ができるため、残業が少ないという声も多く聞かれます。

デメリット

そもそも調剤薬局では薬剤師の求人が主なため、登録販売者の求人数が少ないのがデメリットだといえます。また、昨今は土曜日の営業や年中無休の調剤薬局が増えているため、調剤薬局での勤務を希望している人は勤務体制について注意が必要です。

他には、営業職のように目に見える成果が少なく、年収アップにつながりにくい業種ともいえるでしょう。

時給相場

調剤薬局の給料は月収20万円〜27万円、パートやアルバイトでは時給1,000円〜2,000円程度が相場となっています。

製薬会社・メーカー

ドラッグストアや医薬品コーナーのある店舗などは、製薬会社やメーカーから医薬品を取り寄せています。これらの店舗に対し、自社の新しい医薬品やおすすめ商品を売り込み、取り扱ってもらえるようにすることが、製薬会社やメーカーでの大きな仕事になります。

この仕事は、医薬品の専門知識がなければできない仕事です。登録販売者の資格はこのような職種でも活かすことが可能です。

メリット

大きなメリットは、土曜・日曜・祝日・年末年始などカレンダー通りの休みが取得できることです。小さいお子さんがいる人にとっては重要なポイントではないでしょうか。

また、営業職は成績を上げれば上げるほど年収アップにつながるため、実力主義の人には最適な職種です。

デメリット

営業職のデメリットとしてまず挙げられるのが、ノルマです。営業職に数字はつきものです。売り上げに関するノルマや、自社の商品を店舗の目立つところに陳列してもらう営業など、多くのストレスを感じる場面があります。

さらに、求人数が少ないこともデメリットとして挙げられます。一年を通して、2月〜3月・8月〜9月頃にしか求人が出ない傾向にあり、転職を検討している人はタイミングが重要となります。

また、製薬会社やメーカーに勤務すると、小売業への再就職が厳しくなることも知っておく必要があります。登録販売者の資格を維持するためには、過去5年以内に2年以上の実務・業務経験が必要になります。しかし、営業職はこれに該当しません。登録販売者が製薬会社やメーカーに勤務する場合は、その後のキャリアプランをしっかり立てたうえで就職しなければなりません。

時給相場

製薬会社や製薬メーカーの収入は、月収20万円〜27万円程度、アルバイトやパートになると時給1,100円〜2,000円程度が相場となっています。中には、成果報酬制の会社もあり実力次第で高収入が実現できるでしょう。

エステサロン

エステサロンでは、美容用品や健康食品の他、一般用医薬品を取り扱う店舗が増えており、登録販売者のニーズが高まっています。エステサロンは施術がメインとなるので、施術をしながらお客さまへ服薬アドバイスをおこないます。

メリット

エステサロンはリピーターが多いため、お客さま一人ひとりと密な関係を築くことができるのが魅力だといえるでしょう。資格手当や指名手当などがつくエステサロンもあり、収入面とやりがい面の両方でメリットを感じやすいといえます。医薬品知識に加えて美容の知識も必要ですが、将来的に独立を考えることも可能です。

デメリット

エステの施術は力仕事のため、年齢を増すごとに体力面で厳しいと感じる人が増えるようです。また、美容の知識や施術技術を身につけることが大きなハードルになってしまう人もいます。

時給相場

エステサロンで働く登録販売者の収入は、月収20.9万円〜27.7万円、時給1,050円〜1,200円程度が相場となっています。

通信販売(ネットショップ)

2014年に一般用医薬品の通信販売が解禁となりました。通信販売業界で登録販売者が資格を活かせる仕事には、通信販売をおこなう企業でのテレフォンオペレーターがあります。具体的には、利用者からの電話での問い合わせや薬の飲み合わせ相談に、的確にアドバイスすることが求められます。

