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登販がオープニングスタッフとして働くメリットは?志望動機、やりがいをインタビュー

登販がオープニングスタッフとして働くメリットは?志望動機、やりがいをインタビュー

こんにちは、登録販売者転職のアポプラス登販ナビライターチームです。

オープニングスタッフとして新店舗の立ちあげにかかわることは、登録販売者としてのスキルや経験を活かしながら、新たな挑戦をする絶好のチャンスです。既存店舗での勤務とは異なり、チームの一員としてゼロから店舗作りに参加するため、学べることや得られるやりがいが多くあります。

本記事では、登録販売者がオープニングスタッフとして働く際のメリットや注意点を紹介するとともに、実際に新店立ちあげを経験した店長に、登録販売者がオープニングスタッフとして働く際のやりがいや志望理由をインタビューしました。

目次

登録販売者がドラッグストアのオープニングスタッフとして働くメリット

登録販売者がドラッグストアのオープニングスタッフとして働くメリット

ここでは、登録販売者がドラッグストアのオープニングスタッフとして働くメリットを4つ紹介します。

店舗で働き始める前の研修が充実している

オープニングスタッフとして働く場合、充実した研修を受けられる環境が整っているケースが多いです。新店舗の開店に向けて、スタッフ全員が一丸となり準備を進めるため、業務開始前の研修にしっかりと時間が割かれます。

既存店舗では日常業務と並行して研修がおこなわれるケースが多く、十分な時間を確保できないこともあるでしょう。オープニングスタッフの場合、基礎知識から実務スキルまで丁寧に指導してもらえます。

登録販売者にとって重要な商品知識や接客スキルについて、じっくり学べる点は大きなメリットです。開店後のスムーズな運営を目指し、事前に疑問点や課題を解消しておくことで、自信を持って業務を開始できるでしょう。「未経験だから不安」という方でも、研修期間を活用することで安心して業務に臨めます。

良好な人間関係を築きやすい環境がある

新規店舗のオープニングスタッフは、基本的に全員が同期で、初対面同士でのスタートとなります。そのため、上下関係や既存のグループに縛られることなく、フラットな関係性を築きやすい環境が整っています。

既存店舗では長年の勤務歴や関係性があるスタッフ同士の輪に入りにくいと感じるケースもありますが、オープニングスタッフではその心配がありません。

新しい環境でスタートするという同じ条件の下、共通の目標を持って仕事に取り組むことで、信頼関係を構築しやすくなります。研修や共通の体験を通じて距離が縮まりやすく、協力し合う体制が整いやすいのも特徴です。

みんなで協力してやり遂げる達成感を味わえる

オープニングスタッフの醍醐味は、店舗の立ちあげを一から支え、自分たちの手で店を作りあげるという貴重な体験です。商品の陳列方法やスタッフ間の役割分担を考え、試行錯誤しながら店舗運営の基礎を築くプロセスには、大きなやりがいを感じられます。

登録販売者としては、新店舗の特性に合わせた売り場作りや商品提案が求められるため、専門知識を活かしながらチャレンジができます。こうした経験は、通常の業務では得られない特別な達成感を与えてくれるでしょう。

課題を乗り越え、店舗運営が軌道に乗ったときの喜びやチーム全体の一体感は、オープニングスタッフならではの特権です。

開店後の店舗ではできないお店作りを経験できる

オープニングスタッフとして働く最大の魅力は、開店準備の段階からお店作りにかかわれる点です。棚の配置や商品の選定、業務フローの構築など、店舗運営の基礎を築く重要な役割を担います。

会社によっては、新店の運営計画を立てる部署があり、レイアウトやマニュアルが用意されることもあります。しかし、オープン後の運営状況をみながら、自分たちで方向性を調整していく必要もあるでしょう。

このような経験を通じて、店舗経営や運営に関する知識を深められ、将来的に自分自身のキャリアアップにもつながります

たとえば、「いずれは店舗マネージャーを目指したい」という目標を持つ人にとって、オープニングスタッフとして働く経験は大きな財産となるでしょう。既存店舗では経験できない新しい挑戦が、あなたの可能性を広げてくれるに違いありません。

以下のコラムでは、ドラッグストアでの店舗マネジメントについて詳しく解説しています。店舗管理者を目指している方は、ぜひ参考にしてください。

ドラッグストアでの店舗マネジメントはどうやる?登録販売者に聞く店舗管理者業務

登録販売者がドラッグストアのオープニングスタッフとして働く際の注意点

登録販売者がドラッグストアのオープニングスタッフとして働く際の注意点

オープニングスタッフは新しい環境で働ける一方で、業務が忙しく、未熟な体制に対応する柔軟性も求められます。ここでは、登録販売者がドラッグストアのオープニングスタッフとして働く際の注意点を紹介します。

