【アンケート調査】登録販売者の5割は転職経験あり!ドラッグストア以外への転職も?
【アンケート調査】登録販売者の5割は転職経験あり!ドラッグストア以外への転職も?
こんにちは、登録販売者転職のアポプラス登販ナビライターチームです。
今回当サイトアポプラス登販ナビが独自に実施したアンケート調査(40代以下の登録販売者を対象)によると、登録販売者のうちおよそ5割が転職経験者です。またそのうち6割は再び登録販売者として活躍しているとのデータも出ています。当記事では、登録販売者の方の中でも転職を検討している場合に役立つ転職のコツや注意点を解説します。
目次
- ・【アンケートを公開!】転職経験がある登録販売者はどれくらいいる?
- ・登録販売者の転職では求人をどうやって見つけている?
- ・登録販売者以外の選択肢!どんな仕事を選ぶ?
- ・登録販売者は復帰が多い?再就職の事情を解説
- ・登録販売者はなぜ転職する?よくある理由は3つ
- ・登録販売者が転職前に獲得したいスキルや準備は5つ
- ・まとめ|登録販売者の転職を成功させるなら、転職エージェントがおすすめ
【アンケートを公開!】転職経験がある登録販売者はどれくらいいる?
登録販売者は薬局やドラッグストアで働く医薬品のスペシャリストであり、医療業界での需要も安定しています。
一方で、登録販売者の転職市場は活況であり、転職エージェントへの相談件数も増えています。登録販売者の転職割合や転職業種について深掘りしましょう。
6割は登録販売者として転職するが4割は他の仕事に就いている
アポプラス登販ナビが40代以下の登録販売者に実施したアンケートによると、転職経験のある登録販売者のうち約6割が登録販売業界に転職しています。
一方で、4割の登録販売者は医薬品業界とは直接関係のない業界を転職先に選んでいます。一般業種への転職としてはIT系の職種が多いのが特徴です。
なお、同業種での転職としてはドラッグストアが4割ともっとも多く、次いで調剤事務やオフィスワークがそれぞれ1割を占めており、医療関係の専門知識が活かされる業種であることに変わりはありません。
登録販売者の転職では求人をどうやって見つけている?
登録販売者が転職求人を見つける方法は下記3種類が挙げられます。
- 転職エージェント
- 自己応募
- 友人の紹介
5割の登録販売者が求人検索サイトを活用して転職に成功している
今回実施したアンケートによると、転職を考える登録販売者のうち約5割が求人検索サイトを利用しています。残り5割の内訳は以下のとおりです。
- 自己応募:1.5割
- 転職エージェント:1割
- 友人の紹介:0.5割
転職エージェントと求人検索サイトはどちらも転職活動を支援するための有益なサービスですが仕組みは異なります。求人検索サイトは企業が掲載する求人情報を一括して閲覧できるオンラインプラットフォームです。ユーザーはキーワードや地域などの希望条件を入力して案件を検索し、自分に適した求人を見つけます。
一方、転職エージェントはマンツーマンの転職支援を提供するサービスです。エージェントは求職者のスキルや経験、希望条件などを詳しくヒアリングし、それに合致する求人情報を紹介します。また、履歴書の添削や面接のスケジューリング、キャリア相談なども受けられます。
求人検索サイトと転職エージェントを組み合わせることでより幅広い案件へのエントリーが可能です。
転職先はドラッグストアがもっとも比率を占める
前述のアンケートによると、同業種への転職のうち、ドラッグストアへの転職は約4割です。
登録販売者は医薬品や健康商品に関する知識や経験を持っており、店頭でも専門的な知識を活用できます。
たとえばドラッグストアでは、顧客が医薬品やサプリメント、化粧品などの商品を購入する際にアドバイスや情報を求められます。そのため、登録販売者の専門知識と薬剤師の指示に基づく適切なアドバイスは、顧客にとって価値のあるサービスと言えるでしょう。登録販売者であれば顧客の健康や薬に関する基本的な質問にも答えられるため、医薬品アドバイザーとしても重要な役割を担っています。
さらに、ドラッグストアはエリアにかぎらず店舗数が多く、求人も安定しているため、登録販売者にとって転職の選択肢が広がります。
上記のような理由から、登録販売者にとってドラッグストアへの転職は魅力的な選択肢と言えるのです。
登録販売者以外の選択肢!どんな仕事を選ぶ?
