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【2026年版】登録販売者に人気の「ホワイトなドラッグストア」ランキング&失敗しない選び方

【2026年版】登録販売者に人気の「ホワイトなドラッグストア」ランキング&失敗しない選び方

こんにちは、登録販売者転職のアポプラス登販ナビライターチームです。

ドラッグストア業界で働く登録販売者にとって、職場環境のよし悪しは仕事の満足度を大きく左右する重要な要素です。

本記事では、2025年最新版のホワイト企業ランキングを紹介しながら、有給休暇や残業時間、福利厚生など、働きやすさを見極めるポイントについて詳しく解説します。より安心して長く働ける職場をお探しの方はぜひ参考にしてください。

【この記事からわかること】

  • ドラッグストア業界でホワイト企業を見極める際の基準がわかり、有給休暇取得率、残業時間、年間休日数、離職率、平均勤続年数などの数字から働きやすさを判断しやすくなる
  • ウエルシア、ツルハ、スギ薬局、マツキヨココカラ、サンドラッグ、コスモス薬品など主要ドラッグストアの特徴を比較でき、自分に合う職場を選ぶ参考になる
  • 求人票だけでは見えにくいブラック企業のサインや、女性登録販売者が長く働きやすい職場の条件を理解でき、転職先選びで確認すべきポイントが明確になる

目次

ドラッグストアにも"ホワイト企業"はある|登録販売者が狙うべき職場とは?

ドラッグストアにも

ドラッグストア業界は過酷な労働環境と思われがちですが、すべての企業に当てはまるわけではありません。経済産業省の「健康経営優良法人2026」では、従業員等の健康管理を経営的な視点で実践する大規模法人の認定数が、前年の3,400法人から3,765法人へ増加しました。

認定法人には、ツルハやアインホールディングス、サツドラホールディングスなど、ドラッグストアを運営する企業も含まれています。こうした事例から、社会全体で健康経営が広がるなか、ドラッグストア業界でも働く人の健康や職場環境の整備に取り組む動きが見られます。登録販売者として安心して働きたい場合は、認定の有無だけでなく、残業時間や有給休暇取得率、育休からの復職実績なども確認しましょう。

ここでは、ホワイト企業の概要や共通点、ホワイト企業が増えてきている背景について解説します。

参考:経済産業省「『健康経営優良法人2026』認定法人が決定しました」

ホワイト企業とは?

ホワイト企業とは、福利厚生が多い会社ではなく、労働時間、休憩、休日、賃金などの法令を守り、制度が現場でも実際に使える会社です。残業時間や有給休暇取得率が良くても、打刻前後の作業が労働時間に含まれない、休憩中もレジや相談対応を求められる、希望休を出しにくい場合は、働きやすい職場とは判断できません。

ドラッグストアの登録販売者は、早番・遅番、土日・祝日の勤務、店舗異動に加え、医薬品販売時間中の資格者配置にも影響を受けます。店舗販売業の体制を定める省令では、第二類・第三類医薬品を販売する時間中、薬剤師または登録販売者が常時勤務することが求められています。資格者が一人しかいない時間帯が多い店舗では、休憩、早退、有給休暇を取りにくくなるため、複数の資格者配置や欠員時の応援体制まで確認することが重要です。

また、労働基準法上、労働時間が6時間を超える場合は45分以上、8時間を超える場合は1時間以上の休憩が必要です。厚生労働省のガイドラインでも、使用者には始業・終業時刻を確認し、労働時間を適正に記録することが求められています。開店前の品出し、閉店後のレジ締め、会社から指示された研修も含め、実際に働いた時間が記録・支給されているかを見ましょう。

参考:厚生労働省「労働時間・休日」
参考:厚生労働省「薬局並びに店舗販売業及び配置販売業の業務を行う体制を定める省令」

従業員の意見を取り入れやすい企業風土や、公平で透明性のある評価制度を備えているケースもホワイト企業に該当します。こうした取り組みは、企業としての成長だけでなく、従業員のモチベーション維持にも大きく貢献しているのです。

ホワイト企業にみられる共通点

ホワイト企業とされる企業にはいくつかの共通点が見られます。まず、残業時間の抑制に力を入れていることです。ホワイト企業は勤務時間の管理を徹底し、適切な人員配置や業務効率の改善に努めています。

さらに、産休・育休制度があるだけでなく、実際に利用しやすく、復職後のシフトやキャリアを選べることも重要です。求人票のきれいな言葉だけで判断せず、次の項目をチェックしましょう。

  • □ 出退勤を客観的に記録し、開店前・閉店後の作業も労働時間に含めている
  • □ 6時間を超える勤務では45分、8時間を超える勤務では1時間の休憩を実際に取れる
  • □ 有給休暇、希望休、連休を申請しやすく、取得実績を確認できる
  • □ 1シフトに複数の資格者がおり、休憩や欠員時に交代・応援できる
  • □ 勤務時間、休日、業務内容、勤務地の変更範囲が書面で明確になっている
  • □ 育休、時短勤務、子の看護等休暇に利用実績がある
  • □ 推奨品販売で自腹購入や症状に合わない提案を求められない
  • □ 研修、昇進条件、評価基準が明確で、登録販売者として成長できる

求人票で確認できた項目には○、分からない項目には△、不安がある項目には×を付けましょう。△と×は面接や店舗見学で質問し、回答が曖昧なままの項目が3つ以上ある場合は、応募を急がず他社と比較するのがおすすめです。

企業がホワイト企業化を推進する背景

企業がホワイト化を進める背景には、深刻な人手不足があります。とくに、登録販売者は公的資格であるため、一定の知識と技能を持つ人材の確保が必要です。

そうしたなかで、優秀な人材に選ばれる企業になるには、働きやすさの向上が欠かせません。さらに、労働環境の改善は離職率の低下にもつながるため、長期的に人材を育成しやすくなるメリットもあります。

また、健康経営やSDGsといった社会的な価値への関心が高まっていることも、ホワイト企業化を後押ししている要因の1つです。

ホワイト企業の考え方を押さえたら、次はドラッグストア業界で働きやすさに力を入れている企業を見ていきましょう。

登録販売者から選ばれている「ホワイトなドラッグストア企業」一覧

登録販売者から選ばれている「ホワイトなドラッグストア企業」一覧

ホワイト企業の取り組みが進むなかで、ドラッグストア業界にも働きやすい環境づくりに真剣に向き合っている企業があります。ここでは、経済産業省による健康経営優良法人に認定されている企業を中心に、その特徴について解説します。

ウエルシアホールディングス株式会社

ウエルシアホールディングス株式会社は、健康経営優良法人2024の認定を受けた企業であり、社員の健康管理や職場環境の整備に積極的な姿勢を示しています。とくに、労働時間の適正管理や従業員のストレスケアに力を入れており、働きやすい職場づくりを意識しています。

また、育児・介護との両立支援や時短勤務制度も整備されているのも特徴です。このように、ライフステージに応じた柔軟な働き方を可能にしている点が高く評価されています。

登録販売者として働く場合は、店舗ごとの営業時間や調剤併設の有無、客数、人員配置によって忙しさが変わります。全社制度だけで判断せず、遅番や閉店作業の頻度、資格者が少ない時間帯でも休憩を交代できるかまで確認すると、実際の働き方をイメージしやすくなります。

働きやすさの数値を見ると、記事内で確認したウエルシア薬局の有給休暇取得率は59.5%、平均残業時間は11.1時間で、どちらも小売業平均に近い水準です。数値が突出している企業というより、育児・介護との両立支援や大手グループならではの職種・店舗の選択肢を含めて評価したい企業です。

