1989年創業以来、資材館の展開や大型スーパー、ホームセンター運営を手掛けてきた株式会社カインズ。低価格で良質なオリジナルのプライベートブランド商品開発に力を入れ、お客様の多様なニーズに応えてきました。現在はスマートフォン対応の店舗案内システムの導入などデジタル化を加速させ、これからも選ばれるお店へと挑戦を続けていきます。

2004年にカインズに入社し、2016年に店長になりました。現在は店長として2店舗目となるモール内店舗で約130名のメンバーのマネジメントを担っています。
扱う商品が幅広いので、カテゴリーごとにグループ分けをしており、登録販売者は日用雑貨品のグループの中の医薬品販売エリアで接客を進めます。登録販売者にとって、医薬品の知識を生かして接客ができる点はカインズで働く魅力の一つだと思います。地域のファミリー層の利用が多く、「紹介していただいた薬で元気になりました」と改めて挨拶に来るお客様もいらっしゃいます。
接客対応で忙しいときには、ほかのカテゴリーのメンバーがフォローに入るなど、メンバー間の連携も多くあります。カインズは、社名の由来が「Kindness（優しさ・親切心）」であるように、協調性や思いやりのあるメンバーが多い。新薬の情報やお客様からの問い合わせ内容をこまめに共有し合いながら、何かあれば助け合う、というカルチャーがあります。

カインズでは、お客様のニーズに合わせてデジタル化を進めており、メンバーの働きやすさも常に改善されています。
例えば、希望商品が店内のどこにあるのかが分かるスマホでの案内サービス、POPを携帯端末で作成できる仕組みが導入されたことで、案内時間や作業時間が減り、よりじっくりと接客対応ができるようになりました。
また、メンバーのワークライフバランスを考え、残業時間を管理するのはもちろん、まとまった休暇（リフレッシュ休暇）を取るよう積極的に働きかけるようにしています。パートメンバーの休暇制度も社員同様、充実しており、仕事と家庭、生活との両立が働くモチベーションにつながるという考えを、全社で大切にしています。

株式会社カインズ
カインズなめがわモール店　店長

お客様一人ひとりの自分らしい暮らしをサポートするために、カインズでは、低価格で良質なＰＢ商品の企画・製造・販売（SPA：製造小売）に力を入れています。デザインや機能など、品質面で高い評価を得た商品が数多く生まれ、小売業では他社に抜きん出て多くの「グッドデザイン賞」を受賞。また、プロダクト部門では世界最高レベルと言われる「レッドドット・デザイン賞」や「iFデザイン賞」を受賞するなど、国内外で高い評価を得ています。低価格化を追求してスタートしたＰＢ商品づくりがカインズ独自の価値を創造し、提案できるレベルに達したと自負しております。今後も品質管理を徹底し、SPA企業としてさらなる高みを目指してまいります。

2020年3月、カインズは新たなビジョン「世界を、日常から変える。」を作りました。
ビジョン実現のためのコアバリューは「Kindnessでつながる」「創るをつくる」「枠をこえる」の３つです。カインズの社名の由来である親切心で働く仲間やお客様とつながりながら、前例にとらわれず常に新しいことに挑戦し続ける姿勢を大切にしています。

物販チェーン6社を中心に28社からなるペイシアグループの一員として、グループ機能を生かした、商品の共同開発や共同仕入れ、出店地の開発、情報の効率的活用などを推進しています。カインズやショッピングセンターのベイシアを核店舗に、グループ企業が集積するショッピングモールの開発は、地域のお客様に買い物の便利さ、楽しさを提供しています。出店は毎年平均３～４店舗ペースで拡大しており、通常店舗のほかにも日用品などに商品を絞った「スタイルファクトリー」や、資材のプロ向け会員制店舗「C’z Pro」などを展開しています。

カインズは店舗全体で幅広い商品を扱っていますが、登録販売者の皆さまには、基本的に医薬品売場をメインで担当していただきます。医薬品の説明やアドバイスに特化して接客ができるので、身に着けた医薬品の知識を生かして働くことができます。
「医薬品のご案内を通じて、お客様の健康に寄り添いたい」「お客様に合ったお薬をきちんと提供したい」と考える方には、当社の環境は非常に魅力的だと思います。

入社後には、年数回行われる外部研修への参加のほか、定期的に社内で医薬品のオンライン研修が開催されています。社内研修ではメーカーの方に講師になっていただき、最新の医薬品情報や、季節ごとにニーズの高まる商品のご案内ポイントなど、都度必要な知識をインプットすることができます。

カインズでは、お客様に接している現場の意見を大切にしています。
「もっとこうだったらいいのに」とメンバーが感じたときには、改善案や意見を投稿できる社内ツールがあり、それをもとに商品開発や商品改善、業務改善につながったケースもあります。デジタル化によるメンバーの業務負担軽減にも積極的に取り組んでおり、新しいことに挑戦するカルチャーを楽しんでいる方が多いですね。

1年に1回は技能判定があり、パートであれば専任社員（フルタイム勤務）への登用や、上位職である特定技能社員へのステップアップもあります。登録販売者の知識や経験を生かしてキャリアを重ねていきたい方に、ぜひお会いしたいと思っています。