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化粧品検定は意味がない?登録販売者が化粧品に携わるキャリアについて紹介

化粧品検定は意味がない?登録販売者が化粧品に携わるキャリアについて紹介

こんにちは、登録販売者転職のアポプラス登販ナビライターチームです。

ドラッグストアで化粧品に関わることが多い登録販売者の方の中にはOTC(一般用医薬品)でなく、化粧品をメインに担当したいと考えている方もいるでしょう。知識を増やし接客に自信が持てるようになることで、他の従業員との差別化を図るために「化粧品検定」の取得を考えている方も、実際に取得する意味のある資格なのか気になるところです。

今回は、化粧品検定を含めた、登録販売者が化粧品に携わるキャリアについて紹介します。

目次

化粧品検定の取得は意味がないと思われてしまう理由

化粧品検定の取得は意味がないと思われてしまう理由

化粧品検定は、美容や化粧品についての専門知識を身につけるための有効な資格です。しかし、人によっては取得しても「意味がない」と感じてしまう場合があります。なぜ、そのように思われてしまうのか、理由を3つ紹介します。努力をして資格取得したのに意味がなかったと思わないためにも、意味がないと思われてしまう理由について理解しておきましょう。

目的を決めずに資格だけ取得している

化粧品検定の取得を目指す方の多くは、美容や化粧品関連の仕事で活かせるスキルを身につけたいといった目標を持って資格取得を目指します。同様に登録販売者の方も「ドラッグストアで化粧品の接客時に活かすために」と目標を持っている方もいます。資格取得後をイメージできている方で「意味がない」と感じる方は多くはいません。

しかし、「接客スキルをあげたい」「顧客への提案力を高めたい」など資格をどのように活かすか考えておらず漠然と「取得していれば役に立つだろう」「給料アップにつながる」と考えている場合は、「意味がなかった」と感じる場合もあるでしょう。取得を目指す前に、まずはどのように資格の知識を使いたいか考えておきましょう。

民間資格と国家資格の違いを理解していない

化粧品検定を取得しても「意味がなかった」と感じてしまう理由に、民間資格と国家資格の違いを理解していない場合があります。美容師免許や理容師免許は国家資格なのに対し、化粧品検定は文部科学省の後援を受けた、国家資格と民間資格の間に位置付けられる公的資格です。

美容師免許や理容師免許は美容院で働くうえで必須となる資格ですが、公的資格や民間資格は法律上必須ではありません。そのため、公的資格や民間資格の評価が左右されることもあります。しかし、民間資格に比べると公的資格である化粧品検定は専門性や知名度は高いでしょう

試験勉強だけで実践スキルを身につける姿勢がない

試験に合格してしまえば、その後は勉強しなくてもよいと考えている方は、資格を活かせていない場合があります。登録販売者も化粧品検定も同様ですが、情報は常に更新されます。登録販売者・化粧品担当として常に新しい情報収集をおこない、お客さまに情報提供していると資格を活かせている実感が出てくるでしょう

しかし、資格取得に満足してしまい、その後は一切学ばないでいると情報に追いつけず、「役に立たない」と感じてしまう可能性があります。とくに化粧品は流行にも敏感で、新しい成分やトレンドカラーなど意識して情報収集をおこなわなければついていけなくなるでしょう。化粧品検定だけではありませんが、資格取得後も学び続ける姿勢は大切です。

化粧品検定を取得する意味はある

化粧品検定を取得する意味はある

化粧品検定とは、化粧品や美容についての知識を証明する文部科学省後援の公的資格です。試験では化粧品の成分や効能、美容皮膚科学、関連法規などの基礎知識が問われ、多くの専門家が監修しています。資格取得の勉強により、さまざまな知識の習得が可能です。

日本化粧品検定は3等級にわかれています。3級は、化粧品の基礎知識の中でもとくに間違えやすい内容です。2級は、美容皮膚科学をメインに、スキンケアやメイク、生活習慣美容、マッサージなどから出題されます。そして1級は、化粧品の成分やボディケア、ネイル、オーラルケアなど幅広いさまざまな内容が出題されます。

