ドラッグストア・薬局・薬事関連ニュースまとめ(2018年8月1日~15日)
こんにちは、登録販売者転職のアポプラス登販ナビライターチームです。
<ドラッグストア・薬局情報>
●米アマゾン参入で処方薬デリバリーの激烈バトルがスタート
アメリカでは、薬の値段の高騰ぶりはもちろん、処方薬を買う時の待ち時間も頭痛の種になっています。
特にニューヨークでは、処方箋が病院から自動的にオンラインで薬局に送られるシステムがあるにもかかわらず、薬局には長蛇の列。薬の袋が紛失するなどのトラブルも起こっています。
そんな中、そうした問題を解決して新たなビジネスを創出しようと、スタートアップ企業による処方薬のデリバリーサービスへの参入が相次いでいます。
https://hc.nikkan-gendai.com/articles/235022?page=1
●コンビニより多い薬局 見た目で分かる危ない薬局の判別法
約5万8000店──日本全国にある薬局数だ。いまやコンビニ(5万5000店)をも凌ぐ。そうした"乱立状態"が、「危ない薬局」を生み出しているという指摘も多い。
https://www.news-postseven.com/archives/20180807_734608.html
●【お薬手帳の活用法】副作用の予防、節約になり、災害時にも役立つ。損をしない薬局の選び方も解説します。
病院で薬を処方してもらうと、受け取るために調剤薬局へ行くことがあります。
受け取る時に必ずと言っていいほど、「お薬手帳はお持ちですか」と聞かれます。
持っていくと36円安くなります。なぜでしょう。
お薬手帳についてまとめました。
https://manetatsu.com/2018/08/137675/
●ツルハHD2000店到達 ドラッグストア業界で初
ドラッグストア大手のツルハホールディングス(HD、札幌)は2日、福島県に2千店目となる店舗を開設した。グループのドラッグストア出店数が2千店の大台に達するのはツルハHDが初めて。ツルハHDは2024年5月期に3千店にする目標を掲げており、さらなる規模拡大を目指す方針だ。
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/215041
●人生100年時代。ローソンが介護や栄養相談もできる店舗オープン
ローソンは、調剤薬局を併設した店舗に、新たに介護や栄養について相談できる窓口を設けた東京・文京区の千駄木不忍通店をオープンした。
https://www.fnn.jp/posts/00345080HDK
<新製品・薬剤情報>
●薬剤師・管理栄養士が健康フェス 宮崎・日向の渡辺病院レンタルスペースで /宮崎
宮崎・日向の「渡辺病院」(日向市平岩)で8月7日、薬剤師・管理栄養士による「健康フェス」が行われた。(日向経済新聞) 同市で100年続く同院は、現在産婦人科の病院になっており、今年4月から旧館の一部をオープンスペースとして、希望者に各種ワークショップやイベントの会場として貸し出している。
https://hyuga.keizai.biz/headline/401/
●「睡眠薬で認知症にかかりやすくなる」は本当か
誰しも好き好んで薬を使うわけではないが、特にこれらの薬は患者さんが使用を躊躇するトップ3なのだそうだ。教えてくれた薬剤師さんによれば経験的に多くの薬剤師仲間が感じているとのことで、嫌われる理由は「効果はあるが副作用も強い」というイメージが強いからなのだという。
https://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/web/15/403964/080700089/
●夏に多いアデノウイルス感染「はやり目」に新たな治療法か
夏に子どもを悩ます目の病気といえば、「流行性角結膜炎(はやり目)」でしょうか。その原因はアデノウイルスの感染です。強い充血が起こり、涙や目やにが出て、目が痛くなったり、熱を帯びたり、腫れぼったくなったりして、数日間悩まされます。
https://yomidr.yomiuri.co.jp/article/20180801-OYTET50041/
<業界情報>
●今こそ、薬剤師が変わる時 =明治・星両薬科大学学長に聞く
国が在宅医療を推進する中で、薬剤師の役割が増しつつある。将来、薬局の中にいて薬の調剤だけに専念する薬剤師像は、過去のものになるかもしれない。そうした時代の要請に応えようと、100年以上の歴史を持つ京都薬科大学(京都市)、明治薬科大学(東京都)、星薬科大学(同)が教育プログラムの共同開発などに関する包括協定を結んだ。東京の二つの薬科大学学長に、協定の狙いや期待される薬剤師の在り方などを語ってもらった。
https://medical.jiji.com/topics/656
●難病の自己免疫性膵炎、発症の仕組み解明
自分の体を免疫が誤って攻撃する自己免疫疾患の一つである「自己免疫性膵炎(すいえん)」の発症の仕組みがわかったと、京都大名誉教授の千葉勉・関西電力病院長(消化器内科)らのチームが発表した。診断や治療法の開発につながる可能性があるという。論文が9日、米科学誌に掲載される。
https://www.kyoto-np.co.jp/environment/article/20180808000131
●「バイオシミラー」への理解深めて 後続医薬品の普及目指しフォーラム―東京
バイオ医薬品の特許期限切れを受け、異なるメーカーから発売される比較的安価な後続品「バイオシミラー」の普及啓発を目的としたフォーラムが先月、東京都内で開かれた。参加者からは「バイオシミラー自体がまだ知名度不足」との声が上がり、主催者側は、医療費削減のためにも、もっと普及への理解を深める必要があると強調した。
https://medical.jiji.com/topics/643
<行政情報>
●「高額療養費制度があるから民間の医療保険はいらない」ってホント?
