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【2026年版】登録販売者の過去問対策|一問一答・出題傾向と効率勉強法

【2026年版】登録販売者の過去問対策|一問一答・出題傾向と効率勉強法

こんにちは、薬剤師・登録販売者講師の村松 早織です。

登録販売者試験の勉強では、テキストを読むだけでなく、過去問を繰り返し解いて出題傾向や苦手分野を把握することが大切です。しかし、「過去問はいつから始めればいい?」「何年分解けばいい?」「間違えた問題はどう復習すればいい?」と迷う方もいるでしょう。

この記事では、登録販売者試験の過去問を使った効果的な勉強法を、具体的なステップやポイントとともに解説します。一問一答形式の頻出問題も紹介するので、これから過去問演習を始める方はぜひ参考にしてください。

なお、「合格したらどんな働き方ができるのか」「どのくらいの年収で働けるのか」を先に知っておくと、勉強のモチベーションも上がります。合格後すぐに応募できる求人が気になる方は、下記でチェックしてみましょう。

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目次

登録販売者試験は過去問から|効率的な勉強の流れと出題傾向

登録販売者試験は過去問から|効率的な勉強の流れと出題傾向

登録販売者試験の勉強では、テキストで知識を身につけるだけでなく、過去問を活用して出題傾向を把握することが重要です。まずは、過去問を使った基本的な勉強の進め方と、近年の出題傾向について確認していきましょう。

登録販売者試験は過去問の勉強が重要

登録販売者試験の合格を目指すうえでは、インプットとアウトプットを繰り返しながら学習を進めることが大切です。

1.テキストで概要・詳細を把握する
(インプット)

2.過去問を解く
(アウトプット)

「テキストをすべて理解してから過去問に取り組んだほうがよいのでは?」と考える方もいるかもしれません。しかし、最初からすべてを覚えようとする必要はありません。

登録販売者試験は5つの分野から出題され、学習範囲も広いため、テキストを読むだけですべての知識を定着させるのは困難です。ある程度内容を把握したら過去問に取り組み、覚えた知識を実際に使いながら理解を深めていきましょう。

学習では、問題を解くアウトプットに重点を置くことがポイントです。インプットとアウトプットは3:7程度を目安とし、間違えた問題について「なぜ間違えたのか」「どの知識が足りなかったのか」を確認します。過去問を解く、間違えた箇所をテキストで確認する、もう一度問題を解くという流れを繰り返すことで、知識が整理され、記憶にも定着しやすくなります。

インプットとアウトプット

たとえば、料理のレシピ本を最初から最後まで読んだからといって、掲載されている料理をすぐにすべて作れるようになるわけではありません。実際に料理を作り、うまくいかなかった部分を確認しながら何度も繰り返すことで、少しずつ作り方が身についていきます。

登録販売者試験の勉強も同じです。テキストを読むだけではなく、過去問を解いて実際に知識を使うことで、「覚えているつもりだった部分」や「理解が曖昧な部分」が見えてくるのです。間違えた箇所をテキストで確認し、再び問題を解くことを繰り返せば、徐々に知識が定着していきます。

このように、知識を身につけるインプットと、問題を解いて知識を使うアウトプットを組み合わせることが、効率よく学習を進めるポイントです。

登録販売者試験 最近の出題傾向

近年の登録販売者試験では、単に知識を問うだけでなく、実際の接客場面を想定した問題も出題されています。特に、OTC医薬品の成分を扱う第3章や、医薬品販売に関する法令を扱う第4章、安全対策を扱う第5章では、身につけた知識を具体的な場面に当てはめて判断する力が求められます。

こうした問題に対応するには、用語や成分を暗記するだけでなく、さまざまな出題形式に慣れておくことが大切です。自分が受験する地域の過去問に加えて、ほかの都道府県・ブロックの過去問にも取り組み、幅広いパターンの問題に触れておきましょう。

