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【大手5社比較】女性登録販売者が働きやすいドラッグストアはどこ?各社の制度や実績を徹底比較!

【大手5社比較】女性登録販売者が働きやすいドラッグストアはどこ?各社の制度や実績を徹底比較!

【大手5社比較】女性登録販売者が働きやすいドラッグストアはどこ?各社の制度や実績を徹底比較!

こんにちは、登録販売者転職のアポプラス登販ナビライターチームです。

登録販売者数は年々増加傾向にあり、現在合格者数は12万人を超えています。正社員のほかにパート・アルバイトといった雇用形態も多様で、女性が活躍できる職種として人気となっています。そこで本記事では、大手ドラッグストアチェーン5社の女性活躍に向けた制度や実績を調査し、女性登録販売者が働きやすい職場について考えます。

目次

登録販売者の男女比は?

登録販売者の男女比は?

登録販売者の男女比は明確なデータが公開されていませんが、どちらかというと男性の方が多いといわれています。当然その比率は職場によって異なりますが、登録販売者の主な勤務先であるドラッグストアの仕事は一般的に長時間労働が多く、商品の品出しといった筋力や体力が必要な作業内容が多いため、男性の方が活躍しやすいという声もあるようです。

一方で、薬剤師の登録者数を見てみると、令和2年12月末日時点における全国の届出数は321,982人。内訳は「男」124,242人(38.6%)、「女」197,740人(61.4%)となっており、男性よりも女性の数が上回っています。薬剤師に女性が多い理由としては、主な勤務先である調剤薬局ではある程度営業時間が定まっていることや体力が不要な点が挙げられます。

参考:令和2(2020)年医師・歯科医師・薬剤師統計の概況

登録販売者も知っておきたい!女性活躍推進法とは

登録販売者も知っておきたい!女性活躍推進法とは

女性活躍推進法とは、すべての女性が個性や能力を十分に発揮できる社会の実現を目指して施行された法律で、2016年4月から2025年度までの10年間の時効立法となっています。正式名称は「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」です。以下の基本方針が掲げられています。

  • <基本方針>
  • 国は、女性の職業生活における活躍の推進に関する基本方針を策定(閣議決定)
  • 地方公共団体(都道府県、市町村)は、上記基本方針等を勘案して、当該区域内における推進計画を策定(努力義務)

具体的には、企業が自社の女性の活躍に関する状況把握・課題分析し、それらを踏まえた行動計画の策定・届出・公表をおこなうことが求められています。なお、常時雇用の労働者数が101人以上の企業では義務となっており、作成した行動計画は都道府県労働局へ提出されます。提出しない場合の罰則はありませんが、何らかの勧告を受ける可能性があります。

参考:改正女性活躍推進法が施行されます!

女性活躍推進法が施行された背景には慢性的な労働力不足や女性のキャリアにおける問題などがあり、今後も女性が活躍できる社会を作ることはすべての企業・業界において喫緊の課題となっています。ドラッグストアにおいては女性の登録販売者を増やすだけでなく組織全体での取り組みが重要だとして、大手を筆頭に専門部署を立ちあげる企業が増えています。

【大手5社比較】女性が働きやすいドラッグストアはどこ?

【大手5社比較】女性が働きやすいドラッグストアはどこ?

では、ドラッグストア業界大手チェーンでは、女性活躍に向けて具体的にどのような取り組みをおこなっているのでしょうか。大手5社についてご紹介します。

1.ウエルシアホールディングス

ウエルシアホールディングスはこれまで経営統合を重ねてきた歴史から、多様性を受け容れる企業文化や組織風土が根づいている会社だと言えそうです。女性活躍に関してはさまざまな取り組みがありますが、直近では「2023年2月期に、女性店長の比率を20%に」するという具体的な目標を公表しています。出産・育児・介護といった従業員のライフステージに沿って柔軟な働き方ができる制度の充実とともに、女性が活躍できる職場環境を作っているといえます。
また、2022年7月30日からは「同性パートナー・同性婚に関する新たな人事制度」を導入し、よりジェンダーフリーな組織作りに取り組んでいます。

参考:ウエルシアのダイバーシティ(2022年7月30日付)

2.ツルハホールディングス

ツルハホールディングスでは、まず社内の女性比率アップを目標に掲げています。2021年度の17.5%から2025年度は25%、さらに2030年度には37%といった具体的な数値が公表されています。さらに、女性の管理職登用においても女性活躍推進法が掲げる目標比率30%を目指しており、企業全社で女性のキャリアアップが促進されているといえます。

参考:株式会社ツルハホールディングス新中期経営計画(2022年6月21日付)