そのため、制度の充実度や将来の選択肢を重視する人に向いています。有給の取りやすさや残業の少なさを最優先する場合は、面接で「配属予定店舗の有給取得実績」「登録販売者に限った残業時間」「土日を含む希望休の通りやすさ」を質問してから判断しましょう。

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参考:ウエルシア薬局 新卒採用サイト「数字&キーワード」

株式会社ツルハ

株式会社ツルハは、全国に多くの店舗を展開しつつも、従業員一人ひとりの健康と働きやすさを重視した経営を続けている企業です。健康経営優良法人2025の認定を受けており、定期健康診断の実施やメンタルヘルス対策、ワークライフバランスの推進などに取り組んでいます。

さらに、社内研修やキャリアアップ支援も整っているため、登録販売者として成長しながら長く勤めたい方にとって魅力的な企業でもあります。

ツルハでは地域会社や店舗規模によって、客層、シフト、異動範囲が変わりやすいため、グループ全体の数字だけで現場の働きやすさを判断しないことが大切です。応募先の店舗にいる登録販売者の人数や、急な欠勤が出たときの応援体制まで確認しておくと安心です。

記事内の比較では、ツルハホールディングスの女性管理職比率24.64%が最も高く、正社員離職率6.18%も低めです。一方、有給休暇取得率55.6%は小売業平均を下回り、株式会社ツルハの残業11.6時間は業界平均に近い水準でした。持株会社と会社単体の数字が混在しているため、応募する地域会社の実績と分けて見る必要があります。

店長や管理職を目指したい人、女性の昇進実績を重視する人には有力な選択肢です。休暇の取りやすさを優先するなら、面接で「応募先の地域会社・店舗の有給取得率」「希望休が月に何日通るか」「資格者不足時の休日出勤」を確認しましょう。

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参考:株式会社ツルハホールディングス「人権・雇用・労働」

スギホールディングス株式会社

スギホールディングスは、医療と介護の連携に注力しつつ、従業員の健康と安全を守る職場環境の整備にも力を注いでいる企業です。健康経営優良法人2024に選ばれており、禁煙支援プログラムの導入や健康相談窓口の設置など、具体的な健康増進策を多数導入しています。

また、女性社員のキャリア形成支援にも取り組んでおり、女性でも安心して働ける体制づくりを実践しています。

月間残業6時間という数値からは、閉店後の作業が長引きにくく、仕事後の予定を立てやすい職場である可能性が読み取れます。ただし、店長や店舗管理者、客数の多い店舗でも同じ水準とは限らないため、職位別・店舗別の実績まで確認することが大切です。

記事内では、月間残業6時間が比較企業の中で最も少なく、有給休暇取得率66.9%は小売業平均を上回り、正社員離職率4.9%も低い水準です。年間休日119日も120日に近く、休暇・残業・定着の3点をバランスよく重視したい人にとって、特に注目しやすい企業といえます。

残業を抑えながら長く働きたい人に向いています。一方、年間休日120日以上を絶対条件にする場合や、店長になった後も同じ残業水準を求める場合は、面接で「職位別の年間休日と残業時間」「繁忙店への配属可能性」を確認しましょう。

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参考:スギホールディングス株式会社「健康経営の推進」

ミネ医薬品株式会社

首都圏を中心に店舗展開するミネ医薬品は、地域密着型の営業スタイルと従業員の働きやすさを両立させている点が特徴です。健康経営優良法人2025に選ばれており、定時退社の奨励や職場内の人間関係改善に向けた施策など、メンタル面での配慮も行き届いています。

登録販売者として現場での業務に集中しやすい環境が整っているため、無理なく長期的にキャリアを築いていける土壌が整っているのもうれしいポイントです。

首都圏の地域密着型店舗で、お客さまへの相談対応を重視したい登録販売者には、働き方をイメージしやすい企業です。ただし、少人数で営業する時間帯は、資格者が休憩を取れるか、急な欠勤時に応援を呼べるかによって働きやすさが大きく変わります。

健康経営優良法人の認定は確認できますが、この記事では有給休暇取得率、残業時間、離職率などを他社と同じ条件で比べられる公表値を確認できていません。認定があることだけで全店舗が働きやすいと判断せず、実際の配属先の状況を確かめる必要があります。

首都圏勤務や地域に根差した接客を重視する人に向いています。数字を使って他社と比較したい人は、面接で「店舗勤務の登録販売者の残業時間」「希望休の通りやすさ」「直近の離職理由」「異動範囲」を具体的に質問しましょう。

参考:ミネ医薬品株式会社「ミネ医薬品 健康経営の取り組みについて」

富士薬品

富士薬品は、医薬品の配置販売やドラッグストアの運営など多角的に事業を展開するなかで、従業員の健康増進にも積極的に取り組んでいます。とくに評価されているのが、ホワイト500への継続的な認定です。

なんと4年連続で認定されており、社内の健康支援プログラムや、運動習慣の定着を促す取り組みが実施されています。働きやすい環境が整っているため、安定した環境で登録販売者として活躍できるでしょう。

富士薬品はドラッグストア以外の事業も手掛けているため、会社全体の平均と配属店舗の実態に差が出る可能性があります。応募時には、店舗勤務の登録販売者として採用されるのかに加え、将来の異動先や職種変更の範囲まで確認しておくことが大切です。

有給休暇取得率72.1%は記事内で最も高く、平均勤続年数10年8カ月も比較的長い水準です。有給を使いやすい実績と長期定着の両方が強みですが、年間休日117日は120日という目安を下回るため、休日数と有給のどちらを優先するかで評価が分かれます。

有給を活用しながら同じ会社で長く働きたい人に向いています。一方、年間休日120日以上を重視する人や、ドラッグストア以外への異動を避けたい人は、求人票と面接で「雇用区分」「配属先」「異動・職種変更の範囲」を確認しましょう。

参考:株式会社富士薬品「数字で見る富士薬品」

マツキヨココカラ&カンパニー

マツキヨココカラ&カンパニーは、2021年にマツモトキヨシとココカラファインが統合して誕生した企業です。その規模は業界最大級である一方、従業員一人ひとりの働き方にも丁寧に向き合い、健康経営の実践に取り組んでいます。

2025年にはホワイト500に選出されており、健康診断結果の活用や生活習慣病の予防対策など、従業員の健康維持に向けた施策を幅広く実施しています。

マツモトキヨシとココカラファインでは、店舗の立地、営業時間、客層、運営会社が異なるため、グループ平均と実際の働き方に差が出る可能性があります。その一方で、店長、本部職、専門職など、大手グループならではのキャリアの選択肢を持ちやすい点は魅力です。

記事内では、平均残業7.8時間が小売業平均より少なく、平均勤続年数13.5年は比較企業の中で最長です。有給休暇取得率64.9%も小売業平均を上回り、女性管理職比率22.9%も高めで、長く働きながらキャリアを築きたい人にとってバランスのよい数値がそろっています。

大手企業で長く働き、将来は店長・本部職・専門職なども検討したい人に向いています。転勤範囲やブランドごとの働き方の違いが気になる場合は、応募先の運営会社、配属エリア、地域限定勤務でも昇進できるかを面接で確認しましょう。

マツモトキヨシ勤務経験者に聞いた!働いてぶっちゃけどうだった?気になる実態アンケート

参考:株式会社マツキヨココカラ&カンパニー「HESGデータブック」

サンドラッグ

サンドラッグは、全国に多くの店舗を展開する大手ドラッグストアです。教育制度や研修体制が整っており、登録販売者として基礎から経験を積みたい方にとっては、働きやすい環境を期待しやすい企業といえます。

