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【指名の止まらない登録販売者を目指して】ドラッグストアで役立つズルい心理学《面接の事前準備編》<人気登販YouTuber/ヤマナオが語る!>

【指名の止まらない登録販売者を目指して】ドラッグストアで役立つズルい心理学《面接の事前準備編》<人気登販YouTuber/ヤマナオが語る!>

【指名の止まらない登録販売者を目指して】ドラッグストアで役立つズルい心理学《面接の事前準備編》<人気登販YouTuber/ヤマナオが語る!>

「登録販売者に必要な知識は?」と聞かれたとき、皆さんならどのようなことをイメージしますか?「医薬品の主作用や副作用」「薬機法」「人体の仕組み」など、様々な答えが浮かぶと思います。では、皆さんの答えの中に「心理学」はありますでしょうか?

おそらく、その答えはNOでしょう。
そんな皆さんにハッキリと言ってしまいますが、
「今のままでは大きく人生を損する」可能性が高いです。登録販売者にとって心理学は、なくてはならない必須の知識である、と断言できます。そこで本記事では、登録販売者としてドラッグストアで働くうえで、絶対に知っておくべき心理学をお伝えしていきます。
なかでも今回は、働くならば絶対に突破しなければならない壁である【面接の心理学】を解説します。

目次

面接官自身も気づいていない"心の内側"

面接官自身も気づいていない

「ああ...この人もったいないなあ...」
「もっと○○だったら採用なのに...」

これは面接中の私の心の声です。
私は過去にドラッグストアで5年ほど勤務し、現在は独立して経営に携わっております。
個人事業主なので、なんでも自分でやらなければなりません。その一つとなるのが今回のメインテーマである【面接】です。
今現在も採用担当として面接してますが、登録販売者として働いていたドラッグストア時代にも面接を担当しておりましたので、累計10年以上、かなり多くの方を面接してきました。
さて、前述したような私の心の声である「もっと○○だったら」に対して、みなさんはどのような答えをイメージするでしょうか?

  • ・資格の有無
  • ・立派な学歴や職歴
  • ・完璧な志望動機
  • ・他人とは違う特技
  • ・熱意

このような感じでしょうか?
ハッキリ言ってしまいますが、これらはすべて、私からすれば『どうでもいいこと』です
「え?登録販売者の資格がなきゃ、話にならないでしょ?」と思う方もいるかもしれません。たしかに資格があるに越したことはありませんし、その時の状況によりけりではありますが、本当に魅力的な人材なのであれば、企業はなんとしてでも確保したいので「入社後に資格をとればいいので、ぜひ弊社で採用させてください」となります。
このように面接官と希望者の間には、採用されやすい人材のイメージに乖離があるのです。
この乖離を埋めなければ、皆さんがどれだけ努力したとしても、すべて徒労に終わってしまいます。
さらに付け加えるならば、ヒトには面接官さえ気づいていない『つい採用してしまうパターン』さえも存在します。それを教えてくれるのが【心理学】です。
それでは具体的な面接対策について、採用側である私の本音をまじえつつ、心理学的に正しく解説してみたいと思います。

「ヒトは第一印象がすべて」の本当の意味

「ヒトは第一印象がすべて」の本当の意味

本題に入る前に、みなさんに前提としてお伝えしたいことがあります。それは『第一印象について』です。
『人は第一印象が大切だ』というのは、誰もが一度は耳にしたことがあると思います。
例えば「綺麗な白衣を着た登録販売者」と「シワや汚れが目立つ白衣を着た登録販売者」を見比べた場合、あなたはどちらの方に好意的な印象を抱くでしょうか?
無論、前者ですよね。
「なにを当たり前のことを言っているんだ」と思うかもしれませんが、この第一印象の知識の有無で、面接の合否が左右されると言っても過言ではありませんので、ぜひ説明させてください。
我々の脳は、瞬時に物事を判断する際に、できるだけ時間や労力をかけないように努める性質があります。これを難しい言葉で【認知的倹約家】といいます。今でこそゆっくり考えることが許される時代ですが、我々の先祖が生きていた狩猟採集時代は、ゆっくりじっくり考えるという行為は、猛獣に襲われ、命を失いかねない非常に危険なものでした。ではどうやって我々の先祖は生き残ったのか。それは『第一印象を優先すること』に他なりません。

