【登販の転職】履歴書の長所と短所の書き方は?面接での言い換え例も紹介

こんにちは、登録販売者転職のアポプラス登販ナビライターチームです。
登録販売者としてのキャリアアップを図るために、転職を検討している方も多いでしょう。転職活動で悩みがちなのが、長所や短所の書き方です。面接官によい印象を持ってもらうためにはどのように書けばよいかわからない方もいるでしょう。
本記事では、履歴書における長所と短所の書き方やよい印象をもってもらうための言い換えなどを例文とともに紹介します。
目次
- ・【登録販売者】面接で短所を書く際は要注意
- ・短所の伝え方が悪いとどうなる?
- ・【登販必見】上手な長所と短所の書き方は6つのポイントをチェック
- ・【登販必見】短所の言い換え術
- ・まとめ|短所は転職エージェントを頼って上手に伝えよう
【登録販売者】面接で短所を書く際は要注意

登録販売者の転職において、履歴書や面接で短所を書く際は慎重に内容を考えましょう。対面で接客をおこなうことの多い登録販売者は、コミュニケーション能力や職場内での連携スキルなどが求められます。短所の書き方によっては「うちの職場に向いていない」とネガティブに捉えられてしまう可能性があるでしょう。
短所の伝え方が悪いとどうなる?

ここでは、登録販売者の転職活動で短所の伝え方が悪かった場合に起こり得る問題を紹介します。希望する職場に転職できるよう、注意点をしっかりと把握しておきましょう。
不採用につながる
書類や面接で書いた短所が業務に影響を与えると判断されたり、改善策がはっきりと書かれていなかったりすると、入社後にトラブルが発生する可能性があると捉えられ、採用を見送られてしまう可能性があります。また、ポジティブな言い回しができていないと自分の強みや成長の姿勢が面接官に伝わらず、よい印象を与えられません。
短所をうまく伝えられないと不採用のきっかけを作ってしまうかもしれませんが、一方で短所の言い回しを工夫してポジティブに捉えてもらえれば、成長意欲や業務適性をアピールでき、採用につながるかもしれません。
ネガティブな印象を与える
短所をうまく伝えられないと、面接官にネガティブな印象を与えてしまうでしょう。短所をただ伝えるだけでは、問題解決に取り組む姿勢がみられないと捉えられてしまいます。
登録販売者として転職を検討しているなら、医薬品に関する知識だけではなく、お客さまとのコミュニケーションや職場での連携なども重要視されます。
例えば、「人見知りで初対面の人と話すのが苦手」であることをそのまま伝えてしまうと、コミュニケーションスキルに問題があるのではと捉えられてしまうかもしれません。
しかし、「新しい環境は緊張しがちですが、これまでの経験を通して徐々に慣れていき、職場内での協力やお客さまとのコミュニケーションを通して自信を持って業務に取り組めるようになりました」と伝えると、短所を改善し成長してきた過程をアピールできます。
短所はそのまま伝えてしまうとネガティブな印象を与えてしまうため、ポジティブな言葉に変換するとともに、改善するためにどのような取り組みをしたか伝えることが大切です。
【登販必見】上手な長所と短所の書き方は6つのポイントをチェック

ここでは、登録販売者の就活や転職において、好印象をもってもらうための短所と長所の書き方を6つ紹介します。
結論ファーストで述べる
履歴書や面接で長所・短所を伝える際は、結論ファーストで書くことを意識しましょう。結論から入ることで、自分が伝えたいポイントを明確にし、面接官がすぐに何を伝えたいか理解できるようにします。
例えば、「私の長所はコミュニケーション能力の高さです。」と結論を最初に述べて、そのあとに具体的なエピソードや成果を伝えると、面接官が強みを理解しやすくなります。
短所も同様に、最初に結論を伝えてそのあとに改善のためにどのような行動を起こしたか具体的に述べましょう。自分の短所と具体的な対策を先に伝えることで、ポジティブな印象を与えられます。
具体的なシーンを述べる
長所や短所を書く際は、具体的なシーンやエピソードを交えて説明しましょう。実際にどのような状況で発揮されたのかを伝えると、具体性が増します。
例えば、「お客さまに向けたコミュニケーションが得意」という長所があれば、「過去に商品選びに悩んでいたお客さまに対して、詳細な説明を積極的におこない続け、結果として売上が15%向上した」と具体的な数値を交えて伝えると、説得力が高まるでしょう。
短所も同様に、「細かいところまでこだわりすぎてしまう」という短所があれば、「こだわりすぎて納期が遅れないよう、事前にスケジュールを見直し効率的に進めるやり方に変更した」と改善策まで述べると、業務に対して積極的な姿勢で取り組んでいると伝わります。
業務で活かせるように述べる
転職活動では、長所が業務にどのように活きるかを示すことも大切です。登録販売者の場合、お客さまとのコミュニケーションや職場での連携などが重視されるでしょう。長所がどのように実際の業務で役立つかを具体的に述べることで、面接官に対して適性や改善への取り組みをしっかりと伝えられます。
仕事をするうえで感じた課題と改善策を述べる
新しい仕事を任されたり、責任が増えたりしたとき、自身の力不足を感じるのは当然のことです。うまくいかなかった過去を述べる際は、そのようなときに感じた課題と、それをどうやって乗り越えたか、または乗り越えようとしたのかのエピソードを交えるとよいでしょう。
例えば、部下に仕事内容をわかりやすく教えるのに苦労したという課題があった場合は、「要点を絞って教えるように工夫した」「実演を交えるようにした」など具体的にどのような工夫をおこなったのかを述べるなどです。課題と改善策をあわせて述べることで、新しい職場環境にも適応できるとアピールできます。
短所は改善に努めている姿勢を示す
短所を伝える際は、同時に改善に向けた取り組みも示しましょう。短所を改善するためにおこなっている具体的な取り組み内容を伝えると、自己改善に対する前向きな姿勢をアピールできます。転職活動では、自分の短所や課題を認識し、克服するために努力する姿勢が評価されやすいため、短所をネガティブな印象のまま伝えるのではなく、成長の機会であったと伝えるほうが好印象を与えられるでしょう。
短所はポジティブに言い換えて述べる
短所を伝える際は、苦手なこととしてではなく、ポジティブな面を強調して伝えるのも一つの手段です。例えば、「他人の意見に流されやすい」は、「多くの意見を取り入れ柔軟に対応できる」、「完璧主義な一面がある」は、「高い基準をもって仕事に取り組んでいる」とポジティブな言い回しができます。短所を欠点としてではなく、プラスな特性として面接官に伝えられれば、好印象を持ってもらえるでしょう。
【登販必見】短所の言い換え術