研修を受けながら、医薬品相談だけでなく、品出し・売場管理・店舗運営まで幅広く経験したい登録販売者には成長機会があります。ただし、店長や繁忙店では業務量が増える可能性があるため、全社平均だけでなく職位別・店舗別の働き方まで確認することが大切です。

月間平均残業時間は10.3時間で、卸売業・小売業の一般労働者平均11.3時間よりやや少ない水準です。極端に長いとはいえませんが、記事内の比較では残業6時間のスギや7.8時間のマツキヨココカラより長いため、残業の少なさだけで選ぶなら差を理解しておきましょう。

教育制度を活用し、将来は店舗運営まで学びたい人に向いています。残業をできるだけ抑えたい人は、面接で「配属予定店舗の人員数」「閉店後に必要な作業」「店長と登録販売者それぞれの残業実績」を確認すると判断しやすくなります。

参考:株式会社サンドラッグ「統合報告書2026」

コスモス薬品

コスモス薬品は、九州を中心に全国へ店舗を広げている大手ドラッグストアです。食品や日用品を低価格で販売するディスカウント型の店舗運営に特徴があり、医薬品販売だけでなく、品出しやレジ対応など幅広い業務を担当する可能性があります。

そのため、登録販売者として専門性を活かしたい方は、医薬品販売にどの程度関われるのかを事前に確認しておくことが大切です。店舗によって忙しさや業務量は異なるため、残業時間や人員体制、育休復職のしやすさなども含めて、長く働ける環境かどうかを見極めるとよいでしょう。

ディスカウント型店舗では、医薬品相談に加えてレジ、品出し、売場管理など幅広い業務を担当する可能性があります。登録販売者の専門性を生かした接客に集中したい人と、店舗運営全般を経験したい人では、向き不向きが分かれやすい働き方です。

残業時間を採用コース別に公表している点が特徴で、未経験者は月約2時間、スキルアップコースは11時間、経験者Aは16.5時間、経験者Bは22時間です。会社全体の平均ではないため単純な他社比較には使いにくいものの、役割やコースが上がるほど負担が変わる可能性を読み取れます。

自分の経験に合うコースを選び、幅広い店舗業務を経験したい人に向いています。残業を一定水準に抑えたい人や医薬品業務へ集中したい人は、面接で「コース変更後の勤務時間」「店長業務の範囲」「医薬品対応に使える時間の割合」を確認しましょう。

登販が活躍できる「ドラッグストア コスモス」ってどんな会社?給料や働き方などを徹底調査!

参考:株式会社コスモス薬品 採用サイト「キャリア採用 募集要項」
参考:経済産業省「健康経営優良法人認定制度」
参考:健康経営優良法人認定制度「健康経営優良法人2025 大規模法人部門」
参考:健康経営優良法人認定制度「過去の認定法人一覧」

各社の特徴を確認したら、次は働きやすさを数字で比べるために、有給休暇の取りやすさを見ていきましょう。

休みがしっかり取れる!有給休暇取得率が高いドラッグストアランキング

休みがしっかり取れる!有給休暇取得率が高いドラッグストアランキング

ドラッグストア業界は勤務時間が不規則になりがちですが、有給休暇の取得しやすさは企業によって大きく異なります。働きやすさを重視するなら、有給取得率の高さにも注目しましょう。

このランキングは、各社の公式サイト、統合報告書、サステナビリティ資料など、企業が公表した一次情報で確認できる直近の有給休暇取得率を使い、数値の高い順に並べています。さらに、厚生労働省が公表する「卸売業・小売業」の取得率と照合し、各社の数字が業界の中で高いのか、平均的なのかを読み取れるようにしています。

厚生労働省の2024年実績では、年次有給休暇取得率は「卸売業・小売業」が59.9%、調査全体が66.9%です。各社は年度や集計対象が異なるため厳密な横並びではありませんが、59.9%を小売業の目安として読みます。

登録販売者の実感に置き換えると、仮に年20日の有給が付与される人なら、取得率60%で約12日、70%で約14日を取得した計算です。ただし、全社平均が高くても、配属店舗の資格者数、店長の方針、繁忙期、土日を含む希望休の運用によって取りやすさは変わります。

参考:厚生労働省「労働条件分科会(第208回)参考資料・業種別年次有給休暇取得率」

1位:富士薬品 72.1%

富士薬品の公式サイトでは、2026年3月時点の有給休暇取得率は72.1%です。対象は株式会社富士薬品単体で、グループ全体の数値ではありません。

72.1%は卸売業・小売業平均59.9%を12.2ポイント、調査全体66.9%を5.2ポイント上回ります。仮に年20日付与なら約14.4日を使った計算で、数字上は「比較的取りやすい会社」と判断できます。

この数値は富士薬品単体の全社平均で、店舗勤務の登録販売者だけの数字ではありません。面接では「店舗勤務の登録販売者の取得率」「希望休を月に何日出せるか」「土日や連休も取得できるか」「資格者が欠けたときの応援体制」を確認しましょう。

参考:富士薬品「数字で見る富士薬品」

2位:スギホールディングス 66.9%

スギホールディングスの公式データでは、2024年度の正社員の有給休暇取得率は66.9%です。対象が正社員に限られる点に注意しましょう。

66.9%は卸売業・小売業平均59.9%を7.0ポイント上回り、調査全体66.9%と同じ水準です。仮に年20日付与なら約13.4日を使った計算で、小売業の中では取りやすい側と読めます。

対象は正社員で、本部職や薬剤師なども含まれる可能性があるため、店舗の登録販売者の実感と一致するとは限りません。「配属予定エリア・店舗の取得実績」「繁忙期でも希望休を出せるか」「計画有給と本人希望の有給を分けて管理しているか」を質問しましょう。

参考:スギホールディングス「健康経営の推進」

3位:マツキヨココカラ&カンパニー 64.9%

マツキヨココカラ&カンパニーのHESG Databookでは、2025年3月期の有給休暇取得率は64.9%です。2024年3月期の73.3%から更新しました。

64.9%は卸売業・小売業平均59.9%を5.0ポイント上回る一方、調査全体66.9%を2.0ポイント下回ります。仮に年20日付与なら約13.0日を使った計算で、小売業ではやや取りやすい水準と読めます。

2024年3月期の73.3%から下がっているため、1年の数字だけでなく推移や理由も確認したいところです。「マツモトキヨシとココカラファインで差があるか」「店舗勤務の登録販売者の実績」「連休・土日休みの取得例」を面接で聞きましょう。

参考:マツキヨココカラ&カンパニー「HESG Databook 2025」

4位:ウエルシア薬局 59.5%

ウエルシア薬局の採用サイトでは、2025年2月期時点の有給取得率は59.50%です。ウエルシアホールディングス全体ではなく、ウエルシア薬局の掲載値です。

59.5%は卸売業・小売業平均59.9%とほぼ同じで、調査全体66.9%より7.4ポイント低い水準です。仮に年20日付与なら約11.9日を使った計算で、数字だけなら「小売業では普通」と読むのが妥当です。

ウエルシア薬局の数値である点は店舗の実態に比較的近いものの、薬剤師・登録販売者・本部職などの職種差までは分かりません。「登録販売者だけの取得実績」「店舗ごとの差」「人員が少ない時間帯の休暇交代」「5日以上の連休実績」を確認しましょう。

参考:ウエルシア薬局「数字&キーワード」

5位:ツルハホールディングス 55.6%

ツルハホールディングスの統合報告書2025では、2025年2月期の有給休暇取得率は55.6%です。元の53.6%から更新しました。

55.6%は卸売業・小売業平均59.9%を4.3ポイント、調査全体66.9%を11.3ポイント下回ります。仮に年20日付与なら約11.1日を使った計算で、数字だけでは「取りやすい」とは言いにくい水準です。一方、前年の53.6%からは2.0ポイント改善しています。

