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【登販向け】ドラッグストアの品出しのコツ7箇条!医薬品の陳列についても解説

【登販向け】ドラッグストアの品出しのコツ7箇条!医薬品の陳列についても解説

【登販向け】ドラッグストアの品出しのコツ7箇条!医薬品の陳列についても解説

こんにちは、登録販売者転職のアポプラス登販ナビライターチームです。

品出しはドラッグストアの業務の中でもとくに大切な業務です。商品を棚に補充することで空白を解消し、見栄えを良くする効果があります。また、商品の期限切れを防ぐうえでも品出しは欠かせません。当記事では品出しにお悩みの登録販売者向けに、ドラッグストアの品出しの意味や作業を効率化するコツを解説します。

目次

品出しは重要な業務

品出しは重要な業務

ドラッグストアの業務のうち、とくに重要なのが品出しです。品出しを怠ると商品棚の空白が目立ち、見栄えが悪くなり、お客さまからの信頼や売上の低下につながります。また、店舗側としても発注数量が不明瞭になり過剰在庫や欠品によりロスが発生します。

品出しをまめにおこない商品棚をつねに充実させると、お店全体が充実してみえるため「このお店はいつでもほしい商品がすぐに手に入る」とお店選びのきっかけにしてもらえるでしょう。そのため、登録販売者をはじめとしたスタッフはお店のイメージを向上させるうえで丁寧な品出しをおこないます。

【登録販売者の悩み】品出しのモチベーションがあがらない理由

【登録販売者の悩み】品出しのモチベーションがあがらない理由

品出しはドラッグストアの中で重要な業務であるにもかかわらず、登録販売者にとって繁雑な業務として位置づけられています。ここからは品出しのモチベーションがあがらない理由を3つ解説します。

登録販売者の業務ではないから

品出しは本来、登録販売者の資格範囲における業務ではありません。登録販売者は医薬品のスペシャリストであり、ドラッグストア内では主に医薬品の説明や病気の悩み相談などを担当するイメージが強いでしょう。

医薬品の専門知識を培った登録販売者にとって店舗の品出しは予想外の業務であり、本来の仕事ではないと感じモチベーションが下がる可能性があります。しかし、お客さまに最適な商品や対応をおこなうためには売場づくりが欠かせません。店舗にかかわるスタッフ全員が一丸となり、品出しをはじめとしたお店づくりに注力する必要があります。

とくに正社員で勤務する場合、品出しは業務内容に含まれます。一般社員や店長など立場を問わず求められる基本的な業務のため主体的におこないましょう。

単調な作業だから

品出しは重要な業務ですが作業そのものは単調です。専門知識も不要なため、医薬品の専門職である登録販売者にとってはモチベーションがあがりにくい業務として挙げられます。

ただし、品出しの工夫次第で店内の動線が変わったりレイアウトが見やすくなったりと印象アップにつながるため、登録販売者としての専門性の活用が可能です。

品出し中に対応するのがつらいから

登録販売者としての本来の業務はお客さまへの対応です。品出し中にお客さまから声をかけられれば、その都度手をとめて対応しなくてはなりません。

とくに混み合う時間帯には頻繁に声をかけられるため品出しに集中できず、作業効率が下がることもモチベーション低下の原因として挙げられます

品出しはお客さまとの信頼関係をつくる

品出しはお客さまとの信頼関係をつくる

繁雑な作業と捉えられがちな品出しですが、丁寧におこなうことでお客さまとの信頼関係構築につながります。ここでは品出しがお客さまと登録販売者をつなぐ2つの理由を紹介します。

常連さんとのコミュニケーションから医薬品の話につながる

お客さまとのコミュニケーションは潜在ニーズを知るうえで重要です。お客さまの何気ない声かけからちょっとした悩みを見抜き、的確なアドバイスを返すのも登録販売者としての重要な役割です。
品出しを通してお客さまとの接点が増え、医薬品の情報を提供することで登録販売者として活躍できる機会が増えるでしょう。お客さまの悩みを受け止めて専門的なアドバイスにつなげるのは登録販売者の最大の強みです。

コミュニケーションから人気店になる可能性もある

わざわざカウンターで登録販売者に医薬品の相談をするのは、お客さまにとってハードルがあがる可能性があります。店舗スタッフが忙しそうにしていると「相談したいけれど声をかけると迷惑かな」と遠慮されることもあります。

