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【登販の店舗運営】エリアマネージャーとは?仕事内容やキャリアアップの仕方を紹介

【登販の店舗運営】エリアマネージャーとは?仕事内容やキャリアアップの仕方を紹介

こんにちは、登録販売者転職のアポプラス登販ナビライターチームです。

登録販売者として働く中で、キャリアアップの一つとしてエリアマネージャーを目指せるのか気になっている人も多いでしょう。ドラッグストアで勤務する登録販売者でも、エリアマネージャーを目指すことは可能です。

本記事では、エリアマネージャーの仕事内容や必要なスキル、キャリアパスなどを紹介します。登録販売者として働き、キャリアアップを目指している方はぜひ参考にしてください。

目次

登録販売者はエリアマネージャーを目指せる

登録販売者はエリアマネージャーを目指せる

登録販売者としてのキャリアを築いた後、エリアマネージャーを目指すことは十分に可能です。エリアマネージャーは、多くのドラッグストアや小売チェーンで求められる重要なポジションであり、店舗運営のマネジメントやスタッフの育成、売上の管理など、多岐にわたる業務を担当します。

一見、キャリア面でのハードルが高いように感じられるかもしれませんが、登録販売者としての経験を積むことで、エリアマネージャーのポジションを目指すことが可能です。

基本的に販売員として就職し、管理者要件をクリアしたのち店長へ昇進し、その企業内でエリアマネージャーへとキャリアアップするケースが多い傾向ですが、店長経験を条件としてエリアマネージャーの求人を出している企業もあります。

エリアマネージャーの仕事内容

エリアマネージャーの仕事内容

ここでは、エリアマネージャーがどのような業務をおこなうのかを詳しく解説します。ドラッグストアにおけるエリアマネージャーは、複数の店舗を統括し、エリア全体の業績向上と円滑な店舗運営を実現する重要な役割を担っています。エリアマネージャーは、業績管理から店舗のヒアリング、スタッフの育成まで幅広い業務を担当し、ドラッグストアの売上目標の達成や運営の円滑化に貢献する仕事です。

エリア内の業績管理

ドラッグストアのエリアマネージャーにとって、エリア内の業績管理はもっとも重要な業務の一つです。各店舗の売上データや利益率を定期的にチェックし、全体のパフォーマンスを分析する役割が求められ、エリアマネージャーは、これらのデータをもとに業績のトレンドを把握し、必要な施策を迅速に実施することが求められます

具体的には、エリア内の各店舗が設定された売上目標や利益目標を達成しているかをチェックし、目標に達していない店舗に対しては原因を分析し、改善策を提案します。たとえば、販売促進キャンペーンの実施、商品ラインナップの見直し、在庫管理の最適化などです。また、季節ごとの需要変動や市場トレンドを考慮し、柔軟に対応することも重要です。

各店舗のヒアリングとマネジメント

エリアマネージャーは、各店舗のヒアリングとマネジメントもおこないます。店舗の運営状況を把握するとともに、スタッフとのコミュニケーションを通じて、店舗運営の問題点や改善点を見つけ出すことから始まります。エリアマネージャーは定期的に店舗を訪問し、店長やスタッフとの面談をおこない、現場の声を直接聞くことが求められるでしょう。

ヒアリングの際には、売上や顧客サービス、在庫管理、スタッフの業務負担など、さまざまな面について意見を収集します。ヒアリングを通じて得た情報をもとに店舗ごとの課題やニーズを把握し、具体的な改善策を提案するのがエリアマネージャーの仕事です。

人材の管理および育成

人材の管理および育成は、エリアマネージャーにとって重要な役割の一つです。エリアマネージャーは、エリア内の各店舗のスタッフが最大限のパフォーマンスを発揮できるようにするための戦略的な取り組みを実施します。たとえば、スタッフの採用、トレーニング、評価、そしてキャリアパスの提供などです。

必要な人材を確保するために、店舗のニーズや業務の要求に応じた人材戦略を策定し、採用後は、新しいスタッフがスムーズに業務を始められるよう、しっかりとしたオリエンテーションや研修をおこないます。

トレーニングは、店舗スタッフが持つべきスキルや知識を身につけるための重要なプロセスです。そのため、すべてのスタッフにもれなく受けさせることはもちろん、トレーニング後の評価もおこなって育成の進捗状況を管理することが求められます。

