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登録販売者必見!ドラッグストアのジャンル別売上ランキング【2023年最新】

登録販売者必見!ドラッグストアのジャンル別売上ランキング【2023年最新】

登録販売者必見!ドラッグストアのジャンル別売上ランキング【2023年最新】

こんにちは、登録販売者転職のアポプラス登販ナビライターチームです。

ドラッグストアで働く登録販売者は自身が所属する会社の規模が他のドラッグストアと比べてどれぐらいなのか気になる方もいるでしょう。また、登録販売者が転職を検討する際は、売上比率から企業の特徴をつかめるため、キャリアパスを描くうえで知っておきたい事柄です。

当記事では、大手ドラッグストアのジャンル別売上ランキングを3つの観点から紹介します。各ドラッグストアの特徴を知り、転職に役立てましょう。

※過去記事:【登販必見】最新ドラッグストアランキングと2022年上半期の業界ニュース
参照のドラッグストア売上ランキングより、上位10社のうち有価証券報告書に品目別の売上高の表記があるもののみを選出し、ランキングを作成しています。

※各社2023年有価証券報告書のデータを参照しています。クリエイトエス・ディーとコスモス薬品のみ、2023年5月期 第3四半期報告書のデータを参照しています。

目次

登販必見!医薬品の売上比率が高いドラッグストアランキング

登販必見!医薬品の売上比率が高いドラッグストアランキング

ここでは医薬品の売上比率が高いドラッグストアをランキング形式で紹介します。日用品や食品など、わたしたちの生活に欠かせないものがまとめて揃うドラッグストアですが、医薬品の接客販売は登録販売者資格を活かせる仕事の醍醐味であり、登録販売者にとって医薬品の充実はもっとも大切な要素です。

順位は下記のとおりです。

企業名 医薬品の売上比率
1位 マツキヨココカラ&カンパニー 36.8%
2位 クリエイトSD 26.7%
3位 ツルハホールディングス 23.0%
4位 ウエルシアホールディングス 20.4%
5位 スギホールディングス 20.0%
6位 コスモス薬品 15.4%
7位 クスリのアオキ 10.8%

1位のマツキヨココカラ&カンパニーは、これまで新型コロナウイルスの感染拡大地域における店舗営業時間の短縮や、医療機関への受診抑制等による処方せん応需枚数の減少などの影響を受けてきたものの、医薬品の売上については前期比で約140%と、全体売上とともに伸びています。
その1つの要因として、インバウンド客の回復があげられます。新型コロナウイルスの感染拡大による厳しい入国規制が緩和され、ここ数年訪日できなかった多くの外国人観光客による購買が復活しました。

また、2位と3位にランクインしたクリエイトSDとツルハホールディングスの売上比率も4位以降と比較して高い傾向にあります。

登販注目!化粧品の売上比率が高いドラッグストアランキング

登販注目!化粧品の売上比率が高いドラッグストアランキング

次に大手ドラッグストアにおいて、化粧品の売上比率が高い企業をランキング形式で紹介します。ドラッグストアにおいても、近年はハイブランドからプチプラコスメまで様々な売り場展開をおこなっており、化粧品分野においてプライベートブランドを打ち出す企業も見られるため、ドラッグストアコスメへの注目が高まっています。とくに、女性の場合はビューティーアドバイザーとしての活躍ができることも登録販売者のメリットといえるでしょう。

順位は下記のとおりです。

企業名 化粧品の売上比率
1位 マツキヨココカラ&カンパニー 32.8%
2位 スギホールディングス 17.0%
3位 ウエルシアホールディングス 15.4%
4位 ツルハホールディングス 13.8%
5位 クスリのアオキ 13.6%
6位 クリエイトSD 12.0%
7位 コスモス薬品 9.7%

1位は医薬品同様マツキヨココカラ&カンパニーでした。美白機能に特化したプライベートブランドの商品の発売や、ヘアケア用品やリップスティックなど美容分野での取り組みが多く見られ、2位以降を大きく引き離す結果となりました。
全体的には、コロナ禍からの脱却により外出の機会が増え、化粧品部門の売上増加が目立ちました。

登販向け!食品の売上比率が高いドラッグストアランキング

登販向け!食品の売上比率が高いドラッグストアランキング

ここでは食品の売上比率が高いドラッグストアをランキング形式で紹介します。近年は医薬品だけでなく冷凍食品や加工品、惣菜など、食品の取り扱いに着目する企業が増加しています。ドラッグストアで医薬品や日用品の買い出しと合わせて食品も手に入るため、顧客からは利用しやすいと判断されるでしょう。

順位は下記のとおりです。

企業名 食品の売上比率
1位 コスモス薬品 58.0%
2位 クスリのアオキ 44.8%
3位 クリエイトSD 38.8%
4位 ツルハホールディングス 24.8%
5位 ウエルシアホールディングス 22.2%
6位 スギホールディングス 22.1%
7位 マツキヨココカラ&カンパニー 9.2%

登販がおさえておきたい!ランキングに登場した各企業の特徴一覧

登販がおさえておきたい!ランキングに登場した各企業の特徴一覧

ここでは今回のランキングに登場した7企業の特徴を紹介します。ひとくちにドラッグストア事業と言っても各企業で強みや特徴が異なります。登録販売者として転職する際は、自分の希望と企業の考え方がマッチするかを確認してから応募に進みましょう。