【一問一答】登録販売者試験の頻出過去問にチャレンジ

第3章の超頻出過去問を解いてみましょう。以下の記述について、〇×で答えてみてください。

なお、第3章の「実際の接客を想定した問題」は、これらの一問一答をまとめて応用編にしたイメージです。まずは一問一答形式で基礎固めをしておくと、応用問題への不安もなくなるでしょう。

【問題】

問1 アセトアミノフェンには血液を凝固しにくくさせる作用があり、医療用医薬品として、血栓ができやすい人に対する血栓予防薬の成分としても用いられる。

問2 葛根湯は、体力中等度以上のものの感冒の初期(汗をかいていないもの)、鼻かぜ、鼻炎、頭痛、肩こり、筋肉痛、手や肩の痛みに適すとされる。

問3 コデインリン酸塩水和物は、12歳未満の小児には使用禁忌となっている。

【解答・解説】

問1 正解:× この記述は、「アセトアミノフェン」ではなく「アスピリン」の説明である。アスピリンは、医療用ではいわゆる「血液をサラサラにする成分」として用いられる。

問2 正解:〇 「感冒の初期」「肩こり」などのキーワードから、葛根湯と判断できる。

問3 正解:〇 コデインリン酸塩水和物は麻薬性鎮咳成分であり、12歳未満の小児には使用禁忌となっている。

登録販売者試験の過去問勉強3ステップ|無料ダウンロードの活用法

次は、過去問で勉強する際の3つのステップについてご紹介します。

過去問は無料でダウンロードできる

登録販売者試験の過去問は、各都道府県のWebサイトなどから無料で入手できます。「登録販売者試験 試験問題 〇〇県」のように、受験する都道府県名を含めて検索すると、過去の試験問題を見つけられます。

無料で利用できる点は大きなメリットですが、都道府県が公開している過去問には、詳しい解説が付いていない場合があるため注意してください。間違えた理由まで確認しながら効率よく学習したい方は、解説付きの市販の過去問題集を活用してみましょう。

たとえば、私も著者として解説を担当しているKADOKAWAの過去問題集は、図表を交えた解説も掲載されているため、間違えた問題の振り返りや知識の整理におすすめです。
▶参考: これで完成!登録販売者 全国過去問題集 2026年度版(KADOKAWA)
https://www.kadokawa.co.jp/product/322507000560/

過去問は章ごとに解いてOK

過去問は、最初から120問すべてを一度に解く必要はありません。学習を始めたばかりの段階では、章ごとに範囲を区切って取り組むのがおすすめです。

範囲を小さく区切ることで、学んだ内容を忘れないうちに問題演習と復習を繰り返せます。間違えた箇所もすぐにテキストへ戻って確認できるため、知識が定着しやすくなります。

試験日が近づいてきたら、120問を本番と同じように通して解いてみましょう。実際の試験を想定して取り組むことで、時間配分や集中力がどの程度続くかを確認できます。

間違えた問題は繰り返し解く

過去問は、一度解いて答え合わせをしただけで終わりにせず、間違えた問題や正解に自信がなかった問題を繰り返し解くことが大切です。

効率よく復習するために、問題番号の横に「○・△・×」などの印を付けておくのもよいでしょう。たとえば、迷わず正解できた問題は「○」、正解したものの自信がなかった問題は「△」、間違えた問題は「×」と分けておけば、復習すべき問題をすぐに把握できます。

【例】
問1 医薬品の本質に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
a ~
b ~
c ~
d ~
問2 医薬品のリスク評価に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか
a ~
b ~
c ~
d ~
問3 健康食品に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
a ~
b ~
c ~
d ~

過去問中心の勉強で合格の目処が立ってきたら、「どんな職場で、どんな働き方をしたいか」も一緒に考えておくと、勉強の目的がより明確になります。アポプラス登販ナビでは、ドラッグストア・調剤薬局・量販店など、さまざまな働き方の登録販売者求人を比較できます。