高額療養費制度とは、医療費の自己負担額が一定額を超えた場合に、加入している健康保険(健康保険組合や協会けんぽ等)が超えた金額を負担してくれる制度です。
https://financial-field.com/insurance/2018/08/09/entry-22082
●厚労省、オンライン服薬指導解禁へ 山間部中心、来年法改正
スマートフォンやタブレットなど情報通信機器を使った薬剤師による「オンライン服薬指導」について、厚生労働省が山間部を中心に全国展開する方向で調整に入ったことが5日、分かった。医師によるオンライン診療はすでに認められており、オンライン服薬指導も認められれば治療から服薬まで在宅で一体的な医療サービスを受けることが可能になる。同省は来年の通常国会で医薬品医療機器等法(薬機法)改正を目指す。
https://mainichi.jp/articles/20180719/k00/00m/040/039000c
●【2018年8月~】70歳以上の医療費自己負担限度額が変わります 今回の改正のポイントは?
みなさんは高額療養費制度についてご存じですか?
高額療養費制度は医療費の家計負担が重くならないよう、医療機関や薬局の窓口で支払う医療費が、1か月で上限額を超えた場合にその超えた金額が払い戻しされる制度です。
https://manetatsu.com/2018/08/136709/
<その他関連情報>
●高血圧の効果的な対処法は?気づかないうちに進行する「サイレントキラー」の恐怖
高血圧は、サイレントキラーの異名を持つ通り、これといった症状がなく、気がつかないうちに進行してしまう病気です。そのまま放置すると脳梗塞や脳出血をおこしやすくなるので非常に危険で、これらの恐ろしいい病気にならないように未然に高血圧を予防する必要があります。高血圧に詳しい生長会府中病院 脳卒中センターの福永隆三先生にお話を伺いました。
https://serai.jp/health/321055
●大阪で性感染症予防活動のDJ協会が警鐘
関西の音楽業界で活躍するDJらで結成された「DJ協会」がこのほど、大阪・道頓堀で性感染症予防をPRする「第2回セーファーセックスイベント」を開催した。HIVや梅毒などの性感染症は2012年ごろから全国的に増加傾向で大阪も同様。同市健康局によると、梅毒感染者の昨年度の報告数は630人を超え、12年と比べ8・5倍。以前は感染者のほとんどが男性だったが、ここ3年ほどは若い女性患者が顕著という。
https://www.tokyo-sports.co.jp/entame/entertainment/1081474/
●キッズドクター・キッズナース活躍 京丹後の小学生らが医療現場体験
夏休み中の子供たちが医師や看護師の仕事を体験する「キッズドクター・キッズナース」が1日、京丹後市久美浜町の同市立久美浜病院で開かれた。今年で8回目の取り組み。同市内の小学5、6年生の児童25人が参加し、医療の現場を体験した。
https://www.sankei.com/region/news/180802/rgn1808020025-n1.html
●ライオンに入社して1年で「あっ」と驚くデジタル施策を連発、その立役者の意外な経歴とは?
ライオンに入社して1年で、「ストッパ」×「うんこ漢字ドリル」のコラボ、「バファリン」×アニメ「KING OF PRISM(キング オブ プリズム)」のコラボなど、「あっ!」と驚くような企画を連発してきたライオンの阿曾(あそ)忍氏が今回の主役だ。
https://webtan.impress.co.jp/e/2018/08/02/29146
●富山の薬作り学ぶ 児童ら見学ツアー
富山市内の製薬会社などを見学するバスツアーが3日、市内で行われ、参加した小学生と保護者計50人が薬業の歴史や現状に理解を深めた。
県内を代表する産業でもある薬業に興味を持ってもらおうと、市薬業推進協会(会長・松井竹史テイカ製薬社長)が開いた。
●炭酸飲料でアルツハイマーにかかるリスクが3割増
2000人以上を7年間追跡した研究結果から、加糖されたもの、なかでも炭酸飲料を多く取る人はアルツハイマー病にかかるリスクが高まる可能性が示された
https://www.newsweekjapan.jp/stories/woman/2018/08/3-1.php
●私たちは今の医療を「諦める」べきなのか 注目される「医師の過重労働」を解決するには
東京医科大学が入学試験で女性受験者に不利な得点調整をしていた問題。「一大学による女性差別」だけではなく、医療業界に広く今も差別が残ること、背景に医師の過重労働など働き方の問題もあることが指摘されている。
<総評>
今回の記事の中で気になる部分は2つあります。お金や経済性、効率性について解説した記事が多かったことと医師や薬剤師の働き方についての記事が多かったことです。
そもそも今まで医療の分野について人の命にかかわることから経済性について話すことを良しとしない風潮がありましたが、限られたリソースをどのように有効に使うのかという時代に入ってきたと思われます。
また、今まで医療は医療スタッフの献身的に医療に貢献していくという職業倫理のお陰で成り立っていた背景がありますが、そろそろそういう誰かが犠牲になるような方ら着方と言うのはおかしいし、改善していかないといけないと世の中の人が気づき始めてきたのではないかと思われます。
良い医療をするには医療スタッフが元気じゃないといけないことをもっと多くの人が理解すべきだということですね。
※この記事内の情報は、すべて掲載時点のものです。
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