その点、品出し中のコミュニケーションを大切にするドラッグストアは丁寧かつゆとりがある印象を与え、幅広いお客さまから信頼されます

また、登録販売者の個性や人間性を打ち出すことでオンリーワンの人気店として親しまれる可能性もあります。

効率的におこなおう!登録販売者が知りたい品出しのコツを7つ紹介

効率的におこなおう!登録販売者が知りたい品出しのコツを7つ紹介

単調に見える品出しもちょっとしたコツを意識することで効率が向上し、モチベーション向上にもつながります。ここからは品出しにおける効率化のポイントを7つ紹介します。できることからはじめて品出しを快適に進めましょう。

医薬品の陳列はお客さま目線で

品出しでは商品陳列の順番が大切です。商品棚はお客さまの目に直接触れるため、レイアウト次第で店舗全体の印象が大きく左右されます。

医薬品の陳列ではお客さまの目線を徹底的に意識しましょう。花粉症や水虫薬など、季節ごとに需要が高まる薬は見えやすい位置に置くのが基本です。一方、かぜ薬や頭痛薬など特定の病気に効く薬は奥のほうの棚に陳列すると自然に誘導できます。

お客さまの少ない隙間時間に商品の前出しをして数量を確認

前出しは品出しとワンセットの業務として挙げられます。フェイスアップとも呼ばれ、商品を棚の最前列に並べ、位置をそろえる作業です。

前出しはお客さまにとって商品を見やすくするだけでなく、商品の期限やパッケージのキズ・汚れをチェックする目的でおこないます。また、前出しをこまめにおこなうことで商品棚の空白を解消でき、充実した品ぞろえのアピールが可能です。

前出しはお客さまが少ない時間帯に少しずつ進めるのが基本です。開店直後の午前の早い時間帯や夕方の閉店間際など、比較的手が空いているタイミングで前出しを済ませましょう。とくに開店直後はまだお客さまが少なく、なおかつ商品の在庫状況を把握できるため補充をスムーズに進められます。また、時間にゆとりがない場合はお昼休憩後の5分は前出しに使うなど、習慣化する方法もおすすめです。

ある程度の商品をまとめて品出しする

品出しはある程度アイテム数がまとまった段階で行いましょう。気づいたからといってその都度商品を補充すると補充漏れが起きたり、同じ棚を何度も往復したりと時間のロスにつながります。

商品のジャンルをまとめるのも品出しの基本です。鼻炎薬や湿布、頭痛薬など、同じジャンルの商品をまとめて補充することで時間と労力の削減につながります。品出しの基準となる商品の個数をあらかじめ共有しておくのも有効です。

ルートを決めて無駄のない作業をおこなう

巡回のルートを決めておくことで品出しの効率化が可能です。同じ棚を2度通らないルートを作ることで時間のロスがなくなります。重い商品から軽い商品と、商品の種類ごとにルートをわけるとさらなる負担軽減が可能です。

広い店舗はもちろん、比較的小規模の店舗でもルートの共有は効率化につながります。

両手を使う

品出しは両手でおこなうのが基本です。品出しに不慣れな場合、無意識のうちに片手で1つずつ商品を補充しがちですが、片手では必要以上に時間がかかってしまいます。

補充すべき商品をあらかじめ台車やケースに出しておき、両手で一気に補充する方法が品出しでは有効です。また、商品コードや賞味期限(消費期限)を確認する際は片手で補充しつつ片手で確認すると時間の削減につながります。

いずれも不慣れなうちは少し戸惑うかもしれませんが、作業をこなすうちにスピードアップが可能です。

ルーティン化する

品出しは毎日発生する業務であり、ルーティンとして落とし込むことで効率化が実現できます。品出しをルーティン化する主な方法は以下の通りです。

  • ・時間帯を固定する
  • ・担当者をローテーションで決める
  • ・ルートを確立する

店舗スタッフ側の意識も重要です。品出しを単調なだけの業務ととらえるのではなく、顧客満足度を向上させるサービスの一環としてとらえることで主体性が生まれ、ルーティン化の意義が深まります。ひとりひとりが主体性を持つことでルートや時間帯の変更などの能動的なアイデアが生まれやすくなり、サービスが向上する好循環の定着が可能です。

まとめ|品出しを効率的におこない、より登録販売者にしかできない仕事に専念しよう!

商品を定期的に補充する品出しはドラッグストアの大切な業務です。時間帯の固定やルートの確立など、ちょっとした工夫によって効率化につながります。また、品出しの時間を有効活用することでお客さまと密度の濃いコミュニケーションが可能です

品出しを効率的におこなうことで医薬品のアドバイスや健康への相談など、登録販売者本来の専門的な業務に集中できます。

登録販売者としての専門性を発揮するためにも、毎日の品出しを効率的に進めましょう。

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