3.コスモス薬品

コスモス薬品では、お客さま・従業員ともに女性の比率が圧倒的に高いことから、女性の視点を重視しています。しかし、全従業員数のうち84%が女性であるにもかかわらず、正社員の女性比率は33%と高くなく(2022年5月末現在)、女性管理職への登用が課題となっています。現在、性別を問わない人事制度を設けて女性管理職の増加に取り組んでおり、女性が活躍できる職場環境に取り組んでいます。

参考:コスモス薬品「サステナビリティ」

4.マツキヨココカラ&カンパニー

マツキヨココカラ&カンパニーでは、「マツモトキヨシ」「マツモトキヨシ甲信越販売」「ココカラファインヘルスケア」の3つにおいて厚生労働省認定「えるぼし」の最高位である3段階目の認定を獲得しています。これは、女性活躍推進法における行動計画の策定・届出をおこなった企業のうち、女性の活躍に関する取り組みの実施状況が優良な企業が取得できる称号です。認定は採用、継続就業、管理職比率といった5つのカテゴリを基準に判断されます。
ほかにも、女性専用相談窓口の新設女性管理職辞退者防止の面談をおこない、2026年3月期における「女性管理職比率25%」を目標にするなど女性活躍に向けた具体的な取り組みが進んでいます。

参考:マツキヨココカラ&カンパニー「統合報告書」(2021年8月1日付)

5.スギホールディングス

スギホールディングスの中核事業であるスギ薬局グループでは、役員や管理職への女性の登用に積極的に取り組んでおり、女性管理職比率の向上や女性が継続して勤務し続けられる環境整備をおこなっています。また、ドラッグストアとして全国初の「プラチナくるみんマーク」(次世代育成支援対策推進法に基づき、子育てサポート企業として厚生労働⼤⾂が企業に対しておこなう認定)を取得しており、長く働きやすい職場風土が作られているといえます。
具体的な取り組みとしては、女性社員の育児休業の100%取得、育児のための時短勤務、母性保護等の制度などがあります。

参考:スギホールディングス「サステナビリティ」

登録販売者の仕事が女性でも働きやすい理由

登録販売者の仕事が女性でも働きやすい理由

このように、大手ドラッグストアチェーンでは女性登録販売者が活躍できる職場作りが組織全体で進められていますが、これは登録販売者が女性でも働きやすい職種であることが背景にあります。

シフト勤務のため家庭と両立しやすい

登録販売者の基本的な仕事は、医薬品の販売=接客です。そのため、ドラッグストアをはじめ、ほとんどの職場ではシフト勤務が一般的となっています。シフト勤務の最大のメリットは、仕事と家庭を両立しやすい点です。毎日定時出社では、例えば子どもの送り迎えなどは実現しにくいでしょう。急な家庭の用事にもシフト調整が可能なため、女性登録販売者にとって働きやすい職種といえます。

資格に期限はなく好きなタイミングで職場復帰できる

登録販売者の資格には有効期限がありません。一度職場から離れてしまいブランクがあっても、復職しやすいのがメリットです。
ただし、ブランクの期間には注意が必要です。正規の登録販売者として働くには、直近5年間で2年以上の実務経験が必要です。つまり、登録販売者として3年以上働かない期間があると、復職した際に「研修中扱い」となってしまうのです。一から実務経験を積めば問題ありませんが、登録販売者として働かない期間を設ける場合はブランクに注意しましょう。

女性登録販売者が働きやすいドラッグストアを見つけるには

女性登録販売者が働きやすいドラッグストアを見つけるには

女性登録者が働きやすいドラッグストアを見つけるには、上記でご紹介した企業理念や企業が発信するリリースをチェックしたり採用担当者に直接質問したりするなど、さまざまな方法があります。女性活躍推進法のホームページではデーターベースが公開されていますので参考になるでしょう。

参考:女性活躍推進法のホームページ

組織的な取り組みはこうした情報源から収集することができますが、よりリアルで詳細な情報が知りたいという場合は、実際に希望の職場で働いている人に聞いてみるか、転職エージェントへ相談することをおすすめします。
特に、登録販売者専門の転職エージェントは業界の採用担当者とつながっていることもあり、登録販売者の非公開求人やリアルな職場環境についての情報を入手できる可能性があります。無料登録するだけで自分に合った職場探しのアドバイスがもらえるというメリットもあるため、一度登録を検討してみてはいかがでしょうか。

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まとめ|女性活躍を推進する大手ドラッグストアチェーンは女性が働きやすい職場

今回は、大手ドラッグストアチェーンでの女性活躍に関する具体的な取り組みをご紹介しました。どのチェーンも積極的に女性が活躍しやすい制度を導入しており、今後も女性が働きやすい職場が増えていくでしょう。女性の登録販売者は参考にしてみてください。
また、いずれのチェーンも女性管理者数の増加を目標に掲げていますので、これからは男性だけでなく女性のキャリアアップも期待できそうです。

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