ツルハグループは地域会社や店舗による違いが出る可能性があります。「応募先の運営会社・エリアの取得率」「希望休と計画有給の内訳」「登録販売者が一人になる時間帯」「欠員時の応援体制」を確認し、全社平均だけで判断しないようにしましょう。

参考:ツルハホールディングス「統合報告書2025」

休みやすさを確認したら、次は毎日の負担に直結する残業時間を比べていきましょう。

残業少なめでプライベートも確保できるドラッグストアランキング

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有給取得以外に着目したいのが「残業時間」です。残業が少ないと、ワークライフバランスが保ちやすくなります。

厚生労働省の2025年分確報では、一般労働者の月間所定外労働時間は「卸売業・小売業」が11.3時間、調査産業全体が13.2時間です。正社員の登録販売者に近い比較基準として、ここでは11.3時間を目安にします。

パートタイムを含む就業形態計では卸売業・小売業は月7.0時間ですが、短時間勤務者を含むため、正社員中心の各社データとの直接比較には向きません。月20日勤務として換算すると、月10時間は1日約30分です。ただし、開店前の品出し、閉店後のレジ締め、店長・管理職の残業を集計に含むかは企業ごとに異なります。

以下は、各社の公式資料や採用ページで確認できた最新の数値を低い順に並べたものです。ただし、年度や集計対象が異なり、採用ページでは対象範囲や年度が明記されていない数値もあるため、順位は目安として確認してください。コスモス薬品は会社全体の平均を確認できなかったため、ランキング外の参考情報としています。

参考:厚生労働省「毎月勤労統計調査 2025年分結果確報」

1位:スギホールディングス 6時間

スギホールディングスの公式データでは、2024年度の正社員の月間平均所定時間外労働時間は6時間です。今回確認した6社のなかでは最も短い数値です。

月6時間は卸売業・小売業の一般労働者平均11.3時間より5.3時間少ない水準です。月20日勤務なら1日平均約18分で、数字上は「残業がかなり少ない会社」と読めます。

正社員全体の平均なので、本部職と店舗職、一般社員と店長では差が出る可能性があります。「店舗勤務の登録販売者だけの平均」「店長・店舗管理者の残業」「開店前後の作業を含むか」「繁忙月の最大時間」を確認しましょう。

参考:スギホールディングス「健康経営の推進」

2位:マツキヨココカラ&カンパニー 7.8時間

マツキヨココカラ&カンパニーのHESG Databookでは、2025年3月期の月間平均残業時間は7.8時間です。元の9.8時間から更新しました。

月7.8時間は卸売業・小売業の一般労働者平均11.3時間より3.5時間少ない水準です。月20日勤務なら1日平均約23分で、小売業では「残業が少ない側」と判断できます。

グループ平均だけでは、マツモトキヨシとココカラファイン、店舗と本部、店長と一般社員の差は分かりません。「応募先ブランド・配属予定エリアの平均」「登録販売者の実績」「固定残業代の有無」「閉店後の作業時間」を面接で聞きましょう。

参考:マツキヨココカラ&カンパニー「HESG Databook 2025」

3位:クリエイトエス・ディー 8.5時間

クリエイトエス・ディーの採用サイトでは、平均残業時間は8.5時間と掲載されています。ただし、対象範囲と集計年度は明記されていないため、目安として確認してください。

月8.5時間は卸売業・小売業の一般労働者平均11.3時間より2.8時間少ない水準です。月20日勤務なら1日平均約26分で、数字だけなら「残業が少ない側」と読めます。

集計年度と対象範囲が公表されていないため、他社より比較の確かさは低めです。「何年度・どの職種の平均か」「店舗勤務の登録販売者と店長の平均」「繁忙期や新店の残業」「残業時間を1分単位で記録するか」を確認しましょう。

参考:クリエイトエス・ディー「数字で見るクリエイトエス・ディー」

4位:サンドラッグ 10.3時間

サンドラッグの統合報告書2026では、月間平均残業時間は10.3時間です。数値はサンドラッグ単体の実績です。

月10.3時間は卸売業・小売業の一般労働者平均11.3時間より1.0時間少ない水準です。月20日勤務なら1日平均約31分で、「業界平均に近いが、やや少ない」と読むのが妥当です。

サンドラッグ単体の平均で、店舗ごとの客数、人員数、営業時間、店長職の負担は反映しきれません。「配属予定店舗・同規模店舗の平均」「登録販売者が一人になる時間帯」「品出しや棚替えが残業に含まれるか」「月20時間を超える人の割合」を確認しましょう。

参考:サンドラッグ「統合報告書2026」

5位:ウエルシア薬局 11.1時間

ウエルシア薬局の採用サイトでは、2025年2月期時点の残業時間は平均11.1時間です。ウエルシアホールディングス全体ではなく、ウエルシア薬局の掲載値です。

月11.1時間は卸売業・小売業の一般労働者平均11.3時間とほぼ同じです。月20日勤務なら1日平均約33分で、数字だけなら「小売業では普通」と判断できます。

ウエルシア薬局の数値は店舗事業に比較的近いものの、薬剤師・登録販売者・店長・本部職などの職種差は分かりません。「登録販売者だけの平均」「24時間営業店と通常店の差」「閉店後のレジ締め時間」「欠員が出た月の残業」を確認しましょう。

参考:ウエルシア薬局「数字&キーワード」

6位:株式会社ツルハ 11.6時間

株式会社ツルハの新卒採用サイトでは、平均残業時間は11.6時間と掲載されています。ただし、対象年度が明記されていないため、目安として確認してください。

月11.6時間は卸売業・小売業の一般労働者平均11.3時間より0.3時間多く、ほぼ業界平均です。月20日勤務なら1日平均約35分で、「特別多くも少なくもない」と読めます。

採用サイトの数値は対象年度が不明で、新卒社員と中途の登録販売者、一般社員と店長の差も確認できません。「集計年度と対象者」「応募する地域会社・エリアの平均」「店長昇進後の残業」「繁忙期の上限」を質問しましょう。

参考:株式会社ツルハ「新卒採用サイト」

参考情報:コスモス薬品(採用コースにより異なる)

コスモス薬品の公式キャリア採用ページでは、実際の残業時間がコース別に、未経験者は月約2時間、スキルアップコースは11時間、経験者Aは16.5時間、経験者Bは22時間と掲載されています。会社全体の平均値は確認できないため、ランキングから外して参考情報としました。

コースごとの差が大きく、月2時間は1日約6分、11時間は約33分、16.5時間は約50分、22時間は約66分です。卸売業・小売業の一般労働者平均11.3時間と比べると、未経験者はかなり少なく、スキルアップコースはほぼ平均、経験者A・Bは平均より多い水準です。

この差は、役割や責任範囲によって働き方が変わることを示しています。応募前に「自分がどのコースになるか」「コース変更後に残業が増えるか」「店長・店舗責任者の業務内容」「残業に開店前後の作業を含むか」を確認しましょう。会社全体の平均がないため、他社との順位比較には使わないのが安全です。

参考:コスモス薬品「キャリア採用 募集要項」
登販が活躍できる「ドラッグストア コスモス」ってどんな会社?給料や働き方などを徹底調査!