新規開店に向けた準備が忙しい

新店舗の開店時期は、多くのお客さまが新しいお店に注目し、通常以上の来客が見込まれます。そのため、開店当初からスピーディーかつ正確な対応が求められるケースがほとんどです。

準備段階から忙しさが予測されるため、業務に慣れるまでの期間は「落ち着いて仕事がしたい」と考える人にとって負担に感じられるかもしれません。登録販売者としての業務は商品知識や接客スキルが問われるため、初日からスムーズに動ける準備が必要です

また、開店直後の混雑が落ち着くまでは、希望する休日を取得するのが難しい場合もあります。一方で、こうした多忙な時期を乗り越えた先には、達成感や充実感を味わえる瞬間が待っています。

突発的なトラブルに対処できるスタッフが少ない

新店舗では、ほとんどのスタッフが同時に採用されるため、全体的に経験値が浅い状況でスタートするのが一般的です。そのため、突発的なトラブルやクレームが発生した際に、即座に適切な対応ができるベテランスタッフが少ない点は、新規店舗特有の課題といえるでしょう。

登録販売者としての業務に関しても、他店舗からの支援スタッフや店長がフォローに入る場合はありますが、すべてのトラブルに対応できるわけではありません。OTC(一般用医薬品)に関する問い合わせがあったとき、社員の登録販売者にすべて振られることもあるでしょう

このような状況に備えて、自分自身で問題を解決する力や、柔軟に対応する姿勢が大切です。また、チーム内での情報共有を徹底することで、予期せぬ事態への準備を整えておくと安心でしょう。

開店までに覚えることが多い

新店舗の準備期間中は、業務手順や商品知識、接客マニュアル、さらにはレジ操作まで幅広い知識を短期間で習得する必要があります。覚えることの多さに圧倒され、「自分にできるだろうか」と不安を抱える方も少なくありません。

しかし、オープニングスタッフの研修は通常、基礎から丁寧に指導されるため、初めての人でも少しずつ慣れていける仕組みが整っています。また、同じ立場の同期スタッフと協力しながら学んでいけるため、一人で抱え込む必要はありません。

ポイントは、完璧を目指すのではなく、少しずつスキルを身につけるという気持ちで臨むことです。

開店後にルールやマニュアルの変更が起きやすい

新店舗では、開店準備段階で決められたルールやマニュアルが、実際の業務開始後に変更されることも珍しくありません。開店後のお客さま対応を通じて、「この手順は改善が必要だ」と気づくことが多く、結果として業務フローが再編成されるケースがあります

こうした変更は、慣れないうちには混乱を招く要因となるかもしれません。しかし、柔軟に対応する姿勢を持つことで、スムーズに適応できるようになるでしょう。

変更が頻繁に発生するのは、よりよい店舗運営を目指している証でもあります。ポジティブな気持ちで受け入れ、自分の提案や意見を活かしていくことで、業務の効率化にも貢献できます。

新店の立ちあげ経験のある店長に、ドラッグストアでオープニングスタッフとして働くことについてインタビュー

新店の立ちあげ経験のある店長に、ドラッグストアでオープニングスタッフとして働くことについてインタビュー

オープニングスタッフとして働くことは、新しい環境でのチャレンジとなります。実際に新店の立ちあげ経験のあるAさんに、オープニングスタッフの特徴や課題、やりがいについてお話を聞きました。

Aさん

【今回お話を伺った方】

Aさん 33歳男性。ドラッグストア・調剤薬局での勤務を2社経験し、勤務歴は5年。現在にいたるまで店舗責任者として従事。新店立ちあげや販売コンクールでの入賞、3年6カ月で20名のアルバイト教育を担当するなど、店舗マネジメントや従業員育成において多くの実績をあげている。

オープニングスタッフの応募理由で多かったのは何ですか?

Aさん オープニングスタッフに応募した理由として、多くのスタッフが「新しい環境で一緒にスタートできること」をあげていました。既存のコミュニティに後から入るよりも、ゼロからの関係構築の方が気が楽だと感じる方も多いようです。

また、勤務地の条件が合ったからという理由も少なくありませんでした。「オープニングスタッフだから」というより、「通いやすい場所に新しくできるドラッグストアがあったから」というシンプルな動機で応募した方も多く見受けられました。

社員の場合、自ら新店立ちあげを希望するケースもありますが、多くは会社側からの指名で任されます。オープン当初はとくにやるべきことが多く、店舗運営の基盤を作る役割が求められるため、経験豊富な社員が配置されることが一般的です。

オープニングスタッフとして働くことに対してどのような不安の声がありましたか?

