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【ドラッグストアの一日】登録販売者がダイエットサプリを判断する方法

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「ダイエットサプリの販売」と聞いて苦手意識を感じていませんか? 登録販売者としてお客さまに合う商品を提案するのは様々な難しい要素があります。とくに、ダイエットサプリの販売は、商品知識の理解だけでなく、お客さまによって異なるライフスタイルや目標も考慮した提案をしなければならないため、悩むところがたくさん出てきます。

また、サプリメントの分野は日々進化しており、最新の商品やその効果、適合するお客さまの特性など、常に情報をアップデートしなければならないところもストレスの原因になります。

今回は、ダイエットサプリの販売に対する苦手意識を解消するためアプローチをご紹介します。苦手意識を克服し、お客さまに価値ある提案をするためにどう対処するべきか、一緒に見ていきましょう。

ダイエットサプリを選ぶ難しさの原因

苦手意識の原因は多くの場合、アドバイスの根拠となる商品知識の不足と、その知識をもとにトークを展開してお客さまにご納得いただけるか自信が持てないことです。

ドラッグストアには様々なタイプのダイエットサプリがあります。商品の特性や成分、効能等の情報を正確に把握し、お客さま一人ひとりのニーズに応じて適切な商品を推奨することは、かなりの労力が必要です。また、サプリメント市場は日々進化し続けており、新商品の情報を常にキャッチアップし続けることも求められます。

類似品も多い様々な商品の中から最適なサプリを提案するためには、お客さまの体調やライフスタイル、ダイエットに対する目標などをうかがったり、お客さま自身が気づいていない体重増加の原因を推測したりする洞察力が不可欠です。目的の商品を売るためのストーリーも組み立てなければなりません。しかし、これを短期間で習得するのは困難です。

では、こうした苦手意識を解消するためには、どう対処すればよいでしょうか。

最適なダイエットサプリを選ぶには

ダイエットサプリの販売をスムーズにするためには、次の項目を意識して知識とトークを身に着けましょう。

1 成分と効能に着目する

どんな成分が、体内でどのように作用するのか?という点に絞って覚えていきましょう。商品点数がたくさんあっても、主要な成分の効能を覚えてしまえば、類似する商品の説明の仕方もつかめるようになります。

成分と効能を覚えるには、商品の補充や清掃の際に「どんな機能がある商品なのか」予測しながらパッケージの裏を確認します。たとえば、オリゴ糖が入っている商品を見つけたら「体に吸収するカロリーを抑える機能があるのだろうな」と仮説を立てて、商品が訴求している効能と同じか答え合わせをします。
予測と違っていたら、効能のメカニズムとともにメモを取るなどして覚えていきます。

2 需要の多いものから覚える

成分と効能を覚えていく際は、需要の多いジャンルから取り組んでいきます。
お客さまに対応する機会が発生しやすいので、すぐに商品知識を活かすことができます。しかも何度も繰り返すことで記憶とノウハウが定着しやすくなります。成長の手ごたえがあれば商品知識を学ぶモチベーションも維持できます。

3 接客ノートに書き溜める

お客さまの目的やダイエットの方法によって、選ぶべき成分を絞りこむことができます。
成分と効能を覚えたら、お客さまから普段の食生活や課題に思っていること、ダイエットでどんな成果を実現したいか教えていただきます。

たとえば、ご飯が大好きでいつもお腹いっぱい食べている人が「体脂肪を減らし、腹囲を絞りたい」とのご要望をお持ちだったら、対処法には糖質制限と脂肪燃焼が必要になると判断できます。

次に糖質制限する方法として、食べる量を減らすか、糖質の吸収量を抑えるか取り組みやすい方をうかがいます。後者であれば糖質の吸収を抑えたり、代替品になったりする商品を紹介します。

このように、お客さまの課題と対応方法とおすすめした商品、その理由をメモしておき、迷ったときにはすぐに参照できるようにします。

まとめ

ダイエットサプリの販売で感じる悩みや苦手意識。それは商品知識の不足と、お客さまへの適切なアドバイスが難しいことが原因です。「ダイエットサプリの販売」に対する混乱や無力感を解消するための答えは、以下の3つの要素に集約されます。

・成分と効能に着目する
・需要の多いものから覚える
・接客ノートに書き溜める

これらの実践によって「ダイエットサプリの販売」の難しさを乗り越えていくことができます。その努力はご自身の苦手意識の解消だけでなく、同僚や上司、お客さまからの信頼と評価に繋がります。挑戦は簡単ではありませんが、一つずつ着実にこなしていきましょう。

漫画:玖米(漫画家・登録販売者)

漫画:玖米(漫画家・登録販売者・ドラッグストア、調剤薬局経験有)
連載作品
双葉社様→『家族に役立たずと言われ続けたわたしが、魔性の公爵騎士様の最愛になるまで』1~3巻発売中
秋田書店様→『婚約破棄された可憐令嬢は、帝国の公爵騎士様に溺愛される』月刊プリンセスにて掲載
登録販売者としての視点で漫画を描いています
好きな抗生剤はレボフロキサシン

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