登録販売者の転職先は幅広く、専門職以外に一般職への転職の門戸も開かれています。登録販売者の異業種の転職候補とその理由を深掘りしましょう。
異業種への転職はさまざまな可能性を秘めている
登録販売者の転職の幅は異業種でも広がっています。業種ごとの具体的な割合は以下のとおりです。
- IT営業:1.6割
- メーカーその他:1.6割
- 人材サービス:1.3割
- ITエンジニア:0.4割
登録販売者が持つ幅広い知識やスキルは異業種でも活かせます。たとえば営業職やカスタマーサポートなどの役職では、製品の説明や顧客のニーズに合わせた提案が求められるでしょう。登録販売者は、商品に関する知識と顧客対応を通じて顧客満足度を高められます。
高いレベルのコミュニケーション能力も登録販売者の武器です。チームやクライアントとの円滑な関係構築にも貢献できるため、マネージャーやディレクターなどより上位の職種でも重宝されます。
最近では未経験からの転職を柔軟に受け入れる業種が増えているため、転職希望者にとってもチャンスが広がっていると言えるでしょう。
1.6割:IT営業
IT営業への転職率は登録販売者全体の約1.6割を占めています。登録販売者もIT営業もどちらも対面でのコミュニケーション能力が求められる職種であり、対人スキルを活かせる職種と言えるでしょう。
また、医薬品業界もDX化が急速に進んでおり、ITテクノロジーとなじみが深い業種のひとつです。
1.6割:メーカーその他
メーカーその他への転職もIT営業と同率で高いウェイトを占めています。登録販売者は本来、医薬品の効能や注意点について理解し的確に説明する能力が求められます。
その意味では、自社製品やサービスのプレゼンをおこなうメーカーなど、その他の業界と共通点が多く、培ったスキルを活かしやすい業種と言えるでしょう。
1.3割:人材サービス
IT系のスキルや経験に自信がない登録販売者の転職先として人気なのが人材サービスです。人材サービスでは求職者の職業適性を見きわめる能力が求められます。また、カウンセリングを通して求職者の就職・転職についての悩みを解決するスキルが必要なため、対面でのコミュニケーション能力が活かせる職種でもあります。
0.4割:ITエンジニア
ITエンジニアはWebデザイナーと並んで業界未経験者からの転職が多い業種です。専門職ではありますが実務経験を問わない企業も多いため、未経験の登録販売者にとってもハードルが低いと言えるでしょう。
登録販売者は復帰が多い?再就職の事情を解説
登録販売者は専門性が高く、転職需要もやや特殊です。登録販売者ならではの再就職事情を深掘りします。
転職を検討する登録販売者のうち約9割が「また登録販売者として働きたい」と回答
前述の転職に関するアンケートによると、転職検討中の登録販売者のおよそ9割が登録販売者の再就職を希望しています。登録販売者は専門性が高く、特殊な知識やスキルが身につけられるため、転職市場でも有利です。
また、ライフスタイルの変化や職場環境への不満から転職を検討するケースも多く、そうした理由からも同業種への転職ニーズが高まっています。
登録販売者はなぜ転職する?よくある理由は3つ
登録販売者の主な転職理由は以下のとおりです。
- 待遇面の不満
- 人間関係のトラブル
- 業務内容への不満
それぞれについて、詳しく解説していきます。
待遇面での転職
登録販売者として給与水準を上げるためには一定以上の役職に就き、役職手当を上乗せするのが基本です。しかし、登録販売者の場合、長く勤めたからといって年功序列で昇進や昇給が約束されるわけではなく、店長への昇進すら難しい職場も珍しくありません。
将来的なキャリアアップを目指した転職が一般的です。
人間関係が原因で転職
登録販売者にかぎらず、人間関係のトラブルはどの業種でも主要な転職理由として挙げられます。上司との相性が悪く、普段の仕事ぶりを正当に評価してもらえなかったり他の従業員と比べて多くの業務を押しつけられたりと、パワハラやモラハラによる転職も見受けられるようです。
店舗を異動することで解決するケースもありますが、社内で相談しても解決しない場合、転職を選ぶパターンがあります。
業務内容への不満から転職
