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【匿名インタビュー】登録販売者はレジばかりで辛い?不満がないのか聞いてみた

【匿名インタビュー】登録販売者はレジばかりで辛い?不満がないのか聞いてみた

【匿名インタビュー】登録販売者はレジばかりで辛い?不満がないのか聞いてみた

こんにちは、登録販売者転職のアポプラス登販ナビライターチームです。

長時間立ちっぱなしなことや金銭授受へのプレッシャーなどから、レジが辛いと感じる方もいらっしゃるでしょう。現役の登録販売者は、レジをどのように受け止めているのでしょう。
そこで今回、ドラッグストアで働く現役の登録販売者3名に匿名インタビューを実施。レジに対して感じていることを中心に話を伺ったところ、意外な意見をいただきました。

目次

登録販売者にとってレジばかり続くのは地味に辛い業務の一つ

登録販売者にとってレジばかり続くのは地味に辛い業務の一つ

レジでは、スキャンから金銭授受まで一貫して対応します。お預かりした商品に破損等はないか、やりとりする金銭とレシート上の額面は一致しているかなど、 レジの仕事は簡単なようでいて実は神経を使うことばかりです。 そのため、レジが続くと精神的に疲れてしまうことがあります。

レジが一日中続くことも

企業によっては、パート・アルバイトは採用時点で業務を固定していることも。そのため雇用形態次第では、勤務時間中はほぼレジに追われている登録販売者も一定数いるのです。

医薬品の説明をする場面が少ない

医薬品販売と関連する接客業務は、薬剤師やベテランの登録販売者に任せているドラッグストアもあります。そうなると、若手の登録販売者が医薬品の説明に入る機会も減ってしまい、「せっかく勉強して登録販売者になれたけれど、知識を活かした接客ができない...。」とフラストレーションを抱え込んでしまう方も多いようです。

レジが忙しいと休憩時間に影響することも

ポイントアップデーや割引デーなど通常よりも多くのお客さまの来店が見込まれる日は、レジも混みがちです。スタッフ全員がワークスケジュールどおり休憩を取ったり退勤したりするには、正確で早いレジが求められます。そう考えると、集中力と緊張感を切らすことなくお客さまに接客し続けるレジの過酷さが改めて浮き彫りになります。

レジばかり続くことについて現役の登録販売者に本音を聞いてみた

レジばかり続くことについて現役の登録販売者に本音を聞いてみた

編集部では、登録販売者3名にインタビューを実施。普段お仕事をされるなかで感じる「レジ」に対する本音を伺いました。

【今回ご参加いただいたみなさま】

鳥羽さん(仮名)
鳥羽さん(仮名)
(ドラッグストア勤務・26歳女性)
最寄り駅から20分の場所にある、スーパーマーケット併設型のドラックストアで活躍中。
成田さん(仮名)
成田さん(仮名)
(ドラッグストア勤務・28歳女性)
転職活動により正社員へのステップアップ成功。ドラッグストア勤務は天職。
菅原さん(仮名)
菅原さん(仮名)
(ドラッグストア勤務・27歳男性)
医薬品推奨にも注力しつつ、食料品売り場の管理も担当。

鳥羽さん(仮名)

鳥羽さん(仮名)

登録販売者として約5年の勤務経験がある鳥羽さんは、スーパーマーケットが併設されている郊外型の店舗で活躍中です。

「登録販売者の仕事はレジばかり」と言われています。鳥羽さんの率直な感想をお聞かせください。

鳥羽さん(仮名)
1日あたり合計で3時間程度はレジに入りますね。個人的にはそれほど多くないと感じています。レジに対して苦手意識は少ないかな。レジに入っていると担当したお客さまから医薬品について質問され、そのまま接客業務に移行することもありますから、むしろ積極的に入りたいです。ただ、レジに入ると喋りっぱなしになるから、喉が辛いと感じることがあるのも確かです。

登録販売者は、第2類・第3類の医薬品販売や情報提供も可能ですよね。こうした業務を行う頻度は体感でどの程度ですか?

