登録販売者が知っておきたいWeb面接のマナー。何分前に入るといい?気になるポイントを紹介

こんにちは、登録販売者転職のアポプラス登販ナビライターチームです。
近年、選考の段階でWeb面接を実施する企業が増えてきています。その流れはドラッグストア業界でも浸透しつつあるため、登録販売者の資格保有者が面接に備える際、Web面接も対策しておかなくてはなりません。
対面面接とWeb面接は仕様やマナーの一部が異なるため、同じ感覚で対策すると失敗する可能性があります。カメラや背景などさまざまなところに注意点があるため、きちんと要点を押さえてWeb面接に備えましょう。
目次
- ・登録販売者が知っておきたいWeb面接の基本情報
- ・登録販売者が知っておきたいWeb面接マナー
- ・Web面接をスムーズに進めるためのポイント
- ・Web面接中に機械トラブルが発生してしまったら?
- ・まとめ|Web面接対策は転職エージェントに相談を
登録販売者が知っておきたいWeb面接の基本情報

まずはWeb面接の基本的な流れや対面面接との違いなど、基本情報を把握しましょう。登録販売者が受けるWeb面接でも、基礎部分は変わりません。マナーの把握や反復練習の前に、Web面接の大枠をつかんでおきましょう。
Web面接の基本的な流れ
Web面接の流れは、対面面接と基本的には大きく変わりません。まず、事前に面接の日程調整がおこなわれ、指定された時間に応募者が面接ツール(ZoomやGoogle Meetなど)に入室し、面接が開始されます。
企業側は面接官が1名〜数名のパネル形式で参加し、自己紹介、職務経験の確認、志望動機の質問などがおこなわれます。
Web面接では、通常30分〜1時間程度が一般的ですが、登録販売者の場合、実務経験や知識の確認が必要な場合もあるため、比較的長引くかもしれません。最後は応募者が挨拶やお礼を述べたうえで、通話から退室します。
対面面接との違い
Web面接は対面面接と異なり、移動の必要がありません。そのため、直接面と向かう形式よりもリラックスしやすいというメリットがあります。しかし画面越しである分、相手の表情や反応がつかみにくく、会話のテンポがずれやすいといったデメリットがある点にご注意ください。
通話である以上、面接官の声が聞き取りにくい場合もあります。このときは、聞き取れなかった部分について「もう一度お願いできますか?」と積極的に聞くことが大切です。また、画面越しの印象が直接採用に影響するため、カメラの位置や映り方にも注意を払う必要があります。
Web面接時に必要な準備や設定の基本
Web面接に臨む際の準備として、まず重要なのは機材の確認です。パソコンやスマートフォンのカメラ・マイク・スピーカーの動作チェックはもちろん、事前に面接ツールの使い方に慣れておかなければなりません。事前にテスト通話をおこない、ツールの使い方に慣れておきましょう。
また、設定に関してはカメラの位置や角度も大事です。目線が自然に相手と合うようにカメラを設定し、できるだけ明るく、顔がはっきり映る環境を作るのがポイントです。背景には極力何も写さず、真っ白になるよう場所を設定しましょう。
さらには、環境音が入らない場所でおこなうのも大切です。周辺の工事音や近所の声が混じりそうなら、個室タイプのコワーキングスペースをレンタルするのもよいでしょう。
登録販売者がWeb面接を受けるシチュエーション
登録販売者がWeb面接を受けるシチュエーションは多岐にわたります。たとえば、応募者と応募店舗との距離が遠い、スケジュールの問題で対面面接が難しいといったケースが考えられます。
また、複数の面接官が異なる地域にいる場合も、Web面接が実施される可能性は高いでしょう。たとえば、正社員採用だと、店舗の責任者ではなく本部の採用担当が面接をおこなう可能性があります。応募企業がWeb面接を提案したときに備えて、しっかりと対策しておきましょう。
登録販売者が知っておきたいWeb面接マナー

Web面接には、対面面接にはない特有のマナーが存在します。対面と同じ感覚で対策していると、選考に落ちてしまうかもしれません。Web面接対策をおこなう際は、以下の点を押さえておきましょう。
ログインのタイミングは基本的に5分前
Web面接では、対面の面接と同様に時間厳守が基本です。しかし、Web面接ならではの準備として、面接開始の5分前には参加申請を完了させておくことが望ましいでしょう。参加が遅れると、遅刻したのと同じ印象を与えてしまいます。
背景が散らかっている場合はツールの壁紙を使用する
面接時に白の背景を準備できない場合は、ツールの壁紙や背景を隠す機能を使いましょう。背景に自宅の家具や模様付きの壁紙が映っていると、Web面接についてきちんと調べていないと思われてしまいます。
安定したWi-Fi環境を整える
Web面接はインターネット回線を使うため、自宅のWi-Fi環境が整っているか確認しておきましょう。他の家族がスマートフォンやパソコンを使っていると、接続の安定性が低下してしまいます。そのため、面接当日は家族にインターネットを使わないよう伝えておきましょう。
また、契約している回線の通信速度が遅い場合や、接続状況が悪い場合は、自宅以外の場所で面接をおこなうことが無難です。フリーWi-Fiは接続が不安定なため、コワーキングスペースの利用も視野に入れます。近くに回線の安定した場所がないなら、自宅でテザリング機能を使うのもよいでしょう。
服装は基本的にスーツ
Web面接はカジュアルな面接や面談にも用いられますが、基本的にはフォーマルな服装で臨みましょう。画面越しでも、応募者の服装は面接官に対して大きな印象を与えます。
基本的には、対面面接と同様にスーツを着用しましょう。接客の多い登録販売者のポジションは、清潔感や信頼感が重要視されます。画面越しでもスーツの乱れやシワは目立ってしまうため、対面面接を受ける感覚で服装を正しておきましょう。
Web面接をスムーズに進めるためのポイント