日本化粧品検定については以下のリンクもご参照ください。
文部科学省後援 日本化粧品検定

化粧品をはじめとした美容の知識が身につく

日本化粧品検定は、さまざまな専門家が監修しており、化粧品や美容についての科学的根拠に基づいた知識を学べます。そのため、資格の取得は、化粧品や美容について正しく理解している証明となります。肌によい成分やスキンケア方法などをお客さまに聞かれた際も、科学的根拠を基に伝えられるため、説明に説得力が出てくるでしょう。

また、学んだ知識は、自身の毎日のスキンケアやメイクにも役立てられるため、自分に合う化粧品を選択できます。

キャリアアップに役立つ

登録販売者が化粧品検定を取得し、化粧品や美容について幅広い知識を持っていると、キャリアアップにつながります。2023年におこなわれた調査によると、化粧品を店頭で購入する場合の購入先としてドラッグストアが76%を占め、1位となっています。

ドラッグストアの化粧品売り場のニーズは高いため、資格取得を通して得た知識を活用した適切なアドバイスや効果的な売り場づくりができると、売上に大きく貢献できるでしょう。売上に貢献することで評価につながり、キャリアアップも期待できます。

参考:PR TIMES「<調査レポート>化粧品を「店頭」で購入される方どこで買いますか?1位は「ドラッグストア」」

就職や転職のアピール材料になる

日本化粧品検定は公的資格であるため、転職の際に役立つ資格です。履歴書に記載することで、応募先に自身の専門性を示せ、面接時のアピールポイントにもできます。とくに、化粧品や美容業界での転職を考えている人にとっては、資格が有利に働く場面は多いでしょう。資格を持っていることが評価され、より好条件での採用になるケースもあります。

また、化粧品検定を活かせる仕事としては、百貨店やドラッグストアの美容部員、美容師、メイクアップアーティスト、美容関連のメディア業界での仕事などがあげられます。化粧品業界をはじめ、美容のサービスやメディアなどの幅広い分野で高い評価が受けられるでしょう。

登録販売者が化粧品検定を活かせるケース

登録販売者が化粧品検定を活かせるケース

登録販売者は、OTC(一般用医薬品)の販売に関わる専門知識を持っていますが、数多くの化粧品を取り扱っているドラッグストア勤務の方は、化粧品に関する知識も求められる場面が多くあるでしょう。そのため、登録販売者が化粧品検定を取得していると活かせるケースは多々あります。

ここからは、登録販売者が化粧品検定を活かせる具体的な内容を紹介します。

ドラッグストア店舗で化粧品の接客がしやすくなる

ドラッグストアでは数多くの化粧品を取り扱っているため、お客さまから相談される機会は多くあります。その際に化粧品検定を取得しているとより正確な情報提供ができるため、接客のしやすさにつながるでしょう。また、自信を持って接客ができるため、お客さまへ提案するときの説得力も生まれます。

化粧品の売り場づくりに役立つ

化粧品の売り場を作る際、本社や上司の指示のもと売り場を作る機会が多くあります。しかし、状況によっては、売れている商品を上司や本社に提案して、自分で売り場を考える機会もあるでしょう。そのようなときに、季節によって必要となる成分や形状といった知識は非常に役に立ちます

化粧品の提案とあわせて健康食品や医薬品の相談にのれる

登録販売者資格と化粧品検定の資格を取得している場合、両方の知識を持ちあわせているため、症状や希望を伺って、OTC(一般用医薬品)や健康食品と化粧品の両方をあわせて効果的な提案が可能です。より広い選択肢の中から適切な商品を提案できるため、お客さまの満足度の向上につながります

まとめ|登録販売者資格と化粧品検定でお客さまへ満足度の高い接客をしよう

化粧品検定は、化粧品や美容に関する知識を証明する公的資格であり、登録販売者とあわせて取得していると大きな相乗効果が得られます。取得することで化粧品の知識が増えるだけでなく、売り場づくりにも役に立ちます。

また、OTC(一般用医薬品)や健康食品と化粧品を組み合わせた提案も可能となり、お客さまへの満足度もあがるでしょう。資格取得後も学び続ける姿勢が、スキルアップとキャリアアップにつながります。

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