エリアマネージャーは、業務に必要な専門知識や接客技術を教えるだけでなく、スタッフのモチベーションを高めるための指導もおこなう必要があります。定期的な研修やワークショップを通じて、スキルの向上や知識の更新をサポートする役割を担っています。

また、面談などを通してスタッフ一人ひとりがゴールとする職務やポストにつくまでの道筋や必要な経験を明確に提示し、スタッフが目標をもって業務に取り組めるようにすることも重要な業務の一つです。

本社の意向に沿った経営の実行

エリアマネージャーの重要な役割の一つは、本社の意向に沿った経営の実行です。企業全体の戦略や方針をエリア内の各店舗で実現するための業務であり、企業のビジョンと目標を具現化するために欠かせない取り組みです。

エリアマネージャーは本社からの指示や戦略を的確に理解し、自らのエリア内の業務に適用します。たとえば、新しいキャンペーンやプロモーション、商品の取り扱い方針、サービスの標準化などです。本社の意向をしっかりと把握し、店舗の運営を調整することが求められます。

エリアマネージャーに求められるスキル

エリアマネージャーに求められるスキル

ここでは、エリアマネージャーに必要とされる主要なスキルを紹介します。エリアマネージャーは、ドラッグストアチェーンの複数の店舗を統括し、業務を効率的に進めるためのスキルが求められます。

コミュニケーション能力

コミュニケーション能力は、エリアマネージャーにとってもっとも重要なスキルの一つです。複数の店舗を統括するエリアマネージャーは、各店舗のスタッフや店長、本社の上層部と高い頻度で連絡を取り合い、業務の調整や指示の伝達をおこないます。円滑なコミュニケーションが取れることで、店舗運営における問題を早期に発見し、迅速に対応することが可能になります

とくに、各店舗のスタッフと信頼関係を築くことも重要です。スタッフが抱える課題や改善点を正しく把握し、的確なアドバイスや支援をおこなうことで、店舗全体のパフォーマンス向上が期待できます。また、店舗間の連携を強化し、ノウハウの共有やリソースの最適化を進めるためにもコミュニケーションが欠かせません。

数字管理能力

エリアマネージャーに求められるスキルの一つに、数字管理能力があります。エリアマネージャーは、複数の店舗の売上や利益、コストなどの数値を一元的に管理し、それぞれの店舗が目標を達成できるように調整・指導をおこないます。正確な数字管理は、エリア全体の業績を向上させるための基盤となるといえるでしょう。

たとえば、日々の売上データや月次レポートを分析し、売上やコストに関する傾向を把握することで、どの店舗が強みを持ち、どの店舗が改善を必要としているかを明確にできます。また、キャンペーンや販促活動が売上にどのような影響を与えたかを評価し、今後の戦略に反映させることも重要です。

また、数字管理能力はコスト削減や効率化を図るためにも欠かせません。各店舗の在庫管理や人件費のバランスを調整し、無駄を削減することで、利益率の向上が期待できます。

人材育成能力

エリアマネージャーには、人材育成能力も求められます。エリア内の各店舗が成長していくためには、スタッフの能力向上が欠かせません。エリアマネージャーは、各店舗の店長や従業員のスキルや知識を評価し、適切な教育やトレーニングを提供することで、チーム全体のパフォーマンスを高める役割を担います

人材育成においては、個々のスタッフが抱える課題や目標を理解し、それに応じた支援や指導をおこなうことが求められます。たとえば、販売スキルの向上が必要なスタッフには、具体的な販売技術や顧客対応のトレーニングを提供し、管理職を目指す店長候補には、リーダーシップや店舗運営に関する知識を強化する指導をおこなうなど、個人にあった指導を提供することが大切です。

コンプライアンスを遵守する姿勢

エリアマネージャーには、コンプライアンスの遵守の徹底が強く求められます。近年、モラルや倫理に対する社会の関心が高まり、企業が不適切な行為をおこなった際には、すぐに世間からの厳しい批判を受けるようになってきています。エリアマネージャーとして、複数の店舗を統括する立場にある以上、各店舗が法律や社内規定を守りながら運営されているかを常に確認することが重要です。

エリアマネージャー自身が率先してコンプライアンスを遵守する姿勢を示すことで、部下や店舗スタッフの模範となることが大切です。コンプライアンスの遵守は、企業としての信頼性を維持し、長期的な成功を支える基盤を築くために欠かせません。

