ドラッグストア・薬局・薬事関連ニュースまとめ(2019年2月1日~15日)
こんにちは、登録販売者転職のアポプラス登販ナビライターチームです。
<ドラッグストア・薬局業界>
●ドラッグストア、関西出店の主戦場は奈良・和歌山に
ドラッグストアの関西の出店エリアが都心部から郊外に移りつつある。2018年のドラッグストアの販売額は奈良県で17年比1割強増え、大阪府の伸び率を上回った。大阪などの都心部は出店場所が少なくなっているのに対し、奈良や和歌山県では食品も販売する大型店などが増えているためだ。一方、スーパーは顧客を奪われて苦戦している。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO40677800Q9A130C1LKA000/
●ドラッグストア/12月既存店マツキヨ3.1%減、サンドラッグ1.3%減
ドラッグストア15社が発表した12月の営業概況によると、売上高5000億円強の上位5チェーンの既存店売上高は、ウエルシアホールディングス4.4%増、ツルハHD0.1%増、マツモトキヨシ3.1%減、サンドラッグ1.3%減、コスモス薬品0.1%増となった。
https://www.ryutsuu.biz/sales/l013123.html
●ドラッグストア、デジタル武装でコンビニ対抗
ドラッグストア大手が店舗のデジタル化へ踏み出す。最大手ウエルシアホールディングス(HD)など3社が商品にICタグを付けた実験店を2月に始める。無人レジ導入や需給に応じた価格変更の自動化を計画。ココカラファインも商品ニーズを個店に反映する仕組みを作る。ドラッグストア市場は成長基調だが、店舗を中心に人手に頼る部分が少なくない。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO40756000R30C19A1TJ2000/
●ドラッグストア/12月の売上高は4.2%増の5903億円(経産省調べ)
経済産業省が発表した商業動態統計速報によると、2018年12月のドラッグストアの売上高は5903億円(前年同期比4.2%増)だった。店舗数は1万5825店(5.2%増)。
https://www.ryutsuu.biz/sales/l013142.html
<行政情報>
●市販薬買う人は要確認 対象品は1万2千円超で税還付
従来の医療費控除は、10万円を超えた分(所得が200万円以上の場合)を所得から控除できる仕組み。医療費が13万円なら3万円を控除でき、適用税率が20%の人であれば所得税6千円が還付される。病院で払った診察・治療代、通院時にかかった交通費、ドラッグストアで買った市販薬代など控除対象は幅広い。一方の特例制度は市販薬のうち、一部の製品だけを対象とする。もともと医師が処方していた薬を一般向けに転用した「スイッチOTC」と呼ばれる医薬品だ。
https://style.nikkei.com/article/DGXMZO40455600V20C19A1PPD001?channel=DF130120166345
<その他関連情報>
●『ユーキャンの新人登録販売者 お仕事マニュアル』発売!
株式会社ユーキャンは、2019年1月18日(金)に新人登録販売者の皆さんに向けた、日々の業務をサポートする『ユーキャンの新人登録販売者 お仕事マニュアル』を発売いたしました。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000595.000007628.html
●ドラッグストアのインバウンド消費/12月1位花王「キュレル」保湿クリーム
True Data(トゥルーデータ)はこのほど、全国ドラッグストアのPOSデータによる2018年12月のインバウンド消費動向調査を発表した。
https://www.ryutsuu.biz/sales/l020512.html
●国内伸び悩むフルグラ、救世主は爆買い中国人。春節の京都で新商品アピール
フルグラがこの数年、中国人の間でバカ売れしていることをご存知だろうか。小林製薬の"神薬"や象印、タイガーのステンレスボトルと並び、爆買い銘柄の一角に食い込んでもう数年になる。カルビーが"異変"に気付いたのは、2015年ごろだったという。
https://www.businessinsider.jp/post-184737
●【新製品】春節期の中国人観光客へ金色「正露丸」を限定販売 大幸薬品
大幸薬品は、中華圏の旧正月に当たる"春節"に合わせて、ラッパのマークの胃腸薬「正露丸」(第2類医薬品)の金色パッケージの製品を、2月1日から日本国内の一部ドラッグストアやGMS(総合スーパー)などで限定販売する。
https://www.yakuji.co.jp/entry69780.html
●身長伸ばす、頭が良くなる... 「子供向けサプリ」市場拡大
健康食品業界のコンサルティング会社「グローバルニュートリショングループ」によれば、「子供向けサプリ」の市場規模は推定95億円(2017年)。注目すべきは、その伸び率だ。一般の健康食品・サプリメント市場全体が前年比0.6%の微減(マーケティング・リサーチ会社インテージ調べ)と苦戦する一方で、子供向けサプリは10%の増加となっている。
https://blogos.com/article/356364/
<総評>
2月1日~15日配信分で注目したい記事はこの2つです。
●国内伸び悩むフルグラ、救世主は爆買い中国人。春節の京都で新商品アピール
春節で中国人観光客が増えるこの時期を反映してか、インバウンド需要に関するニュースが多く見られた時期でした。日本では定番商品でありながらも売上が伸び悩んでいた「フルグラ」が、中国人観光客の爆買いで再ブレイクしたというニュースのほか、中国人観光客が好むパッケージを施した「正露丸」の登場など、日本の定番商品が、中国人観光客をターゲットにすることで新たな展開を見せているようです。
●身長伸ばす、頭が良くなる... 「子供向けサプリ」市場拡大
一般の健康食品・サプリメント市場全体では売上が頭打ちとなっている中、子供向けに開発されたサプリメントが多くなっているというニュースです。親にしてみればかわいい子供のためなら、多少の出費をしてでも、ぜひ取り入れたいと考えるのでしょう。「身長が伸びればいい」「成績を良くしてあげたい」など、親の気持ちをくんだサプリメントは、今後も増えていくのかもしれません。
※この記事内の情報は、すべて掲載時点のものです。
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