『風も吹いていないのに草が揺れた』=『外敵がいるかもしれないから逃げよう』

そうやって『パッと見の印象で判断した者』が生き残り、進化してきた結果が我々なのです。
つまり"第一印象"というのは、もう誰にも逃れることのできない脳のシステムである、ということなのです。
これが『ヒトは第一印象がすべてだ』と言われる所以です。

さらに我々にとって都合の悪い真実がもう一つあります。それは【第一印象が与える影響は、しつこく脳に残り続ける】ということです。
その影響は我々の想像をはるかに超えるぐらい根強く、しつこいものです。

これを心理学の世界では【初頭効果】と呼びます。
同じミスをしているにも関わらず、笑って許される人もいれば、メチャクチャ怒られる人もいて「理不尽な世の中だ!」と憤った経験はありませんか?これも初頭効果です。
端的に言ってしまえば【笑って許される人=第一印象が良かった人】なのです。
逆を言えば、第一印象でコケてしまうと、そのあと相当キツい人間関係が待っている、ということがおわかりいただけるのではないでしょうか。
この初頭効果を覆すことは、かなりの労力がかかります。そんなことをするくらいなら、初対面で好印象を与えることに全力を注ぐ方が、圧倒的に楽ですし、その後の人間関係も自動的に良好になるのです。

さきほど【綺麗な白衣を着た登録販売者】を例に挙げましたが、ここでも初頭効果は働きます。もし仮に、同じ知識を持っていたとしても、その見た目によって我々は違う判断をしてしまいます。白衣が綺麗であれば「こんなに白衣が綺麗で清潔感があるんだから、きっとこの人の言うことは正しいに違いない」と感じます。反対に白衣が汚い場合では「仕事着の白衣も洗濯しないなんて、この人の言うことは胡散臭くて信用できない」と感じてしまいます。

つまり我々人間は、ヒトを正しく評価するのが非常に苦手な生き物なのです。
これを聞いてガッカリしてしまう方もいるかもしれませんが、むしろ逆です。
人間にこうした脳のクセがあるのなら、逆にそれを利用し、面接官の印象さえも、思いのまま操ってしまえばいいのです。
こういった脳のクセや偏りのことを【バイアス】といい、面接だけでなく、仕事やプライベートの人間関係を改善する上でも、とても重要な知識ですので、ぜひこれを機に覚えておきましょう。

面接とは"愛の告白"である

面接とは

それではいよいよ本題です。
第一印象の重要性は十分ご理解いただけたかと思います。
無論、それは面接でも同じです。

では、どうすれば初対面の相手に対して、好印象を与えることができるのでしょうか。
ここまで調子にのって小難しい話をしてしまいましたので、ここからは笑ってしまうぐらいわかりやすく噛み砕いてお伝えしましょう。

私が面接を受ける方に必ずするアドバイスがあります。それは

【面接とは"愛の告白"である】

「???」
皆さまの頭の中が「?」でいっぱいになっていると思うので、説明します。
この考え方は、私が採用に10年以上携わることによって得た結論です。
"面接"と"愛の告白"はとてもよく似ています。
言い換えてみましょう。

希望者=告白する側
採用側=告白される側

このような図式になるかと思います。
ここでは、男性が女性を口説いている様子をイメージしてみましょう。
例えば面接の定番である『志望動機』。
「あなたが弊社を希望する理由はなんですか?」と、超ド定番の質問がありますが、これを愛の告白に言い換えるのであれば「あなたは私のどこが好きなの?」と同じ意味を表しています。
ここでいかに相手を口説き落とすかで、最終的な結果が変わります。
このように【愛の告白】に置き換えれば、対策がイメージしやすくなり、より採用に近づくというわけです。
それではここからは愛の告白になぞらえた、面接での重要ポイントを解説します。
一見、面接とは一切関係なさそうな話が続きますが、きちんと科学的根拠を持って解説します。登録販売者試験に合格されるくらい好奇心と勉強意欲に満ちた皆さまであれば、問題なく吸収していただけるはずですし、これを実行さえすれば、あなたの第一印象は間違いなく生まれ変わることでしょう。