Aさん スタッフの声を聞くと、初めての接客業という方はとくに「自分がちゃんと接客できるのか」という点に不安を感じていることがわかりました。中でも、クレーム対応やトラブル発生時の対応について心配する声が多かったです

そのため、社員としては、何かあればすぐに相談してもらえるような環境作りを意識し、研修時点から「わからないことは遠慮なく聞いてほしい」と伝えるようにしていました。

一方で、社員としての不安は別のところにありました。それは、オープンしてすぐにスタッフが辞めてしまうケースがあることです。オープン直後は業務が落ち着くまで忙しく、慣れない環境に戸惑うスタッフもいます。そのため、人手不足にならないよう、事前に多めにスタッフを採用することが多いです。

オープニングスタッフとして働くスタッフはどのようなことにやりがいを感じていましたか?

Aさん スタッフに話を聞いてみると、やりがいを感じるポイントとして「店舗作りにかかわれること」をあげる人が多くいました。既存店舗とは違い、一から売り場を作っていくため、「自分たちの手でお店を形にしている」という実感を持ちやすいようです

また、商品の配置や陳列について意見を出し合いながら決めていけることも魅力の一つでした。既存の店舗では、すでに確立された売り場の形があり、大きく変更することは難しいですが、新店舗では柔軟に調整が可能です。実際に、「自分の意見が売り場作りに反映されたときはうれしかった」という声もありました。

新しいスタッフ同士で信頼関係を築くために工夫したことはありますか?

Aさん スタッフ同士の関係を築くために、積極的にコミュニケーションを取ることが大切だと考えている人が多かったです。具体的には、仕事の合間や休憩時間に雑談をすることで、自然と信頼関係を深められたという声がありました

また、オープニングスタッフは既存の店舗と違い、オープン前に研修期間が設けられています。この期間に、スタッフ同士が顔を合わせる機会が多いため、「既存店舗よりも打ち解けるのが早かった」という意見もありました。

とくに、「わからないことを気軽に聞ける雰囲気が大事」という声が多くありました。新人スタッフ同士が遠慮してしまうと、業務がスムーズに進まないこともあるため、日頃からコミュニケーションを大切にし、「困ったときに頼れる関係性」を築くことが重要だと感じています。

店舗運営が軌道に乗るまでの苦労や達成感について教えてください。

Aさん オープニング直後の店舗は、スタッフの経験値が少ないため、ちょっとした問い合わせやトラブルでも社員や店長に対応が集中しがちです。とくに、お客さまからの質問に対して、スタッフがすぐに答えられないケースが多く、その都度フォローに入る必要がありました。

そのため、開店直後はとくに忙しく、スタッフが業務に慣れるまでの期間は大変でした。

また、オープニングスタッフの採用・教育だけでなく、地域への挨拶回りや開店に伴う書類作成など、通常の店舗運営にはない業務が多く発生します。こうした業務も含め、スムーズな開店を実現するには、事前の準備が非常に重要だとあらためて感じました。

ただ、そうした苦労を乗り越え、店舗が徐々に軌道に乗り、目標売上を達成できたときの達成感は格別です。

新店立ちあげの経験を通じて、社員としても「店舗をゼロから作る面白さ」や「チームで協力する大切さ」を改めて学ぶ機会になりました。オープニングスタッフの皆さんにとっても、新しい環境で働くことの大変さとやりがいの両方を感じられる経験になったのではないかと思います。

まとめ|オープニングスタッフでしか味わえないやりがいや大変さがある

オープニングスタッフとして働くことは、登録販売者にとって大きな成長の機会となります。充実した研修や人間関係の構築のしやすさ、店舗作りにかかわれる達成感など、多くのメリットがある一方で、開店準備の忙しさや業務の変化に柔軟に対応する力も求められます。

しかし、新しい環境でゼロからスタートする経験は、スキルアップやキャリア形成にも大きく役立つでしょう。実際にオープニングスタッフとして働いた方々の声からも、苦労を乗り越えた先には、強いチームワークや仕事へのやりがいが待っていることがわかります。

これからオープニングスタッフへの応募を考えている方は、自分の目指す働き方やキャリアプランと照らし合わせながら、チャレンジしてみるのもよい選択かもしれません。オープニングスタッフとして新たな環境で経験を積み、登録販売者としての可能性を広げてみてはいかがでしょうか。

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