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登録販売者試験の過去問を解くときのコツ4選

ここでは、過去問を効果的に活用するためのポイントを、4つご紹介します。

受験する都道府県の過去問を直近3年分は解く

自分が受験する都道府県の過去問は、直近3年分を目安に解きましょう。傾向を掴むことができれば、重点的に取り組むべき内容も見えてきます。

受験しない都道府県の最新の過去問を解く

自分が受験しない都道府県の過去問については、少なくとも1年分を解いておきましょう。登録販売者試験は、全国7ブロックにわけて開催されます。ブロックごとに試験問題が同じなので、重複して解かないよう注意してください。

ブロック名 都道府県
北海道・東北ブロック 北海道 青森県 岩手県 宮城県 秋田県 山形県 福島県
関東・甲信越ブロック 茨城県 栃木県 群馬県 新潟県 山梨県 長野県
首都圏ブロック 東京都 神奈川県 千葉県 埼玉県
北陸・東海ブロック 富山県 石川県 静岡県 愛知県 岐阜県 三重県
関西広域連合・福井県ブロック 大阪府 京都府 兵庫県 奈良県 滋賀県 和歌山県 徳島県 福井県
中国・四国ブロック 鳥取県 島根県 岡山県 広島県 山口県 香川県 高知県 愛媛県
九州・沖縄ブロック 福岡県 大分県 宮崎県 佐賀県 長崎県 熊本県 鹿児島県 沖縄県

ほかのブロックの問題を解くメリットは、柔軟な対応力を身につけられることです。あらかじめさまざまなパターンの問題に触れておくことで、本番の試験で予期せぬ傾向の変化があった場合にも、動揺せずに対応することができます。本番では、いかに落ち着いて試験に挑めるかもポイントになるでしょう。

よく間違える問題はノートにまとめておく

過去問を解き続けていると、繰り返し間違える問題が必ず出てきます。それらをノートにまとめたり、スマホで撮影して専用フォルダに貯めたりするのもおすすめです。

苦手な問題が解けるようになれば自ずと正答率が上がり、試験直前の見返しにも役に立つでしょう。

時間を決めて本番形式で解く

登録販売者試験は全部で120問出題され、前半(60問)・後半(60問)でそれぞれ120分ずつ設けられています。1問につき「最大2分」かけられる計算です。

本番形式の演習では、単に時間内に解き終えるだけでなく、「迷った問題に時間をかけすぎない」「最後に見直す時間を残す」といった時間配分も意識することが大切です。

たとえば、次の流れで取り組むとよいでしょう。

① あやふやな問題や迷った問題に印をつけながら、まず最後まで解く
② 印をつけた問題に戻り、もう一度考える
③ 残った時間で全体を見直す

この流れを何度か練習しておけば、自分に合った時間の使い方がわかり、本番でも落ち着いて問題に取り組みやすくなります。

登録販売者の過去問勉強で注意すべきこと|解説・法改正への対応

次は、過去問を解く際のポイントや注意点について解説します。

過去問をいきなり解くのはOK?

過去問の始め方には、大きく分けて次の3つのタイプがあります。

① テキスト優先型:テキスト全体をひと通りインプットしてから問題演習へ
② 章攻略型:章ごとのテキスト確認と問題演習を繰り返す
③ いきなり過去問型:まずは問題演習で全体像と出題傾向をつかみ、解けなかった部分をテキストで補う

これら3つの学習方法を図にすると、以下のようになります。

3つの学習方法

「いきなり過去問を解いても大丈夫?」と不安に感じる方もいるでしょう。しかし、2023年に実施した合格者388人へのアンケートでは、約3割が「いきなり過去問型」で学習していました。資格試験の勉強に慣れている方などにとっては、出題傾向を早い段階でつかめる効率的な方法の一つです。

【勉強方法に関するアンケート(2023年実施)】

有効回答数:合格者388人

勉強方法に関するアンケート(2023年実施) 有効回答数:合格者388人

アンケート出典:村松早織の登録販売者 合格のオキテ100(KADOKAWA)

