宮城県の登録販売者市場を徹底調査!年収・時給相場や求人傾向は?
宮城県の登録販売者市場を徹底調査!年収・時給相場や求人傾向は?
こんにちは、登録販売者転職のアポプラス登販ナビライターチームです。
本記事では、宮城県の登録販売者市場を徹底分析し、登録販売者の収入相場や求人の傾向もあわせて解説します。
本記事を読むことにより県内の登録販売者数の推移や市場規模、主要なドラッグストアチェーンや各求人の募集形態など、宮城県の登録販売者に関する情報を詳しく把握できます。
目次
- ・データから見る宮城県の登録販売者市場
- ・宮城県に展開している主なドラッグストアチェーン
- ・宮城県の登録販売者求人を調査!給与相場や募集傾向は?
- ・まとめ|転職エージェントを利用して宮城県で理想の登録販売者求人を探そう
データから見る宮城県の登録販売者市場
宮城県は仙台市周辺に人口や経済が集中しています。宮城県における登録販売者市場は、現在どのような状況にあるのでしょうか?
ここでは、宮城県における登録販売者数の推移や市場規模、地域性に見られる特色やドラッグストア業界の動向を分析します。
さまざまなデータをもとに、具体的な市場について把握し登録販売者として働くための知識を深めていきましょう。
宮城県の登録販売者数の推移
2009年に登録販売者制度が導入されてから、登録販売者の資格を持つ方は一般用医薬品のうち第2類医薬品と第3類医薬品を販売できるようになりました。これにより登録販売者に対する需要が集まり、全国的にも登録販売者数は増加し続けています。また、セルフケアを推奨する働きもドラッグストアや登録販売者の増加を後押ししています。
宮城県でも登録販売者の数は増加傾向にあり近年の統計を見ても、登録販売者試験の受験者数や合格者数が増えていることがわかります。なお、下の表は、令和元年から令和4年までの、登録販売者試験合格者に関するデータです。
年度 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
---|---|---|---|
令和元年 | 1,292人 | 800人 | 61.9% |
令和2年 | 1,665人 | 736人 | 44.2% |
令和3年 | 1,749人 | 759人 | 43.4% |
令和4年 | 1,491人 | 736人 | 49.4% |
令和元年宮城県登録販売者試験合格者について
令和2年度宮城県登録販売者試験合格者について
令和3年度宮城県登録販売者試験合格者について
令和4年度宮城県登録販売者試験合格者について
宮城県の登録販売者数は年々増加傾向にありますが、毎年の難易度は変化していることが合格率からうかがえます。
人口動態などから見る宮城県の市場規模
宮城県の人口は約230万人と東北地方でもっとも多く全国でも14位です。令和2年度国勢調査における「就業状態等基本集計結果」によれば、労働力人口は約123万人で平成27年と比較すると約4万人も増加していることがわかります。
経済的に活発な労働力人口が増加していることは、登録販売者の市場規模を考えるうえで重要なポイントです。登録販売者が販売する一般用医薬品の需要は、労働年齢人口に支えられています。
また、仙台市を中心とする宮城県は豊かな自然環境や伝統的な文化などから観光客の人気が高い県です。観光客入込数は令和4年に5,724万人でコロナ禍前の令和元年と比較すると約84%にまで回復しています。観光客もドラッグストア等で医薬品を買い求めるため、市場規模に与える影響大です。
人口と観光客ともに多い宮城県の登録販売者市場の規模は大きいと言えるでしょう。ただし市場規模が大きいということは、競争も激しいため消費者のニーズに応える商品知識と接客スキルが求められます。
参考:宮城県「宮城県推計人口(月報)」
総務省統計局「人口推計(2022年(令和4年)10月1日現在)
‐全国:年齢(各歳)、男女別人口 ・ 都道府県:年齢(5歳階級)、男女別人口‐」
総務省統計局「令和2年度国勢調査 就業状態等基本集計結果」
宮城県の特色(地域性の説明)
仙台市は東北最大の都市であり、多くの人口を抱える都市です。そのため、仙台市では薬局やドラッグストアの数が多く登録販売者の需要も高いと言えるでしょう。
宮城県の沿岸部には松島や石巻などの観光スポットがあり観光客も多く訪れます。沿岸部は東日本大震災で大きな被害を受けたため登録販売者は災害時の対応や防犯に関する知識を持つことが重要です。
宮城県の内陸部には農業地帯が広がり高齢化が進行している地域も多く存在します。この地域での登録販売者は、高齢者や農業従事者のニーズを満たすコミュニケーションスキルや商品知識を身につけておくとよいでしょう。
2022年におけるドラッグストア業界の売上と動向
経済産業省の「商業動態統計」(2023年2月)によると、2022年のドラッグストア業界は、商品販売額が前年比5.5%増の7兆7,094億円を記録し、業界全体としての成長を遂げました。その一方で、1店舗あたりの売り上げは横ばいという状況です。
売上の内訳に目を向けると、業界首位のツルハHDは家庭用雑貨、ウエルシアHDは医薬品と食品、マツモトキヨシHDは化粧品の構成比が高いなど、各社が特化している商品カテゴリが異なることがわかります。
2020年からの新型コロナウイルスの影響により、インバウンド需要はほぼなくなり化粧品の売上が減少しました。しかし、感染予防商材や食品需要の大幅増という変化も生じています。これは各社が市場のニーズ変化に対応してきた結果と言えるでしょう。
参考:経済産業省「商業動態統計」宮城県に展開している主なドラッグストアチェーン
宮城県には全国的に有名なドラッグストアチェーンから地域密着型のチェーンまでさまざまなドラッグストアが展開しています。以下に紹介するのは、宮城県で地盤が強いとされるドラッグストア5社です。
- ・ツルハ
- ドラッグストア業界の売上高で2位のツルハホールディングス傘下で、東北地方を中心に展開しています。宮城県内に約150店舗あり、コスト削減やプライベートブランド開発に力を入れているストアです。
- ・マツモトキヨシ(マツモトキヨシ東日本販売)
- 宮城県仙台市青葉区に本社を置く、株式会社マツモトキヨシの100%子会社です。宮城県内に約40店舗あり、化粧品や健康食品に強みを持っています。
- ・ウエルシア
- ドラッグストア業界の売上高1位のウエルシアホールディングス傘下で全国に展開し、宮城県には約20店舗あります。調剤併設率が高く、医薬品や食品のラインナップが充実しています。
- ・カワチ薬品
- 宮城県内に約25店舗を展開するドラッグストアチェーンです。売上に占める一般食品の割合が45%と高いのが特徴で、近年では医療機関との連携も強化しています。
- ・薬王堂
- 東北地方に広く展開している地域密着型のドラッグストアで、とくに過疎地域におけるニーズに対応しています。売上は医薬品だけでなく食料品や日用品も多く扱い地域生活を支えています。
宮城県の登録販売者求人を調査!給与相場や募集傾向は?
