【ドラッグストアで働く登販必見】"売れる"化粧品売り場を作るためのアイデア7選!
【ドラッグストアで働く登販必見】"売れる"化粧品売り場を作るためのアイデア7選!
こんにちは、登録販売者転職のアポプラス登販ナビライターチームです。
ドラッグストアは、医薬品だけでなく化粧品や日用品も取り扱っており、さまざまな世代の方が訪れます。化粧品売り場においても、プチプラから高単価の商品までラインナップを増やしてニーズに応える売り場づくりが大切です。
今回は、ドラッグストアで働く登録販売者が知りたい、売れるための化粧品売り場づくりについて解説します。4つの特徴と7つのアイデアを理解してお客さまが買い物をしやすい売り場を目指しましょう。
目次
- ・【登録販売者必見】ドラッグストアの化粧品売り場は重要なポイント
- ・登販が知っておきたい!売れる化粧品売り場のポイントは4つ
- ・登録販売者が売れる化粧品売り場を作るためのアイデア7選
- ・まとめ|売れる化粧品売り場はお客さま目線で作りあげよう
【登録販売者必見】ドラッグストアの化粧品売り場は重要なポイント
ドラッグストアにおいて化粧品売り場は、売上確保の観点からだけでなく、店舗全体の雰囲気作りにも欠かせない要素です。化粧品売り場に勢いがあると店舗全体が明るく見えたりさまざまな年齢層の顧客を獲得できたりします。
ここからはドラッグストアにおける化粧品売り場の重要性を解説します。
幅広い年齢層を取り込める
ドラッグストアの化粧品売り場は、数百円で買える化粧品からハイブランドの商品まで価格帯がさまざまです。そのため、メイクを始めたばかりの学生から大人の女性まで幅広い年齢層のお客さまが訪れます。
化粧品売り場で幅広い客層を獲得すると、ついで買いで他の売り場でも購入が期待できます。化粧品売り場の充実は、ドラッグストアの売上アップに関連しています。
高単価商品の販売ができる
近年、ドラッグストアの化粧品売り場では高単価商品の取り扱いが目立ちます。美容効果が高い化粧品で1本あたり数千円〜1万円程度の商品を取り揃えています。化粧品に効果を求めるお客さまから支持され、見せ方によってはより売上を高めることも可能です。
化粧品売り場で店の特徴を演出できる
化粧品売り場はドラッグストアのカラーを演出する効果もあります。多くのドラッグストアで化粧品売り場は入り口付近や目立ちやすい箇所にあるため、お客さまの目をひきます。また、売り場が充実しているとお客さまが立ち寄る確率が高くなったり、今回は購入を見送っても次回購入につながるケースもあります。
登販が知っておきたい!売れる化粧品売り場のポイントは4つ
ここからは売れる化粧品売り場に共通するポイントを4つ紹介します。ドラッグストアに入って化粧品売り場に勢いを感じる店舗は下記を意識しています。
- 導線設計ができている売り場
- 視覚から購買意欲を高められる売り場
- ディスプレイやPOPが充実している売り場
- レイアウトが定期的に変更される売り場
売れる売り場づくりのヒントを獲得しましょう。
導線設計ができている売り場
第一に導線を意識した売り場づくりが求められます。入り口から入ったお客さまがどのメーカーの商品がどこにあるか理解しやすい並べ方をしていたり、化粧水から乳液、乳液から美容液など見て回りやすい導線を意識します。基本的な導線は各ドラッグストアの本部で決定されますが、細かなポイントは各店舗で工夫できます。日頃前出しや発注をするなかで導線を意識してみましょう。
視覚から購買意欲を高められる売り場
お客さまはどんな店舗や商品もまず視覚から判断します。明るさや商品の並び、値段の見やすさなどが購買意欲に直結します。また、バルーンや大型のPOPも効果的です。化粧品売り場に入りたいと思わせる視覚的なアプローチが欠かせません。
ディスプレイやPOPが充実している売り場
お客さまの商品選択の要素として欠かせないのがディスプレイやPOPです。どれだけ効果が高く魅力的な商品でも見せ方が悪いと手に取ってもらう機会がありません。メーカーから送られてきた販促物やディスプレイを活用して売れる取り組みをおこないましょう。
また、勢いがある化粧品売り場ではPOPも特徴的です。各店舗で決まったテンプレートの価格だけでなく、店員の一口コメントが書かれていたりイラスト付きで商品情報がかかれていたりするとお客さまの購買意欲を高められます。
レイアウトが定期的に変更される売り場
いつ行っても必要な商品を買えるドラッグストアはお客さまに安心感を与えます。しかし、いつも代わり映えのしない陳列では飽きられてしまう可能性もあります。そのため、季節やイベントに応じて少しずつ売り場のレイアウトを変更しましょう。
たとえば、夏前には日焼け止めや紫外線から肌を守れるコスメを目立つように陳列したり、冬場には保湿重視のスキンケア用品を手前に置いたりします。安定感がありながらもお客さまがほしいタイミングで適切な商品を提供できる売り場は人気があります。
登録販売者が売れる化粧品売り場を作るためのアイデア7選
ここからは登録販売者が今日からトライしたい「売れる化粧品売り場」づくりのアイデアを7つ紹介します。いずれも少しの工夫からはじめられるため、ぜひ他のスタッフと協力して売り場づくりをおこないましょう。