一方で、最初から過去問に取り組むと、知らない内容が多く、学習を続けにくいと感じる場合もあります。その場合は、章ごとにテキストと過去問を進める方法へ切り替えるなど、無理に一つのやり方にこだわる必要はありません。

大切なのは、自分が理解しやすく、継続しやすい学習方法を選ぶことです。最初に決めた方法が合わなければ途中で変えても問題ありません。実際に試しながら、自分に合った進め方を見つけていきましょう。

手引きの改訂による最新情報・法改正に注意

登録販売者試験の問題は、厚生労働省が公開している「試験問題作成に関する手引き」をもとに作成されます。手引きは内容が改訂されることがあるため、過去問に取り組む際は、現在の手引きとの違いにも注意が必要です。

特に第4章では、薬機法をはじめとする法令に関する内容を扱うため、制度改正などによって記載内容が変わる場合があります。古い年度の過去問では、現在とは異なる内容が正解として扱われているケースもあるため、そのまま覚えないようにしましょう。

過去問で見慣れない記述や、現在のテキストと異なる内容が出てきた場合は、最新の手引きを確認することが大切です。本番では最新の内容をもとに出題されるため、過去問だけでなく手引きの改訂内容も確認しながら学習を進めましょう。
▶参考:厚生労働省 試験問題作成に関する手引き
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000082537.html

過去問を終えたら

過去問を終えたら

過去問を繰り返し解き、ある程度安定して正解できるようになったら、予想問題集に挑戦してみましょう。過去問とは異なる問題に触れることで、知識が本当に身についているかを確認できます。

市販の予想問題集には、解説が充実しているものや、本番よりやや難しい問題を収録しているものなど、それぞれ特徴があります。書店で中身を確認したり、通販サイトの商品説明や口コミを参考にしたりしながら、自分が使いやすいものを選ぶとよいでしょう。

模擬試験を利用するのもおすすめです。参考書や通信講座などに付属している場合もあるため、本番と同じ時間を設定して取り組んでみましょう。時間配分や見直しのタイミングまで確認しておけば、試験当日の流れを具体的にイメージしやすくなります。

まとめ|過去問で合格を確実にし、登録販売者としての就職・転職につなげよう

登録販売者試験の合格への一番の近道は、「過去問を解くこと」です。過去問は闇雲に解くのではなく、復習をおこない手引きの内容を理解することが大切です。自ら戦略を立てて、計画的に学習を進めるようにしましょう。

過去問を中心にした勉強法で、出題傾向と自分の弱点を把握しながら対策していけば、登録販売者試験の合格は十分に狙えます。合格したあとは、

  • ドラッグストアや調剤薬局での実務経験を積む
  • 管理者や店長候補として年収アップを目指す
  • ライフスタイルに合わせて、パート・時短勤務

など柔軟な働き方を選ぶといったキャリアの選択肢が広がります。「せっかく登録販売者になるなら、条件の良い職場で働きたい」そう考える方は、合格前からアポプラス登販ナビで求人情報をチェックしておくことがおすすめです。人気求人は募集が締め切られるのも早いため、早めの情報収集が有利になります。

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執筆者:村松 早織(薬剤師・登録販売者講師)

執筆者:村松 早織(薬剤師・登録販売者講師)

株式会社東京マキア 代表取締役
登録販売者や受験生向けの講義を中心に事業を展開
X(旧:Twitter)、YouTube等のSNSでは、のべ2.5万人を超えるフォロワー・チャンネル登録者に向けて、OTC(一般用医薬品)についての情報発信を行っている。

■著書
・医薬品暗記帳 医薬品登録販売者試験絶対合格! 「試験問題作成に関する手引き 第3章」徹底攻略(金芳堂)
・薬機法暗記帳 医薬品登録販売者試験絶対合格! 「試験問題作成に関する手引き 第4章」(金芳堂)
・これで完成! 登録販売者 全国過去問題集 2026年度版(KADOKAWA)
・村松早織の登録販売者 合格のオキテ100(KADOKAWA)
・やさしくわかる! 登録販売者1年目の教科書(ナツメ社)
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