サポートを受ける

お電話でのご登録・ご相談も承っております。

フリーコール 0120-959-755

月~金曜(祝・祭日を除く) 9:00~18:00

  1. 登録販売者 求人・転職TOP
  2. お役立ち情報
  3. 業界コラム
  4. 基礎知識
  5. 登録販売者試験に落ちた人必見!次の試験で合格するための攻略法を解説
業界コラム 基礎知識

登録販売者試験に落ちた人必見!次の試験で合格するための攻略法を解説

登録販売者試験に落ちた人必見!次の試験で合格するための攻略法を解説

こんにちは、登録販売者転職のアポプラス登販ナビライターチームです。

登録販売者試験に落ちてしまい、今後どのように勉強していけば合格できるのか悩んでいる方も少なくないのではないでしょうか。

本記事では、登録販売者試験に落ちた原因を分析し、次回試験で合格するための効果的な勉強法やポイントを解説します。具体的な学習方法や試験直前の過ごし方、さらに合格の可能性をあげるためのアドバイスも紹介するので、次こそ必ず合格したいという方はぜひ参考にしてください。

目次

登録販売者試験は何回目で合格できる?

登録販売者試験は何回目で合格できる?

登録販売者試験は、1〜3回程度で合格した人が多いとされています。試験勉強に費やした時間や勉強方法によるため、一概に何回で合格できるとは明示できませんが、実際には2回以上受験する人もかなり多いというのが現実です。

令和3年度のデータを見ると、全国平均の合格率はおよそ40〜50%となっています。つまり、2人に1人は不合格となり、再チャレンジすることになるのです。

「1回目で受からなかった自分はダメなんだ」と落ち込む必要はありません。合格率40〜50%は、自学自習型の試験としては決して簡単とはいえない難易度でしょう。

甘く見ず、しっかり勉強を積み重ねることが大切です。勉強不足や自己分析不足が、不合格の主な原因だといわれています。

スキマ時間を有効活用し、苦手分野を正確に把握して重点的に対策することが合格への近道です。1回で合格できなかったとしても、着実に対策を重ねれば、次には合格できる可能性が十分にあります。

登録販売者試験の効率的な勉強方法を知りたい方は、以下のコラムも参考にしてください。
登録販売者試験は独学でもOK?難易度・勉強時間は?効率的な勉強方法とは

登録販売者試験の各章のポイント

登録販売者試験の各章のポイント

登録販売者試験は複数の章で構成されており、それぞれに押さえておくべき重要ポイントがあります。とくに出題数が多い章や、混同しやすい内容を重点的に攻略することが合格への近道です。

ここでは、各章の特徴と効率よく得点源にするための学習ポイントを詳しく解説していきます。章ごとの勉強のコツをつかんで、試験対策を万全にしましょう。

第1章:医薬品に共通する特性と基本的な知識

「医薬品に共通する特性と基本的な知識」では、医薬品に関する基礎的な知識が問われます。試験範囲は以下の通りです。

  1. 医薬品概論
  2. 医薬品の効き目や安全性に影響を与える要因
  3. 適切な医薬品選択と受診勧奨
  4. 薬害の歴史

なかでも重要になるのは、「医薬品の効き目や安全性に影響を与える要因」に含まれる副作用の理解です。

登録販売者試験では副作用に関する問題が必ず登場するため、副作用について学びを深めることは必須となります。副作用の発生原因などをしっかりと覚えることで、試験での得点源となりやすい章です。

また、医薬品や薬害の歴史的な事例を学ぶことで、実務においても有益な知識が得られます。定義や役割、歴史的な出来事に関する理解を深めることが合格への第一歩だといえるでしょう。

第2章:人体の働きと医薬品

「人体の働きと医薬品」では、体の構造や副作用の種類を覚えることが中心となります。試験範囲は以下の通りです。

  1. 人体の構造と働き
  2. 薬が働く仕組み
  3. 症状からみた主な副作用

この章では、薬がどのように体に影響を与えるか、そしてその副作用がどのように発生するのかを理解することが大切です。

実務において購入者へ適切な情報提供をするために、副作用の種類や発症のタイミング、症状についても細かく学ぶ必要があります。テキストを読みながら、図を描くなど視覚的に理解を深める方法が有効です。とくに重篤な副作用については、後の章でも登場するため、早めに理解しておくと効率的に学習が進むでしょう。

第3章:主な医薬品とその作用

「主な医薬品とその作用」の章では、実際に使われる医薬品の成分とその作用について学びます。試験範囲では、体の各部位に作用する薬をはじめ、婦人薬や漢方処方製剤などの医薬品についても取り上げられています。基本的な効能や特徴、服用方法、副作用などに関する理解を深めることが重要です。

小児や妊婦には使用できない成分や、依存性がある薬についても学び、実際の使用場面でどのように注意されるべきかを想定して理解を深めましょう。また、薬の成分を覚える際には、自分や周囲の経験を元に学習を進めると理解しやすくなります。

第4章:薬事関係法規・制度

「薬事関係法規・制度」の章では、医薬品の販売に関する法令を理解することが求められます。試験範囲は以下の通りです。

  1. 医薬品、医療機器等の品質、有効性および安全性の確保等に関する法律の目的等
  2. 医薬品の分類・取扱い等
  3. 医薬品の販売業の許可
  4. 医薬品販売に関する法令遵守

この章では、薬事に関する法規・制度の根拠となる法令を理解しているかが問われるため、医薬品を安全に流通させるために必要な法令や制度について、細かく正確に学ぶことが求められます。長文のテキストも、表にまとめるなど工夫して視覚的に整理すると、ポイントを把握しやすくなるでしょう。

第5章:医薬品の適正使用・安全対策

「医薬品の適正使用・安全対策」では、医薬品を適切に使用するための知識と副作用の対応について学びます。試験範囲は以下の通りです。

  1. 医薬品の適正使用情報
  2. 医薬品の安全対策
  3. 医薬品の副作用等による健康被害の救済
  4. 一般用医薬品に関する主な安全対策
  5. 医薬品の適正使用のための啓発活動

この章では、とくに医薬品の添付文書や製品表示に記載される情報を理解し、使用者にどのように伝えるかを学習することが重要です。

副作用救済制度や報告義務についても学び、実際の業務で活かせる知識を深められます。この章の学び方としては、普段から意識的に添付文書を確認することが効果的な学習法だといえます。

登録販売者試験に落ちた原因は?弱点・つまずきタイプ別の勉強法

登録販売者試験に落ちた原因は?弱点・つまずきタイプ別の勉強法

試験に落ちてしまったとき、何が原因だったのかを分析することが合格への第一歩です。理解不足、勉強時間の不足、ケアレスミスなど、つまずき方にはいくつかのパターンがあるでしょう。

ここでは、落ちた原因別に「どんな勉強法を取り入れるべきか」を具体的に解説します。自分の弱点を見極め、合格につなげるためのリベンジ方法を提案していきます。

用語の暗記が苦手

用語の暗記が苦手な場合、単なる繰り返しではなかなか記憶が定着しません。ゴロ合わせや図解、色わけノートを活用して、視覚的に覚える工夫を取り入れるのがおすすめです。カラフルな図やイメージを使うことで、脳に残りやすくなるでしょう。

さらに、アプリや一問一答形式の問題集を使って、アウトプットを重視した学習に切り替えることで、知識の定着を効率的に促進できるでしょう。

【2025年最新】登録販売者の試験勉強におすすめのスマホアプリ5選!使い方や特徴を解説

試験時間が足りない

試験で時間が足りなくなる原因の一つは、どのくらいのペースで解答すべきかを把握できていないことにあります。適切な解答ペースを把握できていないと、気づかないうちに一問に時間をかけすぎてしまい、終盤になって焦ってしまうのです。

そのため、時間制限を設けて過去問を繰り返し解くという対策が重要です。本番さながらの環境で演習に取り組むことで時間配分の感覚をつかみやすくなるでしょう。また、時間配分の感覚が備わっていれば、つまずいた問題は一旦後回しにするなどといった柔軟な判断もできるようになり、得点力をあげることができます。

基本事項を取りこぼしている

登録販売者試験に落ちてしまう原因として、出題範囲の知識を身に付けているはずが得点につながっていないというケースや、応用問題でつまずいてしまうケースがあります。

このような場合には、基本事項の取りこぼしや根本的な勘違いがないか確認しましょう。テキストを精読しながら、チェックリスト形式の確認テストを併用して、重要ポイントを繰り返し振り返ることで、見落としていた部分に気が付くことができます。また、知識を要素ごとに分解する復習方法もおすすめです。

たとえば、成分名、適用する症状、作用のメカニズム、副作用とリスク度合い、禁忌事項というように分解し、要素ごとに正しく答えられるかを確認しましょう。苦手な箇所をそのまま放置せず、基本事項に立ち返って丁寧に学習を進めることも大切です。

基礎から丁寧に学び直すには、体系的に学習できる通信講座の活用もおすすめです。APC Learningの登録販売者試験対策講座は、業界でもトップクラスの低価格ながらも質の高い内容となっています。薬剤師の村松早織先生による講義動画に加え、キャリアアドバイスなども充実しているので、ぜひチェックしてみてください。
APC Learning

勉強が思うように進まない理由と改善策

勉強が思うように進まない理由と改善策

「やらなきゃいけないと思っても、なかなか勉強が進まない」という悩みを抱える人は多いものです。登録販売者試験の勉強も例外ではありません。

ここからは、うまく勉強を進められない理由や、集中できない原因を掘り下げ、モチベーションをあげるための具体的な工夫や改善策を紹介します。自分に合った方法を見つけて、効率よく学習しましょう。

時間が作れない

勉強が思うように進まない理由として、日々の生活が忙しく、勉強時間がとれないことがあげられるでしょう。勉強時間が確保できないと感じる場合、最初はハードルを下げて「1日15分だけ」と決めて取り組むことが効果的です。

無理なく始めることで、少しずつ習慣化し、やがて自然に勉強時間を増やせるようになります。

さらに、通勤時間や家事の合間といったスキマ時間を活用して、音声教材を取り入れるのもおすすめです。目を使わずに学べるため、日常生活の中で無理なく学習を継続できるでしょう。

教材が合っていない

勉強が進まない理由として、教材が合っていないことも原因のひとつでしょう。自分の理解スタイルに合った教材選びは、勉強効率に直結します。

読むことが得意な人はテキスト中心に、耳から覚えるのが得意な人は音声教材や動画学習を積極的に取り入れるとよいでしょう。また、手を動かして覚えたい人は、自作ノートやまとめシートを作ると記憶に定着しやすくなります。

自分に合った学習方法を選び、無理に他の方法に合わせようとしないことが成功の秘訣です。

モチベーションが続かない

モチベーションが続かないと、勉強を進めることが難しくなります。モチベーションを維持するためには、漠然とした目標ではなく、できるだけ具体的な目標を設定することが重要です。

「○月の試験に合格して、○月には現場に立つ」といった具体的なビジョンを描くことで、日々の勉強にも意味を見いだしやすくなります。職場によっては資格手当が支給されるケースがあるため、「資格をとって月給5,000円プラス!」「年収80,000円アップ!」などといった金銭的メリットを目標にするのもよいでしょう。

達成したい目標を紙に書いて目につく場所に貼るのも効果的です。モチベーションが下がったときは、その目標を見返して、原点に立ち返りましょう。

無理な計画を立てている

毎日厳しいノルマを課してしまうと、うまくいかなかったときに自己嫌悪に陥ってしまいます。さらには、計画の狂いにリカバリーが効かず全体のスケジュールが崩れてしまうため、挫折の原因になりがちです。無理に毎日のノルマを設定するのではなく、週単位・章単位で達成を目指す計画を立てることで、余裕を持って学習を進められます。

また、体調不良や急な予定などの不測の事態を考慮して予備日を確保するなど、余裕を持ったスケジュールを立てるのもポイントです。計画通りに進めない日があっても焦らず、柔軟に対応することで、勉強を継続させやすくなるでしょう。

登録販売者試験直前〜前日の過ごし方

登録販売者試験直前〜前日の過ごし方

試験前日には無理な詰め込み学習は避け、重要語句の再確認や苦手分野の総チェックにとどめるようにしましょう。過去問や要点を見直す程度にとどめ、余計な負担をかけないようにします。

また、試験当日の持ち物や交通手段を前日に必ず確認し、試験当日は余裕を持って行動できるよう準備しておきましょう。受験票が届いたら試験会場を確認し、家からのルートも調べておきます。

遠方の場合は前泊も検討しましょう。前日または当日の朝には、受験票、筆記用具、時計、交通費、昼食を忘れずに準備してください。

当日は時間に余裕を持って到着できるように出発し、落ち着いて試験に臨みましょう。

合格の可能性をあげるためには他県併願も検討する

合格の可能性をあげるためには他県併願も検討する

登録販売者試験は各都道府県で実施されていますが、一部地域を除き、複数の県で受験することが可能です。都道府県ごとに試験日が異なるため、地元以外の地域でも受験できるチャンスがあるのです。

これを利用して他県で併願受験すれば、1年に複数回チャレンジできるため試験回数が増え、その分合格の可能性を大きく高められるでしょう。

地域によって問題の内容が異なるため、併願地域の過去問演習もしなければならないという点や、受験料・交通費がかかる点、スケジュール調整などには注意が必要ですが、それを上回るメリットが得られます。「1回落ちたらまた来年」と思うより、併願を視野に入れた方が精神的な余裕も生まれやすくなります。

確実に合格を目指すなら、早めに併願可能な地域を調べ、スケジュール調整や出願準備を進めることをおすすめします。来年の試験を待つのではなく、複数のチャンスを活用する方法も試験対策の一つとして考えましょう。

まとめ|登録販売者試験合格のための勉強法と試験対策

次回試験で合格するためには、原因別に対策を講じることが重要です。勉強時間がとれない場合は短時間学習を積み重ね、教材が合わない場合は自分に合った方法を選びましょう。

モチベーションを保つためには具体的な目標設定、無理な計画を避けるために柔軟なスケジュールを立てることが成功のポイントとなります。試験直前の過ごし方にも注意し、他県併願も視野に入れて合格の可能性を高めましょう。

試験に向けた準備は余裕を持って進めることを心がけ、万全な体調管理をすることで、当日落ち着いて臨めるようになります。自身のペースで学習し、焦らずに冷静に試験に臨んでください。

合格に向けて、一歩一歩着実に進んでいきましょう。あなたの努力は必ず結果につながるはずです。

過去の記事 登録販売者試験は他県でも受験可能|併願時の注意点を解説