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登録販売者が同業他社へ転職する際の伝え方~円満退社のためのポイントや対応編~

登録販売者が同業他社へ転職する際の伝え方~円満退社のためのポイントや対応編~

登録販売者が同業他社へ転職する際の伝え方~円満退社のためのポイントや対応編~

こんにちは、登録販売者転職のアポプラス登販ナビライターチームです。

近年はセルフメディケーションが推進され、自分の体を自分でケアする方が増加したことから、登録販売者の需要が高まっています。

医薬品の販路も広がっており、登録販売者はドラッグストアや調剤薬局、スーパー、ホームセンターなどさまざまな場面で活躍の機会が広がっています。そのため、働き先の選択肢が増え、可能性を見出して転職を検討する方もいるでしょう。

しかし、登録販売者が同業他社に転職する場合、いくつかの注意点を守る必要があります。今回は登録販売者が今の職場を円満退社し、新しい職場で気持ちよく働くためのポイントを紹介します。退職時に周囲への配慮を忘れないことが大切です。

目次

登録販売者が同業他社に転職する場合は配慮が重要

登録販売者が同業他社に転職する場合は配慮が重要

前提として、憲法第22条で職業選択の自由が保障されているため、同業他社への転職は登録販売者に限らず問題なくおこなえます。ただし、同業他社に転職する場合、残される従業員に対する配慮が欠かせません。同業他社の場合、いつどこで顔をあわせるかわからないうえ、今いる職場の従業員からはライバルとみなされる可能性もあります。同業に行くからには、モラルを持って行動し円満な退職を目指しましょう。

残された従業員にとってはライバルとなりうる

残る従業員にとって同業他社へ転職した人間は競争相手となるため焦りが生じ、やがて憤りに変わる可能性があるでしょう。あなたが今よりも条件がよい職場に転職する場合、「今まで一緒にやってきたのに自分たちは取り残された」と羨ましさや悲しみを抱かれるかもしれません。

転職は本人の選択が尊重されますが、辞め方が不適切だと退職時にネガティブな感情を抱かれ、後味が悪い関係性になる点に注意しましょう。

現状の職場環境が悪い場合は「逃げた」と噂される可能性もある

現在勤める職場環境が悪い場合、残された従業員にとっては「自分たちは見捨てられた」「あの人は逃げた」と思われる可能性があります。

とくに、役職者が退職する場合、部下からそのように思われる可能性が高いでしょう。逃げたと思われないためには、普段からのコミュニケーションはもちろん、退職時に誠意を持って対応することが欠かせません。

円満退社を目指すには事前の心配りが欠かせない

円満退職を目指す場合、退職日までは残される従業員のケアや感謝の気持ちを伝えるなど、細やかな配慮が欠かせません。形式的な引き継ぎだけでなく、自分がいなくなった後を想定した業務フロー面を元に段取りをおこないましょう。

具体的には、早めに退職する旨を伝え、引き継ぎを丁寧におこない、かつ感謝の気持ちを述べながら残りの業務にあたりましょう。

【一般社員編】登録販売者が同業他社に転職する流れと注意点

【一般社員編】登録販売者が同業他社に転職する流れと注意点

ここからは立場ごとに同業他社に転職する場合の流れと注意点を紹介します。一口に退職といっても一般社員と役職者では注意点が大きく異なります。

まずは店長や責任者に相談する

退職したいと考えた場合、まずは上司に相談しましょう。一般社員やパートに対して「辞めたい」「辞めるつもり」と話したことが人づてに上司の耳に入ると心象が悪くなります。上司によっては「自分より他の人に大事なことを伝えるなんて非常識だ」と考え、退職時に融通を効かせてもらえなくなる可能性もあるでしょう。

そのため、まずは直属の上司である店長に辞意を伝えましょう。他の従業員へは退職日の目処がついた時点での報告がおすすめです。ただし、シフトの関係上、大がかりな調整が求められる場合は関係する従業員に内密に知らせましょう。