残業時間の違いを押さえたら、次は年間でどれくらい休めるかを確認しましょう。

年間休日120日以上を狙うなら?ドラッグストア年間休日数ランキング

年間休日数は、ドラッグストアで無理なく働けるかを考えるうえで分かりやすい指標です。厚生労働省の令和7年就労条件総合調査では、調査産業全体の労働者1人平均年間休日総数は116.6日でした。本ランキングでは、それを上回る120日以上を一つの目安として、各社の採用情報や公開資料を比較します。ただし、116.6日は小売業だけの平均ではないため、数字の差だけで働きやすさを断定しないことが大切です。

ドラッグストアを含む小売業は、店舗を営業しながら交代で休むため、土日・祝日が一斉に休みになる業種とは働き方が異なります。登録販売者は早番・遅番のシフトや土日・祝日の勤務、店舗異動に加え、医薬品販売時間中の資格者配置にも左右されます。そのため、年間休日が120日以上でも、希望する日や時間帯に休めるとは限りません。

また、年間休日数には、休憩を予定どおり取れるか、希望休や連休が通りやすいか、急な欠勤時に交代要員を確保できるかといった実態は表れません。ランキングは会社を絞り込む材料として使い、求人票や面接では「希望休は月に何日出せるか」「土日の休みや連休は取れるか」「休憩中の資格者配置と欠員時の応援体制はどうなっているか」「店舗異動の範囲はどこまでか」まで確認しましょう。

参考:厚生労働省「令和7年就労条件総合調査の結果を公表します」

1位:クリエイトエス・ディー 実質123日以上

クリエイトエス・ディーは、年間休日118日に加えて5日間の有給休暇取得が必須とされており、実質123日以上の休日を確保しやすい点が特徴です。シフト制で働く登録販売者にとって、あらかじめ休みの目安が示されていることは、生活リズムを整えやすい材料になります。

同社は、5日以上の連続休暇取得も原則年1回以上とし、平均有休消化日数も11日の実績があるとしています。連休を取りやすい制度があるため、旅行や帰省、家族行事などの予定を立てやすく、ワークライフバランスを重視したい方に向いている企業といえるでしょう。

転職活動での確認ポイント

  • 希望条件:年間休日120日以上だけでなく、年1回以上の連続休暇を重視するか整理する
  • 求人票:年間休日118日と必須取得の有給休暇5日を分けて確認し、自分で自由に使える有給休暇が何日残るかを見る
  • 面接質問:「5日以上の連続休暇は配属予定店舗でも毎年取得できていますか」「土日を含む希望休は月に何日出せますか」

参考:クリエイトエス・ディー 採用サイト|数字で見るクリエイトエス・ディー

2位:スギ薬局 119日

スギ薬局は、2027年度の新卒総合職募集要項で年間休日119日と公表しています。120日に近い休日数があるため、ドラッグストア業界のなかでも比較的休みを確保しやすい水準といえます。

また、年2回・4日以上の連続休暇取得を推奨しており、休みを単発で消化するだけでなく、まとまった休暇として使いやすい点も魅力です。登録販売者として店舗運営業務に携わりながら、プライベートの時間も大切にしたい人は確認しておきたい企業です。

転職活動での確認ポイント

  • 希望条件:年間休日120日以上にこだわるか、119日でも年2回の連続休暇を優先するかを決める
  • 求人票:119日は新卒総合職の条件のため、中途採用の登録販売者にも同じ日数が適用されるかを確認する
  • 面接質問:「4日以上の連続休暇は希望エリアの店舗でも年2回取得できていますか」「繁忙期や土日を含めた希望休のルールはどうなっていますか」

参考:スギ薬局 採用サイト|新卒採用|総合職

3位:富士薬品 117日

富士薬品は、2024年度実績として年間休日117日を公表しています。4週9休のシフト制に加え、夏期休暇、年末年始休暇、特別休暇、年次有給休暇などが用意されており、休日制度としては一定の充実度があります。

年間休日120日にはわずかに届かないものの、平均勤続年数や有給休暇取得率も公開しているため、休日数だけでなく長く働ける環境かどうかを総合的に判断しやすい企業です。薬剤師職でも年間休日117日が示されている点は、勤務条件を見るうえでの参考になります。

転職活動での確認ポイント

  • 希望条件:年間休日120日以上を必須にするか、117日でも通勤時間・希望休・有給休暇の取りやすさを含めて判断するかを決める
  • 求人票:4週9休、夏期休暇、年末年始休暇、特別休暇のうち、どこまでが年間休日117日に含まれるかを確認する
  • 面接質問:「4週9休は配属予定店舗でどのように組まれますか」「夏期・年末年始休暇は何日あり、連続して取得できますか」

参考:富士薬品 新卒採用|総合職採用 募集要項

休日数を見たら、次は入社後に定着しやすい企業かどうかを離職率から確認しましょう。

長く続けられる職場を選ぶための「離職率」ドラッグストアランキング

離職率は、入社後に定着しやすい企業かを見るための大切な数字です。
ただし、主要各社で「新卒3年以内離職率」が同じ形式で公表されているとは限りません。ここでは、公開されている新卒入社3年後の離職率、または正社員離職率を参考指標として比較します。

1位:スギホールディングス 4.9%(正社員離職率)

スギホールディングスは、2024年度の正社員離職率を4.9%と公表しています。新卒3年以内離職率そのものではありませんが、正社員全体の離職が低いことは、職場への定着度を考えるうえで参考になる数字です。

離職率が低い企業は、教育体制や配属後のフォロー、キャリア支援が機能している可能性があります。登録販売者として長期的に働きたい場合は、離職率に加えて、配属店舗の人員体制や希望休の取りやすさ、店長以外のキャリアパスも確認しておきましょう。

転職活動での確認ポイント

  • 希望条件:長く働けることを優先するなら、離職率の低さだけでなく、地域限定勤務、希望休、教育体制、店長以外のキャリアのうち何を重視するか整理する
  • 求人票:4.9%は正社員全体の数字のため、中途入社の登録販売者や配属予定店舗にも当てはまるかを分けて確認する
  • 面接質問:「中途入社の登録販売者が退職する主な理由は何ですか」「入社後1年間の研修や面談、配属後のフォローはどのように行われますか」

参考:スギホールディングス|データ・資料

2位:ツルハホールディングス 6.18%(正社員離職率)

ツルハホールディングスは、2026年2月期の正社員離職率を6.18%と公表しています。こちらも新卒3年以内離職率ではなく正社員全体の離職率ですが、公開データで確認できる範囲では比較的低い水準です。

同社は人事データとして、有給休暇取得率や女性管理職比率もあわせて公開しています。退職の少なさだけでなく、休みやすさや女性のキャリア形成など複数の指標を見比べることで、自分に合った働き方ができるか判断しやすくなります。

転職活動での確認ポイント

  • 希望条件:定着のしやすさに加え、有給休暇の取りやすさ、勤務地の範囲、女性のキャリア支援のうち何を優先するか整理する
  • 求人票:6.18%は正社員全体の数字のため、実際に雇用されるグループ会社・店舗ブランド・地域と、中途登録販売者の状況を確認する
  • 面接質問:「希望エリアや店舗ブランドで退職理由に違いはありますか」「中途入社者への研修・面談と、本人希望による店舗異動の仕組みを教えてください」

参考:ツルハホールディングス|人権・雇用・労働

3位:マツキヨココカラ&カンパニー 31.0%(新卒入社3年後の離職率)

マツキヨココカラ&カンパニーは、新卒入社3年後の離職率を31.0%と公表しています。正社員離職率と直接比較はできないものの、新卒入社後の定着状況を把握できる貴重な開示データです。

新卒3年後の離職率は、入社前後のギャップや配属後のサポート体制を考えるうえで参考になります。ただし、同社は平均勤続年数が長く、女性管理職比率も比較的高い企業であるため、離職率だけでなく、長期的なキャリア形成のしやすさもあわせて見ることが大切です。