リーダーシップ

エリアマネージャーは、複数の店舗を統括し、それぞれの店舗が企業の目標や方針に沿って運営されるように導く責任があり、店舗スタッフや店長たちを効果的に指導し、チーム全体のモチベーションを高めるリーダーシップが必要です。

リーダーシップとは、単に指示を出すだけでなく、チームメンバー一人ひとりの強みを理解し、それを活かすことで、よりよい結果を生み出す能力を指します。エリアマネージャーは、自分のビジョンを明確に伝え、チームが共通の目標に向かって一丸となるように導く役割を担っています。

エリアマネージャーになるまでのキャリアパス

エリアマネージャーになるまでのキャリアパス

ここでは、登録販売者としてドラッグストアで働く人がエリアマネージャーを目指す際のステップを解説します。

①店舗管理者の要件をクリア

エリアマネージャーを目指すためには、まず店舗管理者の要件をクリアする必要があります。店舗管理者になるには、登録販売者としての実務経験を積み、店舗を管理するために必要な知識やスキルを習得することが求められます。具体的には、OTC(一般用医薬品)の販売に関する規制や法律、顧客対応、在庫管理、売上分析など、多岐にわたる業務をこなす能力です。

店舗管理者の要件をクリアするためには、まず登録販売者としての実務経験が必要です。管理者要件としては、過去5年以内に通算して1年以上かつ累計1,920時間以上の実務経験が求められます。キャリアアップを考えるなら、この期間中に店内での販売業務や在庫管理、スタッフの教育など、店舗運営に欠かせないスキルを身につけることが大切です。

②店長へ昇進

店舗管理者の要件をクリアした後、次のステップは店長への昇進です。店長になるためには、リーダーシップが欠かせません。店舗運営においては、スタッフをまとめ、適切に指導・育成する能力が求められます。

売上目標の設定とその達成に向けた戦略的な思考力や、在庫管理や発注業務など、店舗の利益を最大化するための経営管理能力も必要です。加えて、顧客対応力やトラブル処理能力も求められ、顧客満足度を高めるためのサービス提供能力が期待されます。

店長へ昇進すると、求められる役割が広がる分、報酬も増加します。一般的には、管理者要件を満たしていることで、登録販売者手当が1カ月あたり1万円前後支給されるケースが多いようです。また、店長の報酬は基本給やボーナスなどが上乗せされ、年収では400万~450万円前後になるといわれています。

ドラッグストアの店長職は激務?登録販売者に必要なスキルも解説

③エリアマネージャーへ昇進

店長としての経験を積んだ後、次に目指すキャリアステップはエリアマネージャーへの昇進です。エリアマネージャーは複数の店舗を統括し、店舗ごとの業績向上を図る重要なポジションであり、広範囲な責任と高いスキルが求められます。エリアマネージャーへ昇進するためには、マネジメント能力や戦略的思考、コミュニケーション力、問題解決能力が求められます

エリアマネージャーに昇進すると、報酬も大幅に増加するケースが多いでしょう。一般的には、基本給に加えて、業績に応じたボーナスやインセンティブが支給されます。エリアマネージャーの年収は、店舗管理者や店長に比べて高い傾向であると考えておきましょう。

まとめ|マネジメント系の資格を取得するのも効果的

複数の店舗を統括するエリアマネージャーには、コミュニケーション能力はもちろん数字管理能力、人材育成能力など多岐にわたるスキルが求められます。そのためハードルが高いと感じる方も多く見られますが、登録販売者としてキャリアを積むことで十分に目指せる役職です。

登録販売者として働き、将来的にエリアマネージャーへの昇進を目指している方は、マネジメント系の資格を取得するのも効果的です。たとえば、国際資格であるPMPやビジネスマネジャー検定試験(R)、プロジェクトマネージャ試験、メンタルヘルス・マネジメント(R)検定などがあります。エリアマネージャーに必要なスキルやキャリアアップのプロセスを把握して、登録販売者としてのレベルアップを目指しましょう。

今の職位や収入を向上させたくても、忙しかったり、具体的な進め方が分からなかったりして、なかなか行動に移せていないという方もいらっしゃるでしょう。そのような場合は、外部のサービスを利用するのも一つの手です。

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