宮城県の登録販売者の給与相場や募集傾向にはどのような特徴があるのでしょうか。
ここでは、宮城県の登録販売者の給与相場や求人の傾向に迫ります。市場の動向を把握し、効率よく仕事を探してみましょう。
時給相場
2023年8月時点での、アポプラス登販ナビに掲載されている求人の、パート・アルバイトの時給相場は1,000円前後となっています。
正社員の年収相場は、厚生労働省の職業提供サイトjob tagによると、宮城県の登録販売者は平均314.2万円ですが、キャリアアップにより年収UPが見込め、とくに大手ドラッグストアでは大幅な年収UPが見込めるでしょう。
参考:厚生労働省「職業提供サイトjob tag」募集形態の傾向
登録販売者の求人募集の傾向は多岐にわたります。以前はドラッグストアや薬局の募集が主流でしたが、近年はスーパーやコンビニ、家電量販店などでも薬の販売が行われ登録販売者の求人が増加傾向にあります。
登録販売者は一般用医薬品(第2類・3類)の販売を許可されており、とくにコンビニの場合は医薬品を販売するために登録販売者に対する需要が非常に高まっているのが現状です。
また、募集形態の多様性は、求職者が自分の生活スタイルに合わせた働き方を選べるという利点を生み出しています。フルタイム勤務だけでなく、パートタイムや派遣・契約社員など、さまざまな形態での働き方が可能です。
登録販売者は、全国どこでも働くことができることもメリットであり、資格さえ持っていれば店舗管理者や区域管理者などの責任あるポジションを目指してキャリアアップもできる強みがあります。
宮城県での勤務を検討中の登録販売者の皆さまへ、転職コンサルタントからのコメント
宮城県は東北新幹線が走り、仙台地下鉄東西線が開通するなど、利便性が高く暮らしやすい地域として発展しています。東は太平洋に面し、豊かな漁場と日本三景のひとつである松島をはじめとする風光明媚な観光地などに恵まれています。西には蔵王・船形・栗駒などの山々が連なり四季折々の姿を見ることができます。
そのような観光地だからこそ昨今では海外の旅行客にも人気でコロナ禍が明け、免税店等のニーズが高まってきている中で、登録販売者として活躍の場は増えてくることが予想されます。
当社では、免税店はもちろん、大手ドラッグストアから地域密着で展開している地場のドラッグストアなど、登録販売者としてご活躍できる企業の求人を多数取り揃えております。求人の紹介だけでなく、ご入社された方の声、書類作成のサポート、面接対策など納得のいく転職活動となるようサポートさせていただきます。
お気軽にお問い合わせください。
▼アポプラス登販ナビで岐阜県の登録販売者求人を検索してみる
ドラッグストアの登録販売者求人×宮城県 スーパー・ホームセンターの登録販売者求人×宮城県まとめ|転職エージェントを利用して宮城県で理想の登録販売者求人を探そう
本記事では、宮城県の登録販売者市場について調査し解説しました。
宮城県の登録販売者市場は、市場規模が大きく求人の多様性や求人数の多さなどから見て、転職に有利な市場と言えるでしょう。
しかし、自分のライフスタイルやキャリアプランに合った職場を見つけ出すためには、地域の市場情報を詳しく把握する必要があります。地域の転職情報を探す際には、専門の知識と情報を持つ転職エージェントが非常に有用です。
アポプラス登販ナビは、独自のネットワークと深い知見を活かした効率的な転職活動を可能にします。転職をお考えの登録販売者の方はぜひご登録いただき、理想の職場探しに踏み出してみてはいかがでしょうか。
【新着】登録販売者のための業界コラム
- 2024年04月26日 【現役ドラッグストア店長直伝】登録販売者が見落としやすい接客ポイント<登録販売者のキャリア>
- 2024年04月11日 【転職成功者インタビュー】Uターン転職で地元の企業へ。登録販売者はUターン転職に向いている?
- 2024年04月11日 【登販向け】市販の睡眠改善薬のおすすめは?睡眠薬との違いも解説
- 2024年04月09日 登販が活躍できる「ドラッグストア コスモス」ってどんな会社?給料や働き方などを徹底調査!
- 2024年04月09日 登録販売者資格が役に立たないと言われるのはなぜ?取得のメリットや将来性を解説