鳥羽さん(仮名)
変動はありますが、1日5〜6件程度です。私が勤務しているドラッグストアはスーパーマーケットに併設しているので、食品を買いに来たついででご自宅の常備薬や日用品を購入しようと来店されるお客さまが多いです。
最近の傾向としては、コロナワクチン接種後の副反応に備えて解熱剤を購入しようと来店する方、解熱剤の種類などについて相談いただく機会が増えました。

登録販売者の資格を有しているとさまざまな職場で働けると思うのですが、ドラッグストア以外での働き方に興味を持ったことはありますか?

鳥羽さん(仮名)
転職する機会があっても、またドラッグストアでの勤務を希望すると思います。レジ自体苦痛ではないこともありますが、ドラッグストアの求人票が最も多いので選択しやすいことと、接客を大切にした働き方をしたいと考えていることも関係しています。
案件数は少ないですが調剤薬局も気になりますね。コンビニエンスストアという選択肢もありましたが、情報提供の機会が少なくて登録販売者としての知識を活かせないと知人の登録販売者から聞いていたので、少し違うかなと感じました。

成田さん(仮名)

成田さん(仮名)

転職によってパートから正社員へのステップアップを成功させた成田さんからは、それぞれの経験をふまえたお話を聞けました。

「登録販売者の仕事はレジばかり」と言われていることについて、成田さんはどのように感じていますか?

成田さん(仮名)
企業によってかなり違ってきます。前職ではパート勤務だったこともあり、レジがメインでした。とはいえ、医薬品販売に関連した接客も毎日2〜3時間は実施していたので、推奨品販売も含め結構積極的に取り組んでいたほうだと思いますね。対して現職では、1日レジに入らないこともあります。入ったとしても、シフトの関係で1時間とか、レジ応援で急遽入るといった具合です。
その代わり、発注、棚替え、旧商品との入れ替え、ワークスケジュール作成など、今まで見えてなかった正社員としての業務が入ってきて、特に今は転職したてなので手を動かしながら覚えている状態です。

現職ではレジをすることが減ったとのことですが、レジが続くことが辛かったと感じたことはありますか?

成田さん(仮名)
シフトとしてレジが組まれていたときは、他のことはできなくてレジに専念できる状態だから楽といえば楽でした。むしろ、品出しや棚替えなど別の業務中にレジに入るようなことがあると作業が分断されてしまうので、レジ応援が終わって元の業務に戻ったときに、「あれ?さっきどこまでやったんだっけ?」となってしまうのが困るかな。

成田さんも、ドラッグストア以外での働き方に興味を持ったことはありますか?

成田さん(仮名)
「私はドラッグストアが合っている」と感じているので、今後転職するようなことがあってもドラッグストアで働きたいですね。実は今までいろんな業種を経験したのですが、どこもしっくりこなくて...。たまたまパートとして働き始めた前職のドラッグストアが、きつい時もあるけど辞めたいと思わなかった初めての職場だったんです。正社員への道のりが見えなかったのでやむを得ず転職しましたが、そうした経緯がありますのでドラッグストアで働き続けたいです。

菅原さん(仮名)

菅原さん(仮名)

菅原さんもパートから正社員へのステップアップを成功させた登録販売者です。レジに入る時間は先のお二人よりも長いとのことでした。

「登録販売者の仕事はレジばかり」とのことですが、菅原さんのお勤め先ではどのような状態でしょうか?

菅原さん(仮名)
現職では、1日8時間勤務の日なら2〜3時間はレジに入ります。医薬品説明が長引くと、5分くらい接客していることもあります。当日出勤するスタッフ、特に登録販売者の資格を持っているスタッフの出勤の有無や時間帯次第では、多いときだと合計で5時間くらい入っていることもありますよ。レジに入る時間は長いほうだと思いますが、一緒に働くパート・アルバイトと協力しながら回しています。

レジが続いたことで不満を感じたことはありますか?