転職活動での確認ポイント

  • 希望条件:31.0%は新卒入社者の数字と理解したうえで、中途入社後の教育、配属先との相性、長期的なキャリアのどれを重視するか整理する
  • 求人票:新卒向けの離職率だけで応募先から外さず、自分が応募する職種・採用区分・勤務地での定着状況や平均勤続年数も確認する
  • 面接質問:「新卒入社3年以内の主な退職理由と改善策を教えてください」「中途入社の登録販売者に対する初年度の研修・面談・配属後フォローはどのようになっていますか」

参考:マツキヨココカラ&カンパニー|HESGデータブック

離職率で定着のしやすさを見たら、次は社員がどれくらい長く働いているかを確認しましょう。

10年先まで働ける?平均勤続年数で見るドラッグストアランキング

10年先まで働ける?平均勤続年数で見るドラッグストアランキング

平均勤続年数は、社員がどれくらい長く働いているかを知るための目安です。

ここでは、各社が公開している平均勤続年数をもとに、長く働き続けやすい企業かを比較します。

1位:マツキヨココカラ&カンパニー 13.5年

マツキヨココカラ&カンパニーは、2025年3月期の平均勤続年数を13.5年と公表しています。ドラッグストア業界のなかでも長めの水準であり、長期的に働く社員が一定数いることがうかがえます。

平均勤続年数が長い企業は、制度面だけでなく、配属後の働きやすさやキャリア継続のしやすさが整っている可能性があります。登録販売者として長く働きたい方は、平均勤続年数に加えて、異動範囲や役職登用、育児・介護との両立制度も確認するとよいでしょう。

転職活動での確認ポイント

  • 希望条件:10年以上働く前提で、転勤範囲、店長・本部職へのキャリア、育児・介護との両立のうち何を優先するか整理する
  • 求人票:13.5年は会社全体の平均のため、中途入社の登録販売者、勤務エリア、店舗ブランドによる違いがないか確認する
  • 面接質問:「中途入社の登録販売者が5年後・10年後に選べるキャリア例を教えてください」「転居を伴う異動の範囲や、地域限定勤務への変更は可能ですか」

参考:マツキヨココカラ&カンパニー|HESGデータブック

2位:富士薬品 10年8ヶ月

富士薬品は、2026年3月末現在の平均勤続年数を10年8ヶ月と公表しています。10年を超える勤続年数があることから、一定期間継続して働く社員が多い企業と考えられます。

同社は有給休暇取得率や育児休業復帰率なども公開しており、働き続けやすさを複数の数字から確認できます。休日数や残業時間だけでなく、長く働ける環境かを見たい登録販売者にとって、参考にしやすい企業です。

転職活動での確認ポイント

  • 希望条件:勤続10年以上を目指すなら、有給休暇、育児からの復職、店舗勤務の負担、将来の職種変更のうち何を重視するか整理する
  • 求人票:10年8ヶ月がどの会社・職種を対象にした平均かを確認し、中途入社の登録販売者やドラッグストア店舗勤務者の実態と分けて見る
  • 面接質問:「登録販売者や店舗勤務者の平均勤続年数は分かりますか」「育児休業から復職した後の配属・シフトと、店長以外のキャリア例を教えてください」

参考:富士薬品|数字で見る富士薬品

3位:スギホールディングス 8.6年

スギホールディングスは、2024年度の正社員平均勤続年数を8.6年と公表しています。1位・2位と比べると短めですが、同時に正社員離職率は4.9%と低く、直近の定着状況は比較的安定していると見られます。

平均勤続年数は、過去の採用数や店舗拡大の影響も受けるため、数字だけで単純に良し悪しを判断するのは避けたいところです。配属エリアや職種、キャリアパスによって働き方は変わるため、面接時には具体的な配属後の働き方も確認しましょう。

転職活動での確認ポイント

  • 希望条件:8.6年という順位だけで判断せず、直近の定着状況、配属エリア、教育体制、昇進の速さのうち自分が重視する条件を整理する
  • 求人票:平均勤続年数は店舗拡大や採用人数の影響を受けるため、中途登録販売者の定着状況、採用区分、勤務地の変更範囲も確認する
  • 面接質問:「平均勤続年数が8.6年で、直近の離職率が低い背景を教えてください」「中途入社の登録販売者は、入社後どのように配属・異動・昇進していきますか」

参考:スギホールディングス|データ・資料

平均勤続年数を確認したら、次は女性がキャリアを築きやすい環境かどうかを見ていきましょう。

産休・育休後もキャリアを続けたい女性登録販売者向け|女性管理職比率ランキング

女性がキャリアを築きやすいかを知るには、女性管理職比率も参考になります。
ここでは、各社の女性活躍に関する公開情報を比較し、長く働ける環境かを見ていきます。

1位:ツルハホールディングス 24.64%

ツルハホールディングスは、2026年2月期の女性管理職比率を24.64%と公表しています。店長、薬局長、係長級以上を対象にした数値であり、女性が現場や組織運営の中核を担っていることが分かります。

女性管理職比率が高い企業は、ライフイベント後もキャリアを継続しやすい体制づくりに取り組んでいる可能性があります。女性登録販売者が長く働くなら、産休・育休の取得実績や復職後の働き方に加え、店長や本部職を目指せるかも見ておきましょう。

転職活動での確認ポイント

  • 希望条件:店長・薬局長を目指すのか、本部職や専門職を目指すのか、育児中も管理職を続けたいのかを整理する
  • 求人票:24.64%は店長・薬局長・係長級以上を含むため、応募するグループ会社・店舗ブランドで登録販売者が目指せる役職と昇進条件を確認する
  • 面接質問:「女性登録販売者が店長やエリア職へ昇進した事例を教えてください」「育児休業から復職後、時短勤務や遅番免除を利用しながら管理職を続けられますか」

参考:ツルハホールディングス|人権・雇用・労働

2位:マツキヨココカラ&カンパニー 22.9%

マツキヨココカラ&カンパニーは、2025年3月期の女性管理職比率を22.9%と公表しています。女性社員が多い小売業のなかでも、管理職登用の状況を数値で確認できる点は、キャリアを重視する女性登録販売者にとって参考になります。

同社は平均勤続年数も13.5年と長めで、働き続けながらキャリアを積む社員が一定数いることがうかがえます。休みやすさだけでなく、役職登用や教育制度まで確認すると、自分に合う職場か判断しやすくなるでしょう。

転職活動での確認ポイント

  • 希望条件:店舗管理職、エリア職、本部職、専門職のどの方向へ進みたいか、昇進と働き方の両立をどこまで重視するか整理する
  • 求人票:22.9%は会社全体の数字のため、応募する店舗ブランドや職種での女性店長比率、昇進試験、転勤条件を確認する
  • 面接質問:「女性登録販売者が管理職になるまでの一般的な年数と評価基準を教えてください」「産休・育休から復職した社員が管理職へ昇進・復帰した事例はありますか」

参考:マツキヨココカラ&カンパニー|HESGデータブック

3位:クリエイトエス・ディー 20.2%

クリエイトエス・ディーは、店長・薬局長を含む役職者に占める女性比率を20.2%と公表しています。女性社員の多くが薬剤師・栄養士・登録販売者などの専門資格を持ち、店舗運営や接客相談などの基幹業務を担っている点も特徴です。

さらに、2030年度までに役職者に占める女性比率を30%以上にする目標も掲げています。現時点の比率だけでなく、今後の女性登用に向けた方針が示されているため、女性がキャリアを築きやすい企業かを判断する材料になります。

転職活動での確認ポイント

  • 希望条件:店長・薬局長など店舗の役職を目指すのか、資格を生かす専門職を続けたいのか、昇進支援と家庭との両立のどちらを重視するか整理する
  • 求人票:20.2%は店長・薬局長を含む「役職者」の比率のため、役職の範囲、登録販売者の昇進条件、役職手当や転勤の有無を確認する
  • 面接質問:「女性役職者20.2%のうち、店長・薬局長・登録販売者はどの程度ですか」「2030年度の30%目標に向けて、研修・登用・育児との両立でどのような取り組みをしていますか」