メリット

通信販売のメリットは、ドラッグストアのような対面接客ではないため、人と対面することが苦手な人でも、緊張せず対応ができるということです。髪型や服装も自由なところが多く、自分のスタイルで働けるのも魅力です。

また、レジ打ちや品出しといった一般業務がないのでお客さまへのアドバイスを集中しておこなうことができます。応対時間も決まっているため、残業がほとんどないこともメリットといえるでしょう。

デメリット

コールセンターでの仕事は、電話応対が苦手という人には厳しい仕事です。また、高齢者からの電話相談が多く、長引く応対に精神的なストレスを感じることもあるといいます。

さらに、忙しい時間帯とそうでない時間帯の差があり、暇な時間を苦痛と感じる人も多いようです。相談事を解決しても、喜んでいる顔を直接見ることができないため、やりがいを感じにくいかもしれません。

時給相場

通信販売の収入相場は月収で145,600円〜166,400円、アルバイト・パートなどの場合は1,500〜2,300円程度が相場となっています。

勤務先を選ぶ際は「実務経験」に含まれるかどうかに注意

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登録販売者の場合、資格を維持するためには、過去5年以内に2年以上の「実務経験」が必要です。「実務経験」とは、一般用医薬品を取り扱っている店舗での勤務を指し、前述の通り、製薬会社やメーカーなどでの勤務は、実務経験にカウントされません。

登録販売者として勤務していなくても資格をはく奪されることはありませんが、また一から経験を積む必要があるため、転職の際は注意するようにしましょう。

フランチャイズで独立するという道も

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登録販売者の資格があれば、ドラッグストアを開業するという道もあります。一から自分で店舗を作り上げることも可能ですが、ここではフランチャイズを利用した独立開業をおすすめします。

メリット

大きなメリットとして挙げられるのが初期費用です。一般的に独立開業をおこなうための費用は1,000万円以上かかるといわれていますが、フランチャイズで開業する場合は、数100万円程度で開業することが可能です。なぜなら、フランチャイズ元が開業資金や施設などの支援をしてくれるからです。

さらに、大手のフランチャイズチェーンであれば、知名度もあり、新規顧客が獲得しやすく、経営が軌道に乗りやすいというメリットもあります。フランチャイズ本部から、経営に対する的確なアドバイスを受けることもできるため、未経験でも事業を始めやすいでしょう。

デメリット

フランチャイズを利用した独立は、すでに実在するドラッグストアの屋号を借りて店舗を出店することになります。そのため、そのドラッグストアのブランドイメージや営業方針に沿って営業をおこなう必要があるため、自分の戦略を実現できないケースがあります。過剰な値引きや営業時間など、やりたくない販促を求められることもあるかもしれません。

また、フランチャイズ開業すると、本部にロイヤリティを支払う必要があります。初期費用を抑えられる一方で、開業後のロイヤリティの支払いに頭を抱える経営者も多いと聞きます。

登録販売者が活躍できる場は増え続けている

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2009年の薬事法改正に始まり、2014年にはインターネットを介した通信販売が解禁。さらに、2017年には病院で処方されていた一部の薬成分が、一般用医薬品でも使用可能となったため、効果性の高い薬を身近に手に入れられるようになりました。

この規制緩和により、スーパーやコンビニ、エステサロンなど医薬品を購入できる場が増えてきています。そして、販売場所の増加にともない登録販売者を求める企業が増え、今や登録販売者は消費者にとってなくてはならない職業になっているといえます。

まとめ|登録販売者には多くの選択肢がある!自分にとって理想の勤務先を選ぼう

登録販売者の勤務先といえば「ドラッグストア」が多いのは事実ですが、ここ数年で、たくさんの選択肢が増えました。今回紹介した内容を参考に、自分にとっての理想の勤務先を探してみましょう。

過去の記事 登録販売者がコンビニで働くメリット・デメリット
新しい記事 登録販売者の管理者要件が「実務経験1年以上」に引き下げへ。現場はどうなる?