菅原さん(仮名)
レジに入っている時間が長くなれば他の作業時間が圧迫されてしまうので、翌日に回せる業務はあるかレジをしながら考えることはあります。月単位、早ければ週単位で内容が変わる売り場がありますから棚替えをしたり、食品部門を担当しているので牛乳や野菜などのように毎日配送される食品類や冷凍食品などの期限チェックをしたり...。
周囲の様子を見ていると、レジが嫌いな人もたしかにいます。でもレジが退職や転職の直接的な理由になるほどではないと感じています。

そんなにやることが多いと、ドラッグストア以外で働こうと考えたことはないのですか?

菅原さん(仮名)
転職活動中、医療事務をしながら登録販売者として接客する求人案件も見かけました。でも、担当の転職エージェントから今の職場を紹介してもらって、接客を重視していることが決め手になって、こちらを選びました。
ドラッグストアは接客に携われることが好きなので、再度転職するようなことがあってもまたドラッグストア業界で検討すると思います。

レジばかり続くときに考えたい登録販売者の資格を活かした働き方

レジばかり続くときに考えたい登録販売者の資格を活かした働き方

管理者要件を取得する

登録販売者試験に合格し 直近5年間で2年以上(かつ直近5年で累計1,920時間以上)の実務経験を すると、管理者要件を満たせます。要件を満たしていない「見習い」よりも担当可能な業務の幅が広がることから、レジに入る割合を減らせるかもしれません。

▼「登録販売者の実務経験」関連記事はコチラ

『登録販売者の管理者要件とは?実務経験や実務従事証明書の提出が必要』

勤務シフトを調整する

夜間や休日など、薬剤師や他の登録販売者が出勤していない時間帯を中心に出勤させてもらう よう、店長やシフト作成者に相談する方法です。第2・第3類医薬品を販売できない時間帯という「穴」を埋めることになるため、交渉する価値はあるでしょう。

調剤薬局や漢方薬局で働く

転職して働く環境を変えることで、レジに入る機会そのものを減らす 選択肢もあります。一般用医薬品を取り扱う調剤薬局が増えており、相談対応、処方箋受付、調剤補助、レセプト処理などの業務で貢献可能です。漢方薬の多くは第2・第3類医薬品に該当することから、漢方薬局も視野に入れるとよいでしょう。

介護施設や訪問看護などの現場では即戦力になれる可能性も

介護や在宅医療に関連する医療機関や施設で、 患者さまとご家族の相談役として活躍 することもできます。医薬品の説明、他の医薬品との組み合わせのチェックとアドバイスのほか、「医師や看護師さんに聞いてもいいのかな?」と抱え込んでいるお悩みを引き出し取り次ぐこともあります。

医薬品の通信販売を行う企業でテレフォンオペレーターとして働く選択肢も

薬事法改正により医薬品のインターネット販売が解禁されました。近年ではECサイトの台頭により医薬品の通信販売に参入する企業も増えています。こうした企業のコールセンターでは、 お客さまに対して医薬品の説明ができる登録販売者や薬剤師を募集 していることがあります。

まとめ|レジが辛くなったら登録販売者を活かして正社員を目指そう

まとめ|レジが辛くなったら登録販売者を活かして正社員を目指そう

今回インタビューを実施したことで、「レジはお客さまとコミュニケーションを取れる、大切な接客シーン」と考えポジティブに対応している登録販売者も多いことがわかりました。また、同じ登録販売者でも、企業の方針と雇用形態次第でレジに入る時間はかなり異なることも、おわかりいただけたと思います。
現在パート・アルバイトとして働いていてレジが辛いと感じるなら、登録販売者という資格を活かしたステップアップとして、正社員への転職を検討してみてはいかがでしょうか。 正社員になると業務範囲と責任が増えますが、その分店舗運営に深く関わることができます。正社員になりたい方、詳しい話を聞きたい方は、登録販売者専門の転職コンサルタントにご相談ください。

過去の記事 【専門家インタビュー】登録販売者はなくなる?需要や将来性を聞いてみた
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