なお、ドラッグストア全体の売り場づくりについては他の記事でも紹介しています。当記事とあわせてぜひご覧ください。
参考:ドラッグストアの売り場はどう作る?登販が知っておきたい売上UPの法則お客さまの動きを想定した陳列
売り場の導線を自身で工夫したい場合は、お客さまの動きを観察したうえで設計しましょう。普段、品出しや前だし、棚卸しなどで売り場にでたときにお客さまの流れを確認します。どのコーナーから入って、滞在時間はどれくらいか、またどんな商品を時間をかけて選んでいるか見ていくと陳列の方法も変わります。
スムーズにお客さまを通したい箇所は悩まずに購入できる商品を置いたり、高単価のものはゆっくり検討できるように、奥やスペースにゆとりをもたせるなど工夫が大切です。
POPのカラーや文面の工夫
メーカーから送られてくる販促物以外にもPOPを工夫してみましょう。メーカーから送られてくる販促物は緻密に考え抜かれたアイテムのため、できるかぎり使用します。あわせて、お客さまのニーズを意識したPOPを添えると販促効果が高まるでしょう。
具体的には、価格や容量など基本的な情報しか書かれていないPOPの横に「この商品は〇〇な人に人気です」「従業員も使ってみました」など、おすすめしたい人物像や説得力・信頼性のある情報を盛り込んだカードを付ける方法があります。表記には十分配慮が必要ですが、アピール方法として有効です。
ニーズやトレンドにあわせた売り場づくり
売り場には安定感が求められますが、時々のニーズやイベントにあわせた見せ方も必要です。たとえば、紫外線予防効果が高いファンデーションを冬場に2フェイス確保して陳列していても売れません。また、敏感なお客さまの場合は「夏の売り場がそのままだ」と考える可能性もあります。お客さまのニーズを先読みして売り場づくりをおこないましょう。
なお、化粧品は流行が顕著なため、随時ニーズを把握して売り場に反映させることが欠かせません。コスメブランドの公式サイトをチェックしたり美容雑誌を取り寄せたりして最新情報をお客さまに伝えましょう。
売上が低い商品の配置を工夫
化粧品売り場では何もせずともよく売れる商品とまったく売れない商品の差が大きく出ます。高単価の商品が売れず値下げしたり処分したりするケースもしばしば見られます。その場合は売上が低かったり、伸びが悪かったりする商品を人気商品ではさんで陳列しましょう。
売れないからといって最下部に陳列していては在庫がたまる原因になります。売れやすい見せ方が大切です。
ゴールデンラインに陳列する商品の選択
ドラッグストアをはじめとした小売店ではゴールデンラインの把握も重要です。ゴールデンラインは陳列棚に並ぶ商品の中でお客さまがもっとも見やすく、かつ手に取りやすい高さ・範囲を指します。
ゴールデンラインの一般的な高さは床から75〜135cm程度と言われていますが、客層によって若干変化します。お客さまの目に入りやすい場所におすすめ商品を置くと購入確率が高まります。ゴールデンラインは他の陳列棚と比較して売れ行きがよい傾向があります。そのため、その月に力を入れて販売したい商品を陳列すると売上UPにつながります。
適正数量の陳列
商品の陳列においては、数への意識も欠かせません。同じ商品があまりにも多く並んでいると「この商品は売れていないのではないか」と考えられます。また、あまりにも商品が少ない場合は売り場の見た目が悪く、お客さまが離れていきます。
適正数量は普段売れる数+数個がおすすめです。また、適正数量にあった売り場スペースの確保も欠かせません。売り場を作る際は陳列数量を確認したうえでバランスよく商品を並べましょう。
サイドネットをうまく活用する
化粧品売り場においてはサイドネットの活用もおすすめです。化粧品は細々とした商品が多く、お客さまが探しにくいと感じ、「〇〇はどこにありますか?」と聞かれるシーンも多くあります。お客さまが商品を見つけやすいだけでなく、登録販売者自身の業務効率をアップさせるためにもサイドネットを使い陳列しましょう。
たとえば、メイク落としを扱う陳列棚の横に前髪をとめるピンやヘアバンドを並べておくと親切です。また、美容液の特注がある商品棚の隣にサイドネットで商品カタログを置いたり、美容液の浸透を助けるためにおすすめの洗顔を陳列したりといった方法があります。
サイドネットをお客さまの「ついで買い」のきっかけに活用しましょう。
まとめ|売れる化粧品売り場はお客さま目線で作りあげよう
登録販売者が働くドラッグストアにおいて化粧品売り場は大切な要素のひとつです。近年はドラッグストアでプチプラ商品だけでなく、高単価の化粧品を取り扱うケースが多いため、さまざまな世代のお客さまを呼び込めるでしょう。
しかし、お客さまが見やすい・買いやすい売り場でなければ定着は難しくなります。そのため、今回紹介したお客さま目線での売り場づくりを意識して、店舗に貢献できる化粧品売り場を作りあげましょう。
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