Web面接ではカメラとマイクを用いるため、初めてだと目線や行動がギクシャクする方も珍しくありません。面接官の目線も応募者の上半身に注目される分、少しの動きが大きく映ってしまう可能性があります。Web面接をスムーズに進めるには、以下のポイントを押さえましょう。
視線はカメラに向ける
Web面接では画面越しに相手と対話するため、視線が重要です。対面での面接では、相手の目を見て話しますが、Web面接は画面ではなくカメラに視線を向けなければなりません。
多くの場合はカメラがパソコンやスマートフォンの上部に備え付けられているため、画面を見ていると常に視線が下を向いている状態です。カメラを見ながら話すのは慣れが必要なため、練習する際に意識するとよいでしょう。
リアクションや表情は大きめに
Web面接では、複数の人が同時に話すとお互いの言っていることが聞き取りにくくなります。そこで相手が話している間は、音を出さないようニュートにすることが一般的です。相槌やリアクションなどが伝わりづらいため、画面を通じて自分の感情や反応を相手に伝えるため、対面以上にリアクションや表情を大きくしましょう。対面面接と同じ受け答えだと、淡泊な印象を与えてしまうかもしれません。
画面越しのコミュニケーションでは、微細な表情や動きが伝わりにくいものです。リアクションは、少し大げさなくらいがちょうどよいと覚えておきましょう。
はっきり・ゆっくり話す
Web面接では、通信環境やマイクの質により、自分の声がクリアに伝わらない場合があります。そのため、回答時ははっきりとした発声と、適度な間を取ることが大切です。自己紹介や志望動機、スキルの説明といった重要な部分は、ゆっくりと丁寧に話して聞き返されないようにしましょう。
とくに、緊張で早口になってしまうタイプの方は、事前に模擬面接をおこなって本番慣れしておきましょう。
モニターを2つ使って資料を確認する
Web面接では、事前に提出した履歴書や職務経歴書、企業から提供される資料を画面上で確認しながら話す場面が多くなります。その際、1つのモニターだとそれぞれの画面が小さくなってしまい、進行に支障をきたすかもしれません。
そのため、できるなら2つのモニターを使うことをおすすめします。片方で資料を確認し、もう片方で面接官と会話できるため、画面の小ささに悩まされることはなくなるでしょう。
転職エージェントを活用して練習する
Web面接は対面の面接と違い、画面越しのコミュニケーションスキルが求められます。とくに初めてWeb面接をおこなう場合は、ギクシャクする可能性が高いでしょう。面接練習には基本的に相手が必要ですが、転職エージェントを活用すれば、模擬面接をおこないつつサポートも受けられます。
転職エージェントは模擬面接の練習相手だけでなく、ツールの選定や模範解答のアドバイスなど転職にかかわるあらゆるサポートを実施するプロフェッショナルです。Web面接ならではのポイントについても的確にアドバイスしてくれるため、面接慣れしていない方は利用を検討するとよいでしょう。
登録販売者の転職活動に関しては「【転職コンサルが語る】登販の最新求人市場!おすすめの就職先を教えます」もぜひ参考にしてください。
Web面接中に機械トラブルが発生してしまったら?

どんなに準備をしていても、Web面接中に予期せぬトラブルが発生することがあります。たとえば、インターネット接続が不安定になったり、音声や映像が途切れたりすることは、どんな環境でも起こり得ることです。Web面接の本番で取り乱さないよう、トラブルが発生したときの対処法も覚えておきましょう。
まず重要なのは、冷静であることです。事前にトラブルを予期していれば、パニックを起こす心配がありません。面接官に一言「通信状況が不安定のようです」と伝え、復旧に少し時間をもらえるようにお願いしましょう。
場合によっては再入室したり、スマートフォンのテザリングで代用したりする方法もあります。また、音声が聞き取れなかった場合には、「申し訳ありませんがもう一度繰り返していただけますか?」と丁寧に伝えましょう。
トラブルの発生は、冷静な対処によって対応力をアピールできるチャンスです。事前に対応策を用意しておき、ピンチをチャンスに変えましょう。
まとめ|Web面接対策は転職エージェントに相談を
登録販売者の選考では、Web面接が実施される可能性も考慮しなければなりません。対面面接と仕様やマナーが異なるため、転職エージェントを利用して入念に準備しておくのをおすすめします。とくに、働きながら転職活動をおこなう方だと自力で面接対策をおこなうのが難しいものです。プロのサポートを受けることで、転職活動を効率的かつ有利に進められるでしょう。
アポプラス登販ナビでは、丁寧にヒアリングをおこない一人ひとりにあった求人を提供するとともに、Web・対面面接対策のサポートもおこなっています。初めての転職で不慣れな方もしっかりと採用までサポートするため、ぜひお気軽にご相談ください。
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