退職日決定は店舗メンバーと話し合いながらおこなう

上司と相談し、おおよその退職日が決まったら、他の従業員と具体的な退職日を決めて引き継ぎを進めます
円満退職を目指すなら退職日は自分だけで決めるのではなく、店長や頻繁にシフトに入っているパートアルバイトとも相談しておこないましょう。

自分が抜けて新しい従業員が入るまで間がある場合は、他の人の負担が増加する可能性もあります。早く退職し、転職活動に力を注いだり新しい環境に身を置きたかったりしますが、残された人の立場を考えた行動が大切です。

退職の挨拶は社員だけでなくパートアルバイトにもおこなおう

引き継ぎが終わり、退職日を迎えたら店舗での挨拶を済ませます。できればお菓子や飲み物などを持参すると最後まで好印象を与えられるでしょう。仕事でかかわった一人ひとりに感謝の気持ちを伝えましょう。

同業他社の場合、昔一緒に働いた人と業界向けの研修やセミナーで再び顔を合わせる可能性があります。そのため、最後まで配慮ある対応をしましょう。

【責任者編】登録販売者が同業他社に転職する流れと注意点

【責任者編】登録販売者が同業他社に転職する流れと注意点

ここからは店長やエリアマネージャーなど、登録販売者でも役職のある立場の人が転職する際の流れや注意点を解説します。一般社員より関係する人が多く、かつ業務に関する責任感も重いため入念な段取りが欠かせません。

まずは本部やエリアマネージャーなどに相談する

責任者の場合、上長にまずは相談しましょう。責任者である場合、退職する際の引き継ぎ内容や影響は多方面にわたるため、一般社員よりも早めの申告がおすすめです。具体的には3カ月以上前がよいでしょう。

退職後の店舗運営についてイメージする

店長など店舗責任者の場合、自分が抜けた後の店舗運営についてイメージしたうえで、具体的な引き継ぎ内容を考えましょう。一般社員の場合、他の店舗から新たに従業員が来ても比較的スムーズに業務の引き継ぎをおこなえますが、責任者は書類や数字面で細かな引き継ぎが必要です。

店長の仕事にはシフト管理や発注などのルーティン業務だけでなく、売り上げをはじめとした数値管理なども含まれるため、店舗の特性を元に引き継ぎをおこないます。自分が退職した後、代わりの店長がスムーズに店舗運営できるよう確実に引継書を作成しましょう。

一般社員や次の責任者に引き継ぎをおこなう

引き継ぎに必要な要素を確認した後は、実際に引き継ぎ作業をおこないましょう。引き継ぎは口頭でなく書面でおこないます。作成する引継書は誰が見てもわかる状態を目指します。もしもパートやアルバイトとシフト面で共通認識を持っている場合は「〇〇さんは〇月はシフトに入れない」「この月の予算は毎年〇〇店と相談して数値を出している」など、自分にしかわからない情報も引継書に残しておきましょう。

退職の挨拶は店舗だけでなく本部や関係者にもおこなおう

退職の挨拶をする際は店舗だけでなく、本部やエリアマネージャーなどにも挨拶を済ませましょう。同業他社に転職する場合、業界全体向けのイベントで再び同僚と顔を合わせる可能性もあります。「立つ鳥跡を濁さず」の心がけが欠かせません。

登販が退職日までにおこないたい5つの対応を紹介

登販が退職日までにおこないたい5つの対応を紹介

ここからは一般社員・役職者を問わず、登録販売者が同業他社に転職する際に必要な5つの対応を紹介します。円満退社を目指す場合、退職の意思を伝えるタイミングや引き継ぎの充実が重要です。いずれも相手の立場に立った誠実な対応が大切です。

退職の意思を確実に伝える

退職の意思は上司や関係者などに確実に伝えましょう。「辞めようと思うんだよね」「辞めるかも」など、曖昧な表現の場合他の従業員が不安になったり憶測がトラブルを引き起こしたりします。なお、退職の意思はまず上司に伝え、具体的な日程が決まってから店舗内に周知しましょう。退職時に「私は聞いていなかった」と反感を買わないよう心がけます。