参考:https://www.mhlw.go.jp/content/000792744.pdf

事前準備を怠らない

事前準備を怠らない

意外に多い事実をお伝えします。それは『面接に準備なしでいこうとする人が多い』ということです。身だしなみ、志望動機、面接中の話題、事前練習。これらを怠る方がとても多いです。採用側の私から見れば、たくさんの方を見ている経験から、事前準備をしていない人はすぐにわかってしまいますので、それがわかった時点で「あまり本気度が感じられないな」という印象になり、採用する確率は限りなくゼロに近づいてしまいます。
愛する人に告白しに行く際に、事前準備なしで臨めば、成功率がガクッと下がることは容易に想像できると思います。
身だしなみ、相手の好きなところ、口説き文句、何でも事前にシミュレーションしますよね。面接もそれと同じで、事前準備なしで採用になるほど甘いものではありません。

実際私がYouTube上で実施している『個別相談会(生配信をしながら視聴者からの質問に回答する)』でも「特に準備はしていない」という方を見かけますし、実際に面接をしていても「志望動機は特にありません!自宅から近いから来ました!」や、40代以降の方が「この年齢でも面接してもらえるところがここだけだったので...」などと仰る方もいます。
果たして、これらの志望動機で"愛"を感じてもらえるでしょうか?正直、私ならもっと愛を感じる他の方を選んでしまいます。
仮に準備をしていたとしても、前述した『第一印象』のように、ヒトにはバイアスが存在しますので、より採用率が上がるよう科学的に正しい準備をしないと、損をしてしまいます。
ではどのように準備すればよいのか、科学的に正しい方法を3つ紹介します。
登録販売者になって働く際にも役立つ知識ですので、ぜひ覚えておきましょう。

科学的に正しい事前準備3選

科学的に正しい事前準備①【たっぷり睡眠をとる】

いきなり意外に思われるかもしれませんが、戦いは前日から始まっています。
「睡眠不足で顔色が悪くなるんでしょ?それぐらい言われなくてもわかるよ」と思う方もいるでしょうが、悪影響はそれだけではありません。なんと我々は、睡眠不足になると、面接で重要なトークスキルが著しく下がってしまうのです。
2010年のグダニスク大学の研究によると、わざと睡眠不足にさせた被験者たちは「同じ単語を何度も使う」「決まり文句のくり返しが多くなる」「単調なトーンでボソボソとしゃべる」「自分の考えをうまく表現できず、イライラする様子を見せる」ということがわかっています。したがって、面接前から規則正しい睡眠習慣を心がけることは、とても重要なのです。
適切な睡眠習慣は『前日だけたっぷり寝る』といった付け焼き刃で臨むより、日頃から良質な睡眠を心がけている方が効果は高まります。
個人差はありますが、最低でも夜中0時までには寝るようにし、睡眠時間は7時間は確保しましょう。ラベンダーなどのアロマオイルを使うと睡眠の質が上がりますので、ぜひお試しください。

参考:https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/20442067/

科学的に正しい事前準備②【身だしなみに気を配る】

前述に登録販売者の白衣の見た目問題でも触れましたが、ヒトには残念な習性があります。それは、ヒトの好感度は見た目に左右されるということです。
なんとも切ない話ですが、大切な告白の日にジャージで行ってしまっては、相手から嫌われるのは想像に難くないので、さもありなんといったところでしょう。
まずは服装から見ていきましょう。結論から言うと『できるだけ高い服を着て面接に臨む』が正解となります。2019年のプリンストン大学の研究で、裕福そうに見える服を着ている人の方が優秀だと判断されることがわかっています。自分の将来を決める投資として奮発するか、あまりお金がかけられない方は、アウトレットなどでの購入も考えましょう。
ちなみに、綺麗な白衣を身にまとうと【権威効果】という現象が働き、より優秀な登録販売者に見えますので、必ず週に1回は漂白剤で洗濯するように心掛けましょう。