業務内容のミスマッチも主要な転職理由のひとつです。商品の品出しやレジ、電話対応など、ドラッグストアでは幅広い業務を任されます。
もともとは薬のカウンセリングを希望していたのに毎日品出しばかり任されたり、対面でのコミュニケーションが苦手なのに接客を押しつけられたりと、希望が必ずしも聞き入れられないのが現実です。
思いきって転職することで希望通りのセクションに配属され、仕事へのモチベーションが高まるケースもあります。
登録販売者が転職前に獲得したいスキルや準備は5つ
登録販売者が転職前に意識すべき準備やスキルは大きく5つです。5つの要素を把握することで人材価値がさらに高まり、転職を有利に進められるでしょう。
【登録販売者の転職なら】管理者要件を満たしているか
登録販売者として転職を検討する場合、店舗管理者の資格を取得することで効率的なキャリアアップの道が開かれます。店舗管理者になる条件は以下のとおりです。
(第一類医薬品を販売する店舗の場合)
- 5年間で2,880時間以上の実務経験がある
- 試験に合格している
(第二類・第三類医薬品を販売する店舗の場合)
- 2年間で1,990時間以上の実務経験がある
- 試験に合格している
店舗管理者は薬局やドラッグストアなど、医薬品を販売する店舗では配置が義務づけられているため転職市場でも需要が高く、転職後もキャリアアップが期待できます。
【登録販売者の転職なら】医薬品の種類を広く把握している・アップデートできる習慣が身についている
登録販売者は、医薬品の知識・理解のアップデートが求められます。医薬品の効能・効果、使用方法、副作用や禁忌症状などについて適切な知識を持ち、顧客ニーズに即したアドバイスと情報提供が重要です。また、一般的な薬物の分類や作用機序、新薬に関する基本的な知識も欠かせません。
普段の業務から最新の知識を吸収することで登録販売者としてステップアップでき、信頼性向上につながります。
【登録販売者の転職なら】売り場づくりのノウハウや経験がある
店舗全体のマネジメントも登録販売者の重要な業務です。店舗ごとのレイアウトや商品それぞれの配置などの決定権も登録販売者に委ねられるため、売り場づくりの経験やノウハウが求められます。
売上アップにつながる売り場づくりのシミュレーションが得意な人には向いているでしょう。
【登録販売者以外の道なら】自己分析と目標設定
登録販売者の転職を考える際には、自己分析が不可欠です。まず、自身のスキルセットや経験を客観的に評価し、自分の強みや専門知識、コミュニケーション能力などを把握しましょう。
また、現在の職務での成果や達成感を振り返り、自分の興味ややりたいこと、職務に対するモチベーションを明確化することで転職市場での武器やセールスポイントが見えてきます。
自己分析は自己の内面を深く掘り下げる作業であり、自分自身の現実の受容が重要です。転職での失敗パターンを避けるためには、客観的な自己評価に基づいて将来のビジョンを明確にしつつ、現実的なキャリアパスのシミュレーションが大切です。
【登録販売者以外の道なら】目指す業界・業種研究
登録販売者以外の職種への転職を希望しているならまず、目指す業界や業種を具体的にイメージしましょう。そのうえで転職先で求められる知識やスキルを整理し、具体的な業務内容を把握することで転職対策をスムーズに進められます。
目先の業務だけでなく、それぞれの業界でのキャリアパスを合わせて研究しておくと業界全体の事情を具体的に把握でき、転職後のモチベーションにもつながるでしょう。
まとめ|登録販売者の転職を成功させるなら、転職エージェントがおすすめ
登録販売者は幅広いスキルと専門知識、モチベーションがあれば他の同業種だけでなく異業種への転職が可能です。また、同業種でも異業種でも、転職を検討する際には将来的なキャリアパスを具体的にイメージすると転職後のミスマッチを防げます。
登録販売者の転職エージェントアポプラスキャリアが運営している「アポプラス登販ナビ」がおすすめです。アポプラス登販ナビが選ばれる理由は以下のとおりです。
- 登録販売者専門の転職コンサルタントに相談できる
- 転職サポートが手厚い
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