また、退職意向を伝える際は、転職先が同業であったとしても無理に隠す必要はないものの、あえて会社名も伝える必要もありません。会社名を伝えることで必要以上に引き留められたり、退職届の受け入れを拒否されたりして辞めづらくなる可能性があるため注意が必要です。

自身の退職に際して店舗内で起こりうるトラブルを想定する

退職する場合は店長や一般社員など立場問わず「自分が退職するとどのような問題が発生するか」をイメージし、トラブルシューティングをおこないましょう。具体的には、これまで起こったトラブルを思い出し、その時々の対処法をまとめておきます。たとえば「お客さまから欠品のクレームがきた場合は〇〇店から在庫をもらう」など具体的な解決策を残しておくとよいでしょう。

残されたスタッフが困らない引き継ぎを意識する

人が一人抜けると残されたスタッフは人手不足になったり、属人的な仕事を急に担ったりします。そのため、業務を受け継ぐ従業員が困らない引き継ぎを意識しましょう。自分の業務を担う人と退職1カ月前から行動を共にして不安点を解消してもらったり、疑問点を質問してもらったりしましょう。

退職理由は誠意あるものを伝える

社内や店舗内で退職理由を尋ねられた場合、あまりネガティブなものは伝えないようにしましょう。残される側としては店舗の悪口と捉える可能性があります。

【転職後】登録販売者が同業他社に転職する際の注意点

【転職後】登録販売者が同業他社に転職する際の注意点

ここからは登録販売者が同業他社に転職した後に気をつけたいポイントを紹介します。転職する前の職場だけでなく転職後の言動にも注意しましょう。あり方によっては新しい会社での立場が危うくなる可能性もあるでしょう。

前企業のネガティブな評判は言わない

新しい会社に入ると「前の職場を辞めた理由は?」と聞かれる機会が多くあります。しかし、前の会社の悪口を言うとネガティブなイメージを持たれるため厳禁です。どれだけ不満を抱えて退職したとしても「前の会社の目指す店舗方針と自分の考えにずれが生じた。」程度に留めましょう。

機密情報の漏洩に注意する

同業他社へ移る場合は情報漏洩に注意しましょう。何気ない会話の中に前の会社の機密情報が含まれていたり、業務の進め方が前の会社のノウハウであったりする可能性があります。

とくに在職中や退職時に秘密保持契約を結んでいる場合は、情報の漏洩が契約違反になる可能性があるため、十分に注意しましょう。

あくまで新人としての気持ちを忘れない

前の職場で役職持ちだったとしても、次の会社では新人として入社するため「教わる」意識を大切にしましょう。役職者として入職する際も同様です。人から教わるタイミングで感謝の気持ちを伝え、相手を尊敬する気持ちを大切にすると新天地での業務が円滑に進むでしょう。

まとめ|登録販売者の退職は自分のポジションにあった気遣いが大切

登録販売者が同業他社に転職する場合、円満退社をおこなったうえで気持ちよく働ける職場探しを進めましょう。どれだけ華々しい活躍をしていても、去り際に他の従業員に迷惑をかけてしまっては実績が台無しになります。

また、同業他社の場合、退職後も顔を合わせる可能性が高いため残る従業員への引き継ぎや感謝の気持ちを伝えることが欠かせません。どのような理由であれ、辞める時はお世話になった人に感謝の気持ちを伝え、残された人が困らない引き継ぎをおこないましょう。

なお、円満退社と新しい職場選びを成功させたい場合はアポプラス登販ナビをご利用ください。アポプラス登販ナビでは求人の紹介だけでなく、転職に必要なノウハウや退職のサポートもおこないます。勇気が出なかったり転職の方法がわからなかったりする場合はぜひ一度ご相談ください。

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