ここでは、登録販売者が知っておきたい短所の言い換え術を、短所の種類ごとに紹介します。
短所1:コミュニケーションが苦手
コミュニケーションが苦手という短所がある場合、以下のように言い換えが可能です。
「私の短所は、周囲とコミュニケーションを取るのが苦手で、一人で抱え込みやすいことです。前職では、業務をスムーズに進めるために準備を怠りませんでしたが、すべて自分で解決しなければいけないと仕事を抱え込んでしまっていました。その結果、期日を守れなかったうえに、求められた要件を外したことを続けてしまい、上司から叱られてしまいました。
この経験を通して、チームの協力やコミュニケーションの重要性を認識し、現在では周囲に相談したり、意見を求めたりすることを意識しています。コミュニケーションを取ることにより、自分自身だけではなく、チーム全体のパフォーマンスが向上しました。」
短所を成長の過程として伝え、改善への取り組みを示すことが大切です。
短所2:優柔不断
優柔不断という短所がある場合、以下のように言い換えが可能です。
「私の短所は、判断が慎重になりすぎてしまうことです。前職では、慎重にプロジェクトを作成し評価を得るまでのプロセスにおいて、複数の選択肢や意見を絞り込むのに時間がかかってしまいました。
現在は、効率的に意思決定をおこなうために、明確な基準や優先順位をあらかじめ設け判断するよう心がけています。また、必ずデッドラインを設定し、遅れてしまった場合のリスクを念頭に置くようにしています。」
優柔不断という言葉を使わず、柔らかい言い回しにするとネガティブな印象が薄れます。
短所3:完璧主義
完璧主義という短所がある場合、以下のように言い換えが可能です。
「私の短所は、完璧主義で妥協ができない点です。細かい部分までこだわる性格のため、なかなかスピーディに業務が進まないときもありました。
しかし、この経験を活かして、現在は仕事を効率よく進めるために残り時間や予算の中でできる範囲に基準を設定して、基準をもとに業務を進めるよう意識しています。また、上長の了解を得るのに必要なポイントに絞って業務をおこない、そのポイントがクリアできたら提出するようにしています。」
完璧主義そのものがマイナスな印象を与えないような言い回しが大切です。
短所4:せっかち
せっかちという短所がある場合、以下のように言い換えが可能です。
「私の短所は、せっかちな点です。前の職場では、店頭でお客さまに商品の効果を説明する際、焦って早口になり、丁寧な説明ができなかったことがありました。その結果、お客さまにご理解いただけなかったうえに、他の従業員が追加で説明をしなければならず、店舗全体の業務が滞ってしまいました。
この経験から、説明する前にまずはお客さまの質問をしっかりと聞き、落ち着いて相手のペースに合わせて話すことを心がけるようにしています。また、商品説明のポイントを簡潔にまとめる練習をして、時間がないときも丁寧に説明できるようにしました。
忙しいときに焦って一人ですべての業務をこなそうとするのではなく、周りの従業員と丁寧にコミュニケーションをとり、お互いサポートしあいながら業務を進めることも意識しています。」
落ち着いて丁寧に業務をおこない、よりよいチームワークを築くためにどのように改善をしているか伝えることで、短所を克服する姿勢をアピールできます。
短所5:心配性
心配性という短所がある場合、以下のように言い換えが可能です。
「私の短所は、心配性な点です。スケジュールが計画通りに進まないと大きな不安を感じ、他の業務に支障をきたしてしまうこともありました。
この経験から現在は、危機や異常を察知できることを活かして、詳細な行動計画をいち早く立てチームメンバーに伝達したり、予定や締め切りを先回りして伝え事前に調整したりすることを心がけています。」
心配性は、業務で失敗しないために必要な危機察知能力とも捉えられます。しかし、一人で抱え込まず、周りに相談して解決策を見つけられれば、業務の質向上にもつながると認識し、解決策を伝えることが大切です。
まとめ|短所は転職エージェントを頼って上手に伝えよう
登録販売者が転職活動をする際、書類選考や面接でポジティブな印象を持ってもらえる長所と短所の伝え方を考える必要があります。転職活動が初めての方やブランクがある方の中には、長所や短所をどのように伝えればよいかわからない人もいるでしょう。
自分の特性にあわせて具体的な内容に仕上げるのに、転職エージェントの力を借りるのも一つの手段です。アポプラス登販ナビでは、長所や短所の伝え方をマンツーマンで指導します。まずは一度お気軽にご相談ください。
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