スギホールディングス

医療や服薬、介護や生活支援、そして近年注目が高まるセルフケアをトータルに支援するスギホールディングスは「トータルヘルスケア戦略」を念頭におき、地域に貢献する企業です。このトータルヘルスケア戦略の推進はスギホールディングスグループのみではなく、各自治体や企業、健康保険組合や医療・介護従事者とのネットワーク構築をおこない包括的に進めている特徴があります。

マツキヨココカラ&カンパニー

マツキヨココカラ&カンパニーは「地域のお客さまの美容と健康の増進、生活の充実に最大の価値を置く」という共通の理念を持ち、2021年10月1日に誕生しました。経営統合によって、全国に3,400店超の店舗網を持つ日本最大のドラッグストアグループとして知られています。

また、2023年6月には美と健康をトータルサポートするオリジナルヘルスケアブランド「matsukiyoLAB(マツキヨラボ)」から、「免疫ケアプラズマ乳酸菌withユーグレナ」が販売開始されたことも話題になっています。

ツルハホールディングス

ツルハグループは「お客さまの生活に豊かさと余裕を提供する」という理念にもとづき、お客さまの視点に立った店づくりを展開しています。少子高齢化による働き手不足が進む中で、ツルハホールディングスは「生産性向上」を課題とし、DXに取り組んでいる点が特徴的です。IT化を推進し従業員の業務効率をあげ、接客に重きを置くことでお客さまからの支持を集めています。
具体的にはデータの活用やアプリ利便性の向上、クラウドサービスの活用などが挙げられます。また、大規模な企業においてDXは現場に混乱を招くデメリットがあるものの、ツルハグループでは株式会社ツルハホールディングスが統括し、無理なくDXを推進している様子が伺えます。

ウエルシアホールディングス

ウエルシアホールディングスは「生活のプラットフォームになる」を掲げ、少子高齢化や生活スタイルの多様化に対応した取り組みを進めています。店舗数が多いことから登録販売者の所属人数が多いという特徴があります。実際に、2022年2月28日時点において、ウエルシアホールディングスでは16,667人の登録販売者が所属しています。

専門性を持った人材を多く採用しながら、地域に根付くドラッグストアを目指していることがわかります。

クリエイトSD

クリエイトエス・ディーは来店されるお客さまのセルフメディケーションをお手伝いし、かつ健康面の不調を未病(発病には至らないが健康な状態から離れつつある状態)段階にとどめることをサポートします。

「クリエイトに行けばほしいものはたいてい揃う」という安心感や「また来よう」と思ってもらえる環境を整えている特徴が伺えます。

コスモス薬品

食品の販売比率において1位を獲得したコスモス薬品は、九州に拠点をおきながらも全国的に多くの店舗を展開しています。小売店としては非常に珍しい「ポイントカードなし・特売なし」が特徴的で、「毎日安い」をモットーにお客さまに商品やサービスを提供しています。

「健康と暮らしの無料相談所」というフレーズを掲げ、医薬品だけでなく日用品や食品の充実をはかっています。とくにPB商品の充実が利用する方から評判がよく、なかでも日用品のプライベートブランド「StandarDay」は洗練されたデザインが年齢性別問わず受け入れられています。

クスリのアオキ

売上における食品の割合が高いクスリのアオキは「健康と美と衛生」を通して社会に貢献すると経営理念に掲げる企業です。石川県で店舗をオープンし、かつては北信越が中心でしたが近年は関東や関西・東北などエリアを拡大し店舗数が増加しています。

お客さまにとって便利なお店とは「身近かつ日常生活に必要なものが1回の買い物でそろうこと」と定義したうえで、クスリのアオキでは、来店しやすい場所に出店したりライフスタイルの変化に合わせて日配品や惣菜、生鮮食品など食品部門を強化する取り組みを一貫しておこなっています。

さらに、自分の健康は自分で守るという「セルフケア」のニーズに重きをおき、かかりつけ薬局として薬や健康に関して薬剤師へ気軽に相談できる体制づくりにも注力しています。店内は明るく開放的な雰囲気がある点も地域のお客さまから支持される理由のひとつです。

各企業において、さまざまな特徴があります。そのため、転職時は自分が求める働き方や考え方に近いものを選択すると、ミスマッチを起こす可能性が低くなるでしょう。

まとめ|各ドラッグストアの特徴を知って自分に合ったドラッグストアで働こう

各ドラッグストアの特徴を知って自分に合ったドラッグストアで働こう

今回は各企業の有価証券報告書をもとに、ドラッグストアの販売売上比率をランキング形式で紹介しました。分野ごとに分析を進めるにつれ、どこの会社がどの部門に特化しているかが把握できます。また、各企業の強みを知ることはドラッグストア内で転職を検討する場合も非常に役立ちます。

たとえば、医薬品の販売サポートを積極的におこないたいと考える場合は医薬品の売上比率が高い企業の選択をします。一方、食品の売り場展開を工夫してみたいと考える場合は、食品の売上比率が高い企業への応募がおすすめです。

ドラッグストアに転職を検討する際は、企業理念や待遇はもちろん、各ドラッグストアの強みを検証し自分に合った就職先を見つけましょう。

過去の記事 イオンで登録販売者として働きたい!給料や働き方など求人内容をチェック
新しい記事 2023年8月「JAPANドラッグストアショー」が開催。登録販売者が知っておきたい最新の業界動向