参考:https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/31819209/

女性の方は、メイクにも気を配りましょう。顔立ちが綺麗な人ほど能力が高く見えるという研究があります。
女性の方で、面接やデートにノーメイクで臨む方は稀でしょうが、科学的なポイントがここにも存在します。
この研究でいう"綺麗"の定義は"左右対称性"のことを指します。シンメトリー度が重要だということです。具体的なポイントとしては、目の上や唇が綺麗にメイクされていると、左右対称性が上がり、目の下をメイクすると左右対称性が下がることがわかっています。
したがって女性は、メイクするポイントにも注意が必要です。
では男性の場合はどうでしょうか。
結論から言うと、メイクすることを推奨します。
もちろん、ふだんメイクをしない男性が急に極端なファンデーションなどに手をつけることはおすすめしませんが、BBクリームや眉ティントなど、誰でも手軽に行えるものから始めてみるといいです。ちなみに、私も気合いを入れて動画を撮る際は、眉ティントをよく使っています。

参考:https://www.frontiersin.org/articles/10.3389/fpsyg.2018.02448/full

科学的に正しい事前準備③【面接前の有酸素運動】

「想定外の質問をされ、戸惑って頭の中が真っ白になってしまった」という話は、面接では定番の失敗エピソードです。デートでも想定外の事態は起こり得ますが、それを難なく対応できる相手の方が素敵に見えますよね。それは面接も同じです。
しかし、この問題で厄介なのは、準備のしようがない、という点です。どれだけ事前にシミュレーションを行い、回答集を作っていたとしても、不測の事態は起こり得ます。
つまり、我々に求められることは、面接の本番で臨機応変に回答する適応力、ということです。そのためには、脳が本番中にフル回転している必要があります。
そこで役立つのが運動です。

【朝に30分間の有酸素運動で脳機能が1日中上がりっぱなしになる】という、我々のためにあるような研究を紹介しましょう。
西オーストラリア大学などの調査で、朝に30分間、軽い傾斜をつけたランニングマシンでウォーキングを行なった被験者は、運動後6.5時間ものあいだ、脳機能が改善した、というのです。この研究のすごいところは、即効性があり、且つ持続性も期待できる点で、毎日運動したくないズボラな方にもピッタリです。
しかも中強度の負荷(軽く息が荒くなる程度)でいいので、面接前に汗だくになることもありません。
おすすめは朝に30分間、早歩きで散歩をすることです。面接前に朝の空気を吸えば、自律神経も切り替わりますし、陽の光を浴びることで、抗うつ作用のあるセロトニンも分泌されるので、面接前のネガティブ感情の抑制にも一役かってくれます。
ちなみに、定期的に運動をしている方であれば、今ご紹介した③だけでなく、前述した①と②も自動的にクリアできてしまいます。適度な運動がホルモンバランスを整えるため、良質な睡眠に繋がりますし、血流もよくなるため美肌になります。さらに、まだ仮説の段階にはなりますが【定期的に運動をしている人は年収が高い】というデータもありますので、高い服を購入できる可能性も上がります。

余談ですが、登録販売者の仕事は肉体労働でもあり、頭脳労働でもある珍しい仕事です。習慣的な運動は、その両方の能力を伸ばすことに繋がりますので、やっておくに越したことはありません。

参考:https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/31036563/ 参考:https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/24034960/

いかがでしたでしょうか?
本当はもっとたくさんのテクニックがあるのですが、最低限且つ即効性のあるものをピックアップしてお伝えいたしました。
ぜひ明日から、いや今日から何か一つは取り組んでみてください。

執筆者:ヤマナオ(登録販売者)
YouTube【ヤマナオ会議室】のチャンネル登録者数1.3万人。
DMMオンラインサロン【凡人賢者アカデミー】のオーナー。
登録販売者として、通算10年以上従事した経験を基に「医学」「心理学」「仕事術」をメインテーマとし、情報発信を行っている。

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