参考:クリエイトエス・ディー 採用サイト|数字で見るクリエイトエス・ディー

各社の数字を比較したら、次は求人票や面接でホワイト企業を見極めるポイントを確認しましょう。

転職前に必ずチェック!登録販売者がドラッグストアのホワイト企業を見極めるポイント

転職前に必ずチェック!登録販売者がドラッグストアのホワイト企業を見極めるポイント

ホワイト企業かどうかは、知名度だけでは判断できません。ここでは、求人票・面接・店舗見学で、自分の希望に合う会社かを整理するためのポイントを紹介します。まずは、当てはまる項目の□にチェックを入れましょう。

  • □ 同じ求人が常に掲載されておらず、募集理由を説明できる
  • □ 20代から50代以上まで、幅広い年齢層の社員が働いている
  • □ 離職率や平均勤続年数を確認でき、退職理由も説明してもらえる
  • □ 残業時間の集計方法と残業代の支給単位が明確になっている
  • □ 年間休日、有給休暇、希望休、連休の運用を具体的に確認できる
  • □ 育休・時短勤務・子の看護等休暇に、実際の利用実績がある
  • □ 配属予定店舗の資格者数、休憩交代、欠員時の応援体制を確認できる

チェックが付かない項目が3つ以上ある場合は、すぐにブラック企業と決めつけるのではなく、その項目を面接質問に変えて確認しましょう。たとえば「希望休は月に何日出せますか」「登録販売者が一人になる時間帯はありますか」と聞くと、自分が働く場面を具体的にイメージできます。

求人票を出す頻度

求人票を頻繁に出している企業は、社員の定着率が低い可能性があるため注意が必要です。人手不足や職場環境の問題が背景にあることも多いため、求人頻度が高いかどうかは重要なチェックポイントです。

社員の年齢

幅広い年齢層の社員が在籍している職場は、働きやすさの指標になります。年齢層が多様であるほど職場の定着率が高く、環境が安定しているといえるでしょう。

離職率

離職率は職場環境の健康状態を示す重要な指標です。高い離職率は、過度な負担や人間関係の問題を抱えている可能性があります。反対に低い離職率は、職場の風通しがよく働きやすい証拠として評価できます。

残業代や残業時間に関する規定

残業代の支給や残業時間の上限を明確に規定している企業は、労働時間管理が徹底されている証拠です。規定が曖昧な職場はトラブルの原因になりやすいため、入社前にしっかり確認しておきましょう。

福利厚生の充実度

育児支援や資格取得支援などの福利厚生が充実している企業は、社員を大切にする姿勢が伺えます。制度の有無だけでなく、実際に利用されているかを確認すると、より実態が見えてくるはずです。

コンプライアンスに対する意識

法令遵守やハラスメント対策に積極的な企業は、安心して働ける環境を整えているといえます。就業規則や研修の充実度をチェックし、コンプライアンス意識の高い職場かどうか見極めましょう。

年間休日数

年間休日数は、働きやすさを判断する基本的な指標です。ドラッグストアはシフト制が多いため、土・日曜、祝日が休みかどうかよりも、年間でどれくらい休めるかを見ることが大切です。120日以上あれば、休日数としては比較的多い水準と考えやすいでしょう。

ただし、休日数が多くても、人員不足で休日出勤が多い職場では負担が大きくなります。求人票では、年間休日数、月間休日数、希望休の通りやすさ、連休取得の可否をあわせて確認しましょう。

有給休暇取得率

有給休暇取得率は、休みやすさを判断する重要な指標です。取得率が高い企業は、会社として有給取得を推進している可能性があります。ただし、全社平均が高くても、店舗やエリアによって取りやすさに差が出ます。

確認するときは、有給取得率だけでなく、配属予定店舗の人員体制、繁忙期の休みやすさ、連休取得の可否も見ておきましょう。面接では、急な休みに対応できる体制があるかを聞くと、働きやすさを具体的に判断できます。

女性管理職比率やえるぼし認定

女性登録販売者が長く働ける企業を選ぶうえでは、産休・育休などの制度があるかだけでなく、実際にキャリアを続けやすい環境が整っているかを確認することが大切です。たとえば、女性管理職比率が高い企業は、女性が店長やエリアマネージャーなどを目指しやすく、ライフイベント後も働き続けやすい体制づくりに取り組んでいる可能性があります。

えるぼし認定の有無も、女性活躍への取り組みを知る目安です。えるぼし認定とは女性活躍推進法に基づき、女性の活躍推進に関する取り組みが優良な企業を認定する制度です。えるぼし認定されている企業は、公的に「女性が活躍しやすい」と認められています。

店舗の雰囲気や整理整頓状況

数字だけでは分からない職場環境は、実際の店舗を見ることで判断しやすくなります。売場が整理されている、スタッフ同士の連携が取れている、接客の雰囲気が落ち着いているといった店舗は、運営が安定している可能性があります。

反対に、商品が乱れている、スタッフが常に慌ただしい、欠品や品出し遅れが目立つ店舗は、人員不足や業務過多のサインかもしれません。応募前に希望エリアの店舗を見に行くと、求人票だけでは分からない実態を確認できます。

ホワイト企業の見極め方を押さえたら、次は避けたいブラック企業の特徴も確認しておきましょう。

こんなドラッグストアは要注意!ブラック企業の特徴と見分け方

ホワイト企業を見極めるには、良い条件だけでなく、避けるべき企業の特徴も知っておくことが大切です。ドラッグストアは店舗ごとに人員体制や忙しさが異なるため、会社全体のイメージだけで判断すると、入社後にギャップを感じる可能性があります。

ここでは、残業時間や人員不足、推奨品販売・ノルマなどの観点から、ブラック企業にありがちな特徴と見分け方を解説します。

残業時間が極端に多く、サービス残業が常態化している

厚生労働省のガイドラインでは、使用者には始業・終業時刻を確認・記録し、労働時間を適正に管理する責務があると示されています。また、賃金不払残業は労働基準法に違反します。以下のようなドラッグストアは要注意です。

  • 実際の労働時間が勤怠記録に反映されない
  • 残業代が支払われない
  • 残業申請を控えるよう求められる

ドラッグストアでは営業時間が長い店舗も多く、早番・遅番のシフトに加えて、棚卸しや欠員対応、繁忙期の品出しなどで負担が偏ることがあります。

求人票に「残業少なめ」と書かれていても、実際の働き方までは分かりません。応募前には、月平均残業時間だけでなく、繁忙期の残業時間、店長や管理者の残業実態、残業代の支給単位なども確認しておきましょう。面接では「残業代は何分単位で支給されるか」「人員不足時の応援体制はあるか」などを聞くと、勤務管理への考え方を把握しやすくなります。

参考:厚生労働省「労働時間の適正な把握のために使用者が講ずべき措置に関するガイドライン」

求人票の「条件のよさ」を実態に置き換えて確認する

求人票では魅力的に見える表現でも、店舗ごとの運用まで同じとは限りません。次のように、抽象的な言葉を具体的な質問に置き換えると、入社後のすれ違いを減らせます。

  • ・「残業少なめ」→ 繁忙期、店長・店舗管理者、開店前・閉店後の作業も残業時間の集計に含まれるか
  • ・「シフト相談可」→ 早番・遅番と土日出勤は月に何回か、固定休は可能か、シフトは何日前に確定するか
  • ・「年間休日120日」→ 公休だけの日数か、有給休暇の計画的付与などを含むか
  • ・「育休・時短実績あり」→ 復職後に遅番を免除できるか、子どもの急病時に誰が交代するか、希望店舗で働き続けられるか
  • ・「登録販売者手当あり」→ 支給条件と金額、店舗管理者になることが条件か、一人資格者のシフトがどの程度あるか
  • ・「資格を生かせる」→ 医薬品相談や研修に使える時間があるか、推奨品の販売目標が個人ノルマになっていないか
  • ・「配属を考慮」→ 初回配属だけか、将来の転勤範囲や異動頻度はどうか

求人票は募集時の条件を示すもので、採用時の最終的な労働条件は労働条件通知書などで確認する必要があります。2024年4月からは、募集時にも業務内容・就業場所の変更範囲や、有期契約の更新基準などの明示が必要です。面接中に条件が変わった場合も、その変更内容の明示が求められます。内定を承諾する前に、求人票、面接での説明、労働条件通知書の3つを照らし合わせ、違いがあれば書面やメールで確認しましょう。

参考:厚生労働省「労働条件の明示」
参考:厚生労働省「職業安定法施行規則改正|労働条件明示等」

人員不足で登録販売者に業務が集中している

登録販売者は医薬品販売に関わる専門職ですが、実際の店舗ではレジ、品出し、売場づくり、発注、接客、クレーム対応など、幅広い業務を担当することがあります。人員が足りない店舗では、こうした業務が一部のスタッフに集中しやすく、休憩が取りにくい、希望休が通りにくい、急なシフト変更が多いといった問題につながる可能性があります。

求人票だけでは、店舗ごとの人員配置や現場の忙しさまでは分かりにくいものです。応募を検討している企業がある場合は、希望エリアの店舗を実際に見に行き、売場の状態やスタッフの動き、レジ対応の様子を確認してみるとよいでしょう。「常に求人が出ている」「店内の商品が乱れている」「スタッフが常に慌ただしそう」といった場合は、人員不足や業務過多のサインかもしれません。

推奨品販売やノルマの圧が強すぎる

ドラッグストアでは、推奨品やキャンペーン商品、プライベートブランド商品の販売目標が設定されることがあります。販売目標そのものが悪いわけではありませんが、未達時に強く責められる、自腹購入を求められる、お客さまの症状に合わない商品をすすめる空気がある場合は注意が必要です。

登録販売者は、お客さまの症状や生活状況に合わせて医薬品を提案する職種です。そのため、売上目標の達成ばかりを重視する環境では、専門職としての判断と会社の方針の間で働きにくさを感じる可能性があります。面接では「推奨品販売の目標はあるか」「個人ノルマか店舗目標か」「未達の場合はどのような扱いになるか」を確認しておきましょう。ホワイト企業を見極めるには、売上目標と登録販売者としての適切な提案が両立できる環境かを見ることが大切です。

いまの職場について、次の項目に当てはまるものがないか確認してください。

  • □ 個人ごとの販売数や売上額がノルマとして課されている
  • □ 未達のたびに人前で叱責される、反省文や報告書を求められる
  • □ 推奨品を自腹で購入するよう直接・間接に求められる
  • □ お客さまの症状や希望より、会社が売りたい商品を優先するよう求められる
  • □ 販売実績によって希望休、シフト、昇進、評価が不利になる
  • □ 販売を断ったり疑問を伝えたりすると、相談しにくい雰囲気がある

0個なら、現時点で強い販売圧のサインは目立ちません。1〜2個なら、指示の内容や頻度を記録し、店長や相談窓口へ運用を確認しましょう。3個以上、または自腹購入・症状に合わない商品の提案を求められる場合は、ブラックな体質を疑う強い注意サインです。改善されない場合は、異動や転職も含めて働き方を見直しましょう。

ブラック企業のサインを知ったら、次は女性登録販売者が長く働きやすい職場の特徴を見ていきましょう。

女性登録販売者がムリなく続けられるドラッグストアの条件

女性登録販売者がムリなく続けられるドラッグストアの条件

ドラッグストアは女性スタッフも多い業界であり、女性が長く働ける環境かどうかは重要な比較ポイントです。産休・育休制度があるかだけでなく、実際に取得しやすいか、復職後も無理なく働けるか、将来的に管理職を目指せるかまで確認する必要があります。

女性が働きやすいドラッグストアを選ぶ際は、制度の有無だけで判断せず、取得実績や復職率、女性管理職比率、外部認定の有無などもあわせて見ていきましょう。

産休・育休を取得しやすく、復職後の働き方も選びやすい

女性登録販売者が長く働くには、産休・育休制度の有無だけでなく、実際の取得実績や復職後の働き方が重要です。制度が整っていても、現場の人員不足や上司の理解不足によって取得しにくい職場では、安心して働き続けることができません。

求人票の「育休取得実績あり」という記載だけで、働きやすい職場とは判断できません。ドラッグストアの登録販売者は早番・遅番や土日勤務があるうえ、医薬品販売時間中は資格者の配置が必要なため、子どもの急な体調不良があっても交代要員がいなければ抜けにくいことがあります。

復職率や時短勤務制度に加えて、「早番・遅番を固定または免除できるか」「土日の勤務回数を調整できるか」「急な欠勤時に近隣店舗から応援を呼べるか」「自宅に近い店舗への配属を相談できるか」まで確認しましょう。制度があるかどうかではなく、家庭の事情に合わせたシフト調整が店舗で実際に運用されているかを見ることが大切です。

面接では「育休後に復職している社員は多いか」「復職後はどのような働き方をしている人が多いか」を聞くと、実態を把握しやすくなります。

女性管理職が一定数いて、キャリアの選択肢がある

女性管理職比率は、女性が店長やエリアマネージャー、本部職などを目指しやすい環境かを判断する材料です。女性スタッフが多い職場であっても、管理職の多くが男性に偏っている場合、昇進やキャリア形成が困難になる可能性があります。

女性管理職が一定数いる企業は、育児と仕事の両立支援や柔軟な働き方に取り組んでいるといえます。厚生労働省の調査では、令和5年度の係長相当職以上の管理職等に占める女性割合は15.1%、令和6年度は15.8%で。各社の女性管理職比率を見る際は、こうした全国平均と比べて高いか低いかも参考にするとよいでしょう。

女性が働きやすい職場かどうかは、休みやすさだけでなく、長期的にキャリアを築けるかも含めて判断することが大切です。

参考:厚生労働省|「令和 5年度雇用均等基本調査」の結果概要

えるぼし認定や健康経営など、外部評価を受けている

女性活躍の取り組みを見るときは、えるぼし認定や健康経営優良法人などの外部評価も参考になります。えるぼし認定は、女性活躍推進に関する一定の基準を満たした企業が受けられる認定であり、女性の採用や継続就業、労働時間、管理職比率などを確認する際の参考になります。

また、健康経営優良法人に認定されている企業は、従業員の健康管理を経営課題として捉え、働きやすい職場づくりに取り組んでいる可能性があります。ただし、外部認定があるからといって、すべての店舗が必ず働きやすいとは限りません。認定情報とあわせて、配属予定店舗の雰囲気、残業時間、有給取得率、育休取得実績なども確認し、自分に合った職場かどうかを見極めましょう。

まとめ|ホワイトなドラッグストアで働きたい登録販売者へ―自分に合う求人の探し方

登録販売者にとって働きやすい環境を選ぶことは、長く安心して働くために欠かせません。求人票の内容や社員の属性、労働時間や福利厚生など、企業を多角的に見て、自分に合うホワイト企業を探しましょう。ぜひ本記事を参考に情報を集めて、